とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

二丈岳 今年の初登山は好天

 正月は食べてはゴロゴロという毎日で、刺激がない。そろそろ山に登りたくなってきた。

 1月2日の今年の初登山は、日帰り登山に最適な糸島の二丈岳とすることとして、おせちの残り物とおにぎり、フルーツの山弁当の準備をした。自宅から32kmの登山口のゆらりんこ橋まで自動車で出発。登山口のゆらりんこ橋には自動車が40台ぐらい停められる広い駐車場とトイレがある。

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ゆらりんこ橋の駐車場

 糸島市の加茂ゆらりんこ橋は、橋長100mほどの一本のワイヤーでつられたつり橋。ゆらりんこというほどには揺れない。加茂集落の最上流部にかけられており、橋のたもとには甘夏が栽培されている。

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1本ワイヤー構造のつり橋

 12:00にゆらりんこ橋を渡り、登山道に入る。登山道は二丈渓谷と呼ばれる加茂川の源流に沿った道。苔のついたゴロゴロ石がきれいな渓谷で、よく整備されている。この山道は、夏も涼しく気持ちがよい。

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加茂川の源流に沿った登山道

 30分ほど登った登山道の脇にあるのが明神の滝。

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明神の滝

 そこから10分ほど登ると、貯水池の脇に小さな社の神社がある。ここには水場がある。

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中腹の神社

 貯水池に沿った道を7,8分歩くと、左側に二丈岳の登り口が見える。まっすぐ進むと木の香ランドキャンプ場。登り口からは杉の木立の中を進む。

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杉の木立の中を進む

 30分ほどで標高711mの二丈岳の頂上にたどり着く。到着時刻は13:15。

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二丈岳山頂

 山頂には国見岩と呼ばれる巨石があり、登山客はここで周りの景色を楽しんでいる。

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山頂の国見岩

 二丈岳は頂上から360°の眺望が得られる。北は玄界灘を望む絶景。東には糸島市の市街地が見え、西には女岳、浮嶽と唐津市、南には七山の山々が望まれる。

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北には玄界灘糸島半島

 この山には二丈岳城とも呼ばれた深江岳城がかつて築かれており、いまでも山頂付近には石積が見られる。

 山頂には30分ほど滞在し、昼食をとったのちにふたたびゆらりんこ橋の登山口まで戻った。今日は1日を通じて晴れ。風もほとんどなく、快適な山行であった。

 本日は、登山の後には25kmほど離れた佐賀市の七山まで足を延ばし、温泉ななの湯に浸かって、ゆっくりと手足を伸ばしてから家路についた。

 2020年1月2日 二丈岳登山 晴れ 気温13/4 歩行距離 4.9km。消費エネルギー 427kcal。高低差 592m。