びわを大量に頂いた。季節の果物で、瑞々しく、適度な甘さと酸味があるため好きな果物の1つだが、保存性があまりよくないのが難点。3日もすると傷み始める。また、皮を剥くと、褐色に変色し始める。
大玉の立派なびわなので、無駄にしたらバチが当たると思い、びわゼリーを作製して、保存性を若干でも改善したうえで、数日に分けて全量摂取することにした。
2020年5月8~12日にかけての夕食後のデザート
びわゼリー(びわ、寒天、ゆで小豆(甘さ控えめ)、コンデンスミルク)
丸ごと半分割り種抜きバージョンと種抜きキザミ圧縮バージョンの2種類のびわゼリーを作ってみることにした。
びわは底の方から軸に向かって皮を剥くと、比較的容易に皮を除去することができる。皮を剥いたびわは、長軸に沿って半分に切れ目を入れて、種を除去する。
丸ごと半分割り種抜きバージョンは、バットに丸ごと半分のびわを整列して並べておく。
種抜きキザミ圧縮バージョンの方は、半分にしたびわを、さらに1/4から1/6カットにして、隙間なくバットに並べておく。
粉末寒天と雪平鍋を用意。
4gの粉末寒天で500mlの寒天が作製できるため、今回は8gの粉末寒天で1000mlの寒天を用意する。
粉末寒天を水に溶解し、軽く攪拌。
攪拌しながら加熱を開始。
沸騰に至るまで攪拌しながら加熱する。
突沸しないように火力調整をしながら、沸騰状態を維持させたまま2分間攪拌。
寒天溶解液をプラスティックバットに注ぐ。
しばらく室温にて静置し、表面が固化したのを確認してから、冷蔵庫に入れて冷却する。
冷却して十分に固化した寒天。
ナイフでダイスに切って食器に盛りつける。
丸ごと半分割り種抜きバージョンは、びわの本来の味を十分に堪能するため、そのまま何も追加せずに食べることにする。
種抜きキザミ圧縮バージョンも、とりあえずはそのまま食べてみた。
食事の前に4kmほど走ったら、300kCalほど消費したので、まあいいかとゆで小豆を加え、コンデンスミルクを好きなだけかけて食べてみた。ハハ。これもまた、美味しかった。
現在、びわの生産量が最も多い県は長崎県。茂木びわとして有名である。長崎市に本社を置く「たらみ」という会社はフルーツゼリーを主に生産しているが、「Tarami 果実まるごと シリーズ びわゼリー」という商品がよく知られている。長崎多良見インターチェンジにほど近いところにある本社は、旧長崎街道に沿ったところにあり、九州自然歩道のトレッキングでこの本社前を通過している。
びわゼリーとはお友達のような気がする。