とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

おうちで食べよう その16 朝のフルーツ

 最近ようやく山歩きを再開できた。本来のトレッキングの話題に集中しようと思っていたら、食べることも大事だろ、みたいなリクエストが来た。もう少し食べる方も書いてくれよと。

 よございます。毎日食べているから、素材には事欠かない。たまには朝食の話でも書こうかと思う。これは以前にも書いたことがあるが(朝食にはフルーツ ささやかな贅沢、2019年12月11日投稿)、ここ10年近く、朝食は必ずフルーツ。これを紹介しようと思うが、朝はなかなか撮影している時間がないので、早起きした時か、出勤がいつもより遅くても許容される時しか記録できない。そんなある日の朝食を紹介しよう。

 2020年6月5日(金) 朝食 フルーツのヨーグルトかけ

 材料(2人分):リンゴ(青森産、サンフジ、大玉、1/2)、バナナ(エクアドル産、1)、甘夏(福岡能古島産、大玉、1)、モモ(福岡産、S玉、1)、キウイ(ニュージーランド産、ゼスプリゴールド、1)、イチゴ(佐賀産、いちごさん、1/2パック)

f:id:nayutakun:20200608193200j:plain

 今日の朝食もフルーツ。本当に365日フルーツで何の問題も感じない。

 朝食に使用するのは直径200mm程度のサラダ用のガラスのボウル。毎朝、これに一杯フルーツを食べる。 

 ボウルの下の方には、あとでヨーグルトと混和する作業を容易にするために、形態のしっかりした型崩れしにくいものを配置する。今回はリンゴを最下部に配置する。 

f:id:nayutakun:20200608193355j:plain

 リンゴ(サンフジ、青森県産、L玉、1/2)を角切りにしてボウルに入れる。今回は2人分を同時に作成しているため、1人分は1/4玉となる。残念ながら、収穫期からかなり経過したこの季節になると、リンゴはすでに長期保存されたものしかないため、無駄に高価でかつそれほど美味しいものはない。

f:id:nayutakun:20200608193441j:plain

 この時期は、リンゴはあまり大量に摂取すべきフルーツではないので、1/4玉分のみ配置する。

f:id:nayutakun:20200608193455j:plain

  次はバナナ。比較的安価で、風味も良いため多用する。

f:id:nayutakun:20200608193537j:plain

 8mm厚程度に切る。

f:id:nayutakun:20200608193548j:plain

 1/2本分程度をリンゴの上に積層する。バナナも水分が浸出してこないので、下層に配置するのが適切な食材である。 

f:id:nayutakun:20200608193559j:plain

 次は甘夏。ここ福岡では、甘夏は博多湾の沖合に浮かぶ能古島(のこのしま)産のものを最上とする。能古島の潮風のあたる南向きの斜面で栽培された甘夏は、早期に収穫されることなく、木成り完熟で出荷されるため、ジューシー。他の地区産よりもやや高価ではあるが、それを補って余りあるクオリティ。それに、そもそも甘夏は販売価格が安すぎるから、甘夏農家さんが廃業されたりしたら困るので、できるだけ高いのを買ったりしてしまう。そのぐらい、この甘夏は酸味と甘みのバランス、迸るような豊かな果汁を楽しませてくれる。

f:id:nayutakun:20200608193611j:plain

 食べるのに一手間かかるが仕方がない。包丁で切れ目を入れてから、外皮を手で剥く。

f:id:nayutakun:20200608193621j:plain

 中の薄皮は手で一つ一つ剥く。面倒と思うかもしれないが、熟練すればかなりのスピードで剥くことができる。 

f:id:nayutakun:20200608193632j:plain

 次はモモ。福岡県産のはしりのものである。

f:id:nayutakun:20200608193643j:plain

 おそらく品種はあかつきだと思われるが、残念ながら皮が離れにくいものだったので、包丁で皮を剥いた。

f:id:nayutakun:20200608193655j:plain

 種を避けて実の部分をカットする。

f:id:nayutakun:20200608193705j:plain

 サラダボウルに投入する。 

f:id:nayutakun:20200608193715j:plain

 次はNew Zealand産のゴールドキウイゼスプリブランド)。

f:id:nayutakun:20200608193726j:plain

 頭とお尻の部分を切り落としてから、皮を剥いて、3mmぐらいのスライスにする。

f:id:nayutakun:20200608193736j:plain

 これもサラダボウルに投入する。 

f:id:nayutakun:20200608193750j:plain

 最後にイチゴ。今回は佐賀産の品種いちごさんのシーズン終了間際の出荷分。

f:id:nayutakun:20200608193801j:plain

 ヘタを取り除く。

f:id:nayutakun:20200608193811j:plain

 半分に切る。

f:id:nayutakun:20200608193822j:plain

 最上部に投入する。 

f:id:nayutakun:20200608193834j:plain

 これで完成。 

f:id:nayutakun:20200608193848j:plain

 実際に食べる際には、これにヨーグルトを200gかけて食べる。

f:id:nayutakun:20200608193859j:plain

 フルーツは毎日食べても飽きることはない。

 フルーツの朝食の難点を挙げるならば、お腹が空きやすいこと。これだけ大量に摂取しているにもかかわらず、10:30を過ぎる頃になるとお腹が空いてきてしまう。

 果糖はブドウ糖と比較して、満腹感を促進するホルモンの分泌を刺激しないため、食後の空腹感や食欲を誘発しやすいという研究も報告されているので、油断すると体重が増加するのはこの朝食のせいかもしれないと思いながらも、今日も美味しくフルーツを食べている。

参考文献:

Page KA, Chan O, Arora J, Belfort-Deaguiar R, Dzuira J, Roehmholdt B, Cline GW, Naik S, Sinha R, Constable RT, Sherwin RS.Effects of fructose vs glucose on regional cerebral blood flow in brain regions involved with appetite and reward pathways.JAMA. 2013 Jan 2;309(1):63-70.