とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

おうちで食べよう その9 そら豆アスパラガスご飯

 今回のおうちで食べようはそら豆アスパラガスご飯。そら豆、アスパラガスともに5月の現在が旬で、旬の時期はほんの1月か2月ほど。いま食べておかないと食べる機会を逸してしまう。この2つを同時に楽しみことができる簡単料理が混ぜ込みご飯。とくに習ったわけではないが、誰でもできるような簡単な調理作業しか要しないので、作製手順を書いておこうと思う。

2020年5月9日(土)夕食

そら豆アスパラガスご飯、サラダ(レタス、マッシュルーム)、タケノコ土佐煮、みそ汁(シイタケ、カボチャ、ネギ、モヤシ)

 そら豆アスパラガスご飯の作り方

  1. お米:2合
  2. 具材:アスパラガス4本、そら豆20個(1つのサヤの中に3個ほど豆が入っているものをサヤから取り出しておく)、ブロックベーコン100g
  3. 調味料:オリーブオイル15ml、白ワイン15ml、醤油5ml、コンソメキューブ1個(5.3g)

  作業手順:

  1. お米2合を研ぎ、通常の水加減で炊飯器に用意する。
  2. お米の中にオリーブオイル15ml、白ワイン15ml、醤油5ml、コンソメキューブ1個を加え、軽く攪拌する。コンソメは顆粒でもよい。(というか、キューブを使用すると、投入直後は容易に溶解しないため、キューブ周辺の一部のお米だけにコンソメ味が濃く付着するのではないかと危惧される方もいるかと思うが、炊飯時の熱および対流により勝手に溶解して拡散するのでそういった心配は要らない。)

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  3. さらにそのなかにサヤから取り出したそら豆を投入し、軽く攪拌し、炊飯開始。(これもそら豆がお米の中に均一に分散してある程度は埋没してくれた方が気持ちがよいと思う方がいると思うが、お米の比重よりもそら豆の比重は小さいため、どんなに努力してもそら豆は浮き上がってきてしまう。)
  4. ベーコンはブロックを10mm角に切っておく。アスパラガスは根元に近い硬い部分を切り落とした後、10mm間隔で軸に対して45度の角度で切断しておく。(専門用語では斜め切りという。)

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  5. アスパラガスには重量あたり4%程度の塩を軽く振りかけた後、スプーンで攪拌しておく(今回は少し多いが2gほどの塩を使用。野菜や魚を用いる料理の下準備では、理由の記載がないままこのように切断後に塩を振りかけてから混和するような作業を加熱前に行うことを推奨されるが、おそらく浸透圧によって余剰な水分を排出させるためではないかと思われる。)

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  6. 炊飯器をモニターして、炊飯完了まで15分となったところでスキレットの加熱を開始。(スキレットでなくても小型のフライパンでもよい。今回スキレットを使用する理由は、小型のフライパンとしては卵焼き器しか所有しない個人的な理由のためである。)

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  7. ベーコンの角切りを加熱開始。ベーコンはそれ自体から油が大量に排出され、こまめに攪拌作業を行えば焦げ付くことはないので、油を敷く必要はない。中火から弱火で加熱し、ベーコンの加熱程度が自分の好みになるまで攪拌する。(ちなみにここで中火、弱火と記載したが、これは自宅のガスコンロでメモリの最小値が弱火、最大値が強火、その中間を中火と定義している。皆さんの家のコンロと火力が一致するかどうかは分からない。)

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  8. ベーコンに必要量だけ火が通ったら、あらかじめ準備した斜め切りしたアスパラガスを投入する。火力を若干上げ、アスパラガスの表面が軽く焦げる程度で火を止める。

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  9. ちょうど炊きあがった炊飯器のふたを開け、たった今調理を終えたばかりのベーコンアスパラガスを投入する。

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  10. よく混和し、お茶碗によそって食べる。

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 ベーコンの香ばしい脂を全周にまとったアスパラガスと、ご飯といっしょにプックリと炊きあげられたそら豆のコンビネーションが素晴らしい。

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 九州では、そら豆もアスパラガスも6月下旬にはスーパーマーケットから姿を消してしまうので、後悔しないように早めに食べることをお勧めする。 

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 ちなみに、九州ではご飯をお茶碗に盛りつける行為のことを「つぐ」という。漢字にすると「注ぐ」であろう。愛知県出身の私の感覚では、ご飯は「よそう」ものである。注ぐは水などの可塑性の高い物質を他の容器に注入する行為として認知してしまうため、このフレーズを聞くたびに違和感が発生して、いまだにひとこと言いたくなってしまう。

 同様に、関東地方でご飯を「盛る」と言われるたびに、日本昔話のご飯のように盛られてしまったら食べきれないぞ、と身構えてしまう。