2019年9月22日　九州自然歩道　5日目　添田町田代～英彦山 - とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

九州自然歩道#3　源じいの森～英彦山　2日目　2019年9月22日

　5:30ごろにテントの中で目が覚める。昨夜は一晩中、鹿の鳴き声が聞こえていた。台風の影響で、雨はしっかり降りしきっている。ただし、山間部のせいか、風はあまり感じない。電波は圏外のため、天気予報にはアクセスできない。小降りになったタイミングで、テントを撤収し、7:18に本日の行動開始。

f:id:nayutakun:20191003204024j:plain — 田代集落から油木ダムに向かう道　一昨年の豪雨の影響で荒れ果てている

　田代集落から先の九州自然歩道はまったく整備されておらず、標識もあまりなく、山道には間伐材や風雨で倒れた木が無残に転がっている。2kmほど進んだところでまったく道がついていないところに出てしまい、やむなく地図を頼りに川沿いに進む。しばらく川沿いに進んだところで、川の向こう側に歩道が見えたため、瀬を超えて、歩道に出た。ここまでのコースは整備状況が最悪。3km地点ぐらいから道路工事の重機が入っており、九州自然歩道のはずのところは、舗装路にすべく工事中になっている。工事中の舗装路をすすみ、迫田集落には9:10、8km地点の油木ダムの堰堤には9:50に到着した。いちおうは観光地を目されている油木ダムに自販機がないものかと探したが、設置されておらずがっかり。そのまま油木ダムの西岸を内山に向かって進む。

f:id:nayutakun:20191003204153j:plain — 油木ダムのダム湖　美しい

　内山には小学校があるので、ここには自販機があるはずと、ダム湖にかけられた橋を渡ってみるが、ここにも見当たらず。さらに11km地点神田まですすみ、ようやく自販機を発見し、水分補給ができた。同所には愚円の庄というレストランがあるはずで、見つけたものの本日休日の看板が掛けてあった。神田で11:00から11:30まで飲料水を補給し、休憩。行動食のミックスナッツもお腹に入れた。

　15km地点の道元には12:00に到着。ここから舗装路を離れ、3km先の坂本まで山道となる。分岐点近くに自販機があったため、近くの農協施設のベンチで休憩して、飲料水を追加してから山道に進む。13:30に18km地点の北坂本に到着。ところがここから九州自然歩道の入り口がわからない。しばらく行きつ戻りつして、英彦山観光りんご園で尋ねると親切に教えてくれた。

f:id:nayutakun:20191003204325j:plain — 英彦山観光りんご園　新しい品種の栽培にも意欲的に取り組んでいる

　ここのジョナゴールドが絶品。スーパーで売られているジョナゴールドとは全く違う味。聞いてみると、発色が不十分かと思われるような早めに収穫すると、歯ごたえと酸味が残り、ジョナゴールドの甘みと相まって美味しくなるとのこと。この農園では、他にもフジ、秋映、シナノゴールド、シナノスイート、シナノドルチェ、紅玉など、いろいろな品種を栽培している。いずれ、ジョナゴールド以外のりんごも試してみたいと思った。すてきな若夫婦の運営するりんご園だ。新品種へのトライも盛んに行っている。また訪れてみたいところができた。

f:id:nayutakun:20191003204503j:plain — 英彦山神社のシンボル　銅の鳥居

　りんご園で教えてもらった英彦山への石畳の道を進み、14:30に英彦山の観光案内所に到着。ここからは舗装道路を使って英彦山の銅の鳥居に到着。ところがこの近隣には飲食店がない様子。やむなく1.6km先の英彦山温泉しゃくなげ荘まで歩く。15:30に到着し、着替えて食事を済ませる。食事は、鯉こく、アマゴのフライ、鯉の洗いのついた豪華版で1200円。食事の後でゆっくりと温泉に浸かる。温泉には先客はわずかに2名。ゆっくり温泉を楽しむことができた。