家に過ごすときの昼食には、サンドイッチを食べることが多い。準備が簡単で、中身をいろいろ工夫して、変化を楽しむこともできる。バゲットに生ハムなどを挟んで食べることが多かったが、1年ほど前に自宅の近所に食パンの美味しいベーカリーができた。しかも、その食パンが最近はやりの究極の食パン系の店のように高価なわけではない。
今日は、ふつうの美味しいパン屋の食パンを使ったローストビーフサンドイッチをご紹介。
2020年5月16日(土)昼食
サンドイッチ(ローストビーフ、レタス、ゆで卵、アプリコットジャム、ハチミツ)、カフェ・オレ
以前、おうちで食べよう 3(2020年5月1日投稿)にも作り方を書いたが、ローストビーフを作るのはとても簡単。作ったことがない方はぜひ試してもらいたい。今回は、サンドイッチの具としてローストビーフを作り、ローストビーフの加熱の合間の時間を利用して、タマゴサンド、ジャムサンドも作ってしまう。
とても大切なのは、ローストビーフのブロック肉は、調理の3~6時間前に冷蔵庫から出して室温に置き、内部まで室温になるのを待つこと。これをし忘れたら、その日のローストビーフは諦めた方がよい。
肉の表面にシーズニングをまんべんなく塗る。今回はマジックソルトを使用。スーパーマーケットで手に入る。
フライパンの加熱開始。
フライパンが温まるのを待つ間に、2つの鍋に水を入れ、加熱開始。1つはローストビーフ加熱用で、もう一つはゆで卵用。ゆで卵は沸騰してから12分間加熱の固茹でにする。
熱したフライパンにオリーブオイルを一回し入れる。概ね5ml。
スライスした1片分のニンニクを加熱。
ニンニクの香りの付いた油ののった十分に熱いフライパンに、ブロック肉をトングでジューーっと押しつける。
1面につき45秒ほどジューーっと押しつける。
6面すべての肉の表面に軽く焦げ目をつける。ニンニクは焦げ付かないうちに引き上げておく。
すべての面に焦げ目が付き、肉汁の漏洩が防止できるようになった肉を、アルミホイルの上に置く。
先ほどのカリカリニンニクチップを上に置く。
アルミホイルで包む。
アルミホイルで包んだ肉を、ビニール袋に入れる。ビニール袋は、スーパーマーケットのレジ後の袋詰めゾーンに置いてあるペラペラのものでOK。意外に思えるかもしれないが、あのビニール袋は沸騰した水に耐えるスペックを有している。
沸騰した水の入った鍋に、ビニール袋入りのローストビーフを投入。
12~17分間沸騰水で加熱して、内部まで火が通るようにする。今回は500gの小さめの牛肉ブロックを使用しているため、加熱時間は12分とする。
ローストビーフを加熱している12分間の間に他のサンドイッチの準備を開始。12分間沸騰水で加熱して固茹でになった卵は、氷水につけて急冷した後、剥きやすくなった殻を剥いて容器に入れる。そのまま辛子マヨネーズをかけながら、ナイフで刻んでタマゴサンドの具が出来上がり。
今回使用するパンは、パン ナガタ トリカイテンの10枚切り食パンを使用。
ここの食パンはミミまで柔らかく、サンドイッチには最適。
まな板にパンを並べ、プロセスチーズを置く。
その上にタマゴサンドの具をボッテリと置き、上からもう一枚のパンで軽く押さえる。タマゴサンドはもう1つ作製しておく。
次はアプリコットジャムとハチミツをボトリと置く。これはデザート味で1つだけ作製。タマゴサンドとジャムハチミツサンドは重ねておく。
12分のタイマーが鳴ったらローストビーフは完成。ブロックの大きさや中心部分への火の通り具合の好みで、加熱時間は調整する。
アッチッチだがトングを使ってビニール袋から取り出す。
美味しそうなローストビーフが出来上がっている。
トングで押さえながら切っていく。
今回はサンドイッチ用に8枚切ったところで、残りは晩ご飯用に保存。私はこのぐらいの焼き色が好き。
サンドイッチ用のパンにレタスをあらかじめ置いておく。
その上にローストビーフを並べる。
もう一枚のパンを重ねる。
作ってから食べるまで時間がある場合は、ローストビーフから滲出する肉汁でパンがベトベトになってしまうので、パンの表面にマヨネーズのような疎水性の物質を塗布して水分の浸透を防ぐ必要があるが、今回は完成即実食なので、そのような措置は執らない。作りたてがいちばん美味い。
重層したサンドイッチ。しばらくこのまま保持した方が、サンドイッチの具の剥離が生じにくいとされているが、お腹が空いてきたので待っていられない。
サクッと切って、皿に盛りつける。
カフェ・オレと一緒に食べる。これ、最高。
肉にシーズニングを塗り始めてから30分以内に食べ始めることができる。簡単で美味しいランチの代表格。