天気予報では明日は雨。これを聞いて、明日は唐津まで歩いてみようと決めた。なぜならば、雨を弾き、汗を外に逃がすというGore-Texのトレッキングシューズを買ってしまったから。Salomon製2万6千円也。どうせ使うんなら、雨の日に使ってみたい。それから、前回の志賀島10kgバーベルの教訓から、バックパックも購入。好日山荘の店員さんお勧めのKarrimor 30L。これは肩ベルトにしっかりしたパッドが入っており、ウェストベルトの幅が広くて、荷重が腰に分散される。今回は、たぶん使うことはないだろうと思いながらも、ツェルト、シュラフカバー、コンロ、コッフェルなど、いつでもテントで寝てやるぜという態勢を整えて、合計13kgの荷物を持って出かけることとした。
ということで、今回も福岡市営地下鉄に乗り、8:00に筑前前原駅に到着。8:30には地元でとりめしが人気のレストラン ドライブイン鳥の前を通過。
1時間ほどで加布里の海岸線に到着。可也山が海の向こうに見え、いまにも雨が降り出しそうだが、まだ降り始めてはいない。しかし、二丈、深江あたりの海沿いの道路は景色がいい。右手に可也山、左には二丈岳。ところどころ歩道がなく、交通量が多いのが玉に瑕だ。
二丈の町並みに入る手前に気になるカレー屋を発見。9:50と時間が早く、まだ営業を始めていない様子だが、気になる。機会があったら食べてみたい。
15km地点の福吉を超えた辺りから交通量は減り、景色がさらに楽しめる。沖合には姫島が見える。このあたりからポツポツと雨が降ってきたため、大学生の時に山登りに使っていたレインコート 東レのエントラントの上下を取り出して着用開始。ときどきまとまった雨が降っては小雨になるのを繰り返す。
14:45に虹ノ松原の開始地点である浜崎に到着。市街地の入口近くに浜崎名物けーらんという看板が気になったので写真撮影。店内を覗くと、お餅で餡を包んだ和菓子系スイーツのよう。
浜崎からは砂浜に進み、虹ノ松原の防風林前の踏みしめられた砂道を歩く。この弧状の白砂青松が唐津まで続く景色はなんど見ても素晴らしい。
雨の中をさらに歩き続け、17:00に唐津に到着。唐津城がお出迎えしてくれる。
ここでレインコートを脱いで、異変が発生しているのに気がついた。青いのだ、身体が。レインコートから色素が大量に染み出てきている。
レインコートの下を脱いでみたら、ジーンズも真っ青に染まっている。およそ35年前に購入した東レのエントラント製のレインコートだが、さすがに顔料が遊離し始めたと見える。上下ともにブルーマンになってしまい、佐賀県で唯一残っている銭湯の寿湯で色素を落とし、新しい服に着替えて、唐津市内のゲストハウスに宿泊することとした。
2019年6月29日 曇り時々雨 気温24/20 筑前前原駅8:13 唐津17:00 距離31.68 行動時間6:50 平均速度4.8km/h 補給可能地はルート上に多数存在