とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

和助 こしの強い透明感のあるうどんが絶品

 家から歩いて5分ほどのところにある和助という名のうどん屋。1、2か月に1回程度だが、週末の昼に食べに行く。4月からは営業自粛をしていたが、ジョギングのたびに店先の張り紙を眺めては再開を待ちわびていた。土曜の朝には営業自粛を告知する張り紙はなくなり、店内では掃除をするスタッフが動いているのが見えたので、さっそく土曜の昼に行ってきた。

 通りに面したカジュアルな雰囲気の店舗で、中はカウンターとテーブルが3つほど。20人も入れば満員となるが、いつもは昼時に行くと外のベンチに数人が腰掛け、さらに数人が列をなしているのが普通。

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 豊前裏打会の加盟店で、豊前裏打会に共通する透明感のあるシコシコのうどんと、丁寧に作られた出汁を特徴とする。ちなみに、豊前裏打会とは、北九州市小倉南区にある津田屋官兵衛という店で修行を積んで開業したうどん屋の集まりで、麺と出汁はどの加盟店もハイレベルで、間違いはない。というか、私の舌では区別がつかないほど、どの店舗の麺と出汁も類似している。

 今回は娘と二人で行き、5分ほど待った後に、テーブルに着くことができた。週末の昼食時間にしては異例の待ち時間の短さだった。

 私が頼んだのは野菜天ぶっかけ。やや細めではあるが、エッジの立った麺を冷水で締めて、ツルリとした喉越しが絶妙。天ぷらは揚げたてを、これでもかというぐらい載せてくる。これに鰹節と昆布の出汁のきいたつけ汁をかけて食べる。いつもながらゴボウの天ぷらとうどんの相性は最高。

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 娘が頼んだのは和助ぶっかけ。エビ天とゴボ天、牛肉の甘辛煮と山芋の上に半熟卵。これも美味しい。半熟卵からトローリと流れ出した黄身を牛肉にかるく混ぜ、こしのあるうどんに絡めて食べるのが最上。あっというまに食べ尽くしてしまう。

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 こういう昼食は自力で再現することはできない。ときどきはこうやって職人の技術の粋を楽しみたい。