とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

推し、登る 立石山

知り合いの、もうすぐ百名山氏。以前登場したすでに全山踏破を終えた百名山氏とはまた別の方だが、彼は学生の頃に地元九州の山々や北アルプスなどは登り終えており、銀行を定年退職する前後から一つ一つ登り潰しを始めている。昨年末は四国の剣山と石鎚山も…

2021年2月13日 九州自然歩道 85日目 鹿児島県霧島市国分敷根~霧島神宮 ここが日本発祥の地

今朝は桜島が真正面に見える海岸で6:00に目を覚ました。海抜は0メートル。暖かい。ただし、風が強く、撤収の際にはテントが飛ばされそうになる。錦江湾を隔てた桜島は美しいが、今日は笠雲がかかっている。たしか笠雲は天気が崩れるときの兆候。天気予報を見…

2021年2月12日 九州自然歩道 84日目 鹿児島県霧島市福山町狐ヶ丘高原~霧島市国分敷根 錦江湾の向こうに桜島がドーーン

今朝は遠くの方で巨人が振り回すブーメランの音で目が覚めた。風力発電用の風車は300m以上離れているというのに、耳障りな音だ。夜半にテント近くにイノシシが集餌のために来ていたようだが、ライトを一瞬点けたらその後は静かになった。これとは対照的に、…

2021年2月11日 九州自然歩道 83日目 鹿児島県鹿屋市高隈ダム~霧島市福山町福地狐ヶ丘高原 20機の風車の並ぶ稜線をのんびり歩く

今回の九州自然歩道トレッキングは鹿児島県鹿屋市郊外の高隈ダムからの再開。高隈ダムは鹿屋市の中心地区から北に15kmほどの景勝地である大隈ダムの南端にある。平日はこの地域には1日数便のローカルバスがあるが、土日祝日はバスの便がない。しかし幸運なこ…

2021年2月7日 九州自然歩道 82日目 鹿児島県垂水市大野原~鹿屋市高隈ダム 標高500mの高峠高原から大隈湖に向かってクールダウン

昨夜は廃校跡の校庭の片隅にテントを設置させて頂いたが、一晩中、飛行機が上空を通過するような音が聞こえていた。桜島の噴火の音だろう。ここから火口までは北西に直線距離で12km。細かな火山灰も間断なく降り続いているようで、上下の歯を噛みしめるとジ…

2021年2月6日 九州自然歩道 81日目 鹿児島県鹿屋市今坂~御岳~大箆柄岳~垂水市大野原 まぢキツかった高隈山系縦走の運動強度はフルマラソン超え

今回の九州自然歩道トレッキングは、鹿児島県鹿屋市の市街地から高隈山系の縦走。距離が20kmを越えるほど長く、海抜数十メートルの市街地から1000mを越える尾根を数キロにわたって歩き、さらには標高差も結構あるタフなコース。土曜日の始発で福岡の自宅を出…

2021年1月31日 九州自然歩道 80日目 鹿児島県鹿屋市横尾岳~鹿屋市今坂 鹿屋の思い出は薔薇の香りと櫻の花

昨夜は標高420mほどの横尾岳公園にテントを設営した。夜中にテントを出て空を見上げた。月齢は16.9日で非常に明るく、ライトなしで芝生の上を走ることができそうなほどだった。オリオン座が天頂近くに輝いていた。月明かりがあるにもかかわらず、オリオン座…

2021年1月30日 九州自然歩道 79日目 鹿児島県鹿屋市吾平~横尾岳 神話の里から鹿屋を一望できる岡の上に

今回の九州自然歩道トレッキングは、鹿児島県鹿屋市吾平からの再開。現地までの交通はなかなか難易度が高く、博多から始発の新幹線で鹿児島中央駅に向かい、バス、フェリー、バス、バスと乗り継いで、10:58に吾平町バス停に到着した。本日のルート上には補給…

2021年1月24日 九州自然歩道 78日目 鹿児島県肝属郡錦江町花瀬~鹿屋市吾平 ちはやふる神代も知らず雨の中我濡れそぼり吾平を歩く

今朝はキャンプ場のテントの中で、雨の音で目が覚めた。幸い屋根があるので直接雨がテントに降り注ぐわけではないが、土砂降りといってよいほどの雨が降っている。やっぱりここに泊まってよかった。こんなに降りしきっていたら、地面の上に張ったテントの中…

2021年1月23日 九州自然歩道 77日目 鹿児島県肝属郡南大隅町根占~肝属郡錦江町花瀬 花瀬公園で雨に打たれて忍法川渡りの術

福岡の自宅のベッドで目が覚めた。今日は土曜日。カーテンの隙間から見える外はまだ真っ暗な4:30。窓の外からは雨の音が聞こえる。今日は歩きたくない。冬の雨の日に一日中山道を歩くなんて、ゾッとする。そのうえ、歩いた後には雨に濡れた地面の上にテント…