とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

楽しいDIY キッチンの蛇口のカートリッジを交換してみた

 最近、キッチンにいる時間が長くなったせいか、水道の蛇口からポタリポタリと水滴が落ちるのが気になるようになってきた。レバーをグイッと下に降ろせばなんとか止まるのだが、気を抜いているとまた、ポタリポタリと雫が落下する。

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 キッチンの冷蔵庫には、ときどきポストに投函されている「水回り救急病院」みたいな電話番号が記載されたマグネットが貼り付けてある。電話してみようかなと思ったが、ふと考えて止めた。家にいる時間の長い今なら、自力でできるかもと思ったからだ。

 水栓に貼付された型番のシールを確認する。TOTOの製品だ。

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 この型番で検索すると、自力で水漏れを修理した動画がみつかった。水漏れの症状は動画と同じ。おそらくフィルター交換が必要な状態。また、作業自体もそれほど難しくなさそうだ。

 動画を見てみて、水栓の直下に水道の元栓があり、容易に閉めることができれば大惨事に至ることはなさそうだと確信した。キッチンのシンクの下を確認すると蛇口を発見。これで自力でやらない理由はなくなった。

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 次に交換すべきフィルターが入手可能か検索してみた。Amazonに出品されている。それほど高価なわけではない。注文すると翌々日には自宅に届いた。

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 同梱品を確認。フィルターの他にパッキン2つとバネが2つ。動画で見たのと同じで安心した。キッチンの水栓の型番は、使用対象製品リストの型番と一致している。

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 さて、作業開始。まずはシンクの下の蛇口をひねり、水を止める。これで、万が一の時に浸水が生じるようなことはなくなる。

 レバーハンドルを取り外す。これは真上に引っ張るだけで意外に簡単に外れた。考えてみたら、ふだんの日常では、こんな動かし方はしないだろうと想定されるから、このぐらい簡単に取り外しができてよいのだなと納得。

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 次にストッパーの取り外し。ストッパーとは、カートリッジ本体の上に配置する歯車状の部品で、これも先端のとがったもので引っかけたら簡単に取り外せた。

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 その次がカートリッジ押さえの取り外し。金属製のカバーの部分で、手でグイッと回したら簡単に廻って、外すことができた。

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 カートリッジ押さえを水栓から取り外すとカートリッジ本体が見えた。

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 先端を指でつまんで持ち上げると簡単に外れた。

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 カートリッジの下には2カ所の穴が開いており、ぞれぞれにパッキンとバネが挿入されているはず。0.9mmのワイヤーの先端をペンチで曲げて、取り出すための機材を自作した。これを使用して古いパッキンとバネを撤去した。

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 不思議なことに、1つの穴からはパッキンとバネの両方が回収されたが、片方の穴からはパッキンは取り出せたもののバネは見つからない。ひょっとしたら最初から装着されていなかったかな?

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 それから、バネとパッキンを自作のワイヤー機材に通して、穴の中に装着。このワイヤーがないと、直視できない穴の中に順番通りにバネとパッキンを装着するのは困難。

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 2つの穴にそれぞれバネとパッキンを装着した後、新しいフィルターを装填。フィルターには切れ込みが付けてあるので、方向を間違えることはない。

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 再び、フィルター押さえの金属部分を回して装着。最後にストッパーのプラスティックを歯車が噛み混むように押し込む。

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 レバーハンドルを装着。

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 シンクの下の蛇口を解放したのち、水が出ることを確認。

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 お湯の方も問題なく出ることを確認。

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 ハンドルを降ろすと水はピタッと止まる。

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 ハンドルはずいぶん軽くなった。作業時間は20分程度。たまたま修理が容易な水栓だったからかもしれないが、楽しかった。すこしだけグレードが上がったような気がする。何のグレードかって?それは、、、