先々週の7月16日の木曜日から7月22日水曜日までの1週間の朝食ももちろんフルーツだったが、この週はとくにモモの食べ比べに焦点を当てて食材の選択を行った。というのも、2020年6月25日の記事でモモについての解説をしているにもかかわらず、どの桃を食べても、たいていはただただ美味しく、食味だけで品種を当てることはおろか、各品種の特徴すら把握できていないと感じたからだ。こうなったら、毎朝1週間モモを食べ続けてみて、この舌に品種ごとの味を覚えさせてやろうと意気込んだのが先々週の話である。
2020年7月16日(木)
バナナ+グレープフルーツ+モモ+ブルーベリー
この日のモモは、近所の青果店で購入した山梨県産の日川白鳳。残念ながら香り、甘みともそれほど優れたものではなかった。
7月17日(金)
バナナ+モモ+キウイ
この日のモモは、近所のスーパーマーケットで購入した山梨県産のあかつき。追熟が足らなかったようで、皮が美味く剥けず、また香り、味ともに乏しい。
7月18日(土)
バナナ+モモ+ネクタリン+パッションフルーツ
本日のモモは青果店で購入した和歌山県産の白鳳。これは大玉を奮発して購入したものであるが、味もなかなかの逸品であった。皮を剥いたときの香りが素晴らしいので、パッションフルーツと合わせて食べるのはもったいないかと一瞬ためらったが、友人が地元の福岡県久留米市田主丸で購入して分けてくれたパッションフルーツの香りもまた素晴らしいので、思い切って両方いっぺんに食べてみた。モモの香りとパッションフルーツの香りは、それぞれ主張が強いものの、お互いの香りを損なうことなく絶妙なハーモニーを奏でてくれた。
7月19日(日)
メロン+モモ+パッションフルーツ
本日のモモは福岡県浮羽市のなつっこ。これも友人が現地で購入してきてくれたもの。これは素晴らしい味だった。香りが高く、甘さは際立ち、果肉はスムーズで、舌の上でとろけるような感触を味わうことができた。メロンは千葉県飯岡産のタカミ、パッションフルーツは久留米市田主丸産のものを合わせたが、モモの素晴らしい風味を損なうことはなく、美味しく頂くことができた。
7月20日(月)
モモ+ネクタリン+キウイ+パッションフルーツ
本日のモモも、友人が現地で購入してきてくれた福岡県浮羽市産のあかつき。香りがやや弱かったが、ネクタリン、キウイと一緒に美味しく頂くことができた。これも久留米市田主丸産のパッションフルーツと合わせて食べたが、何度食べてもパッションフルーツの魅惑的な香りにはうっとりとしてしまう。
7月21日(火)
バナナ+メロン+モモ+ブルーベリー
本日のモモはふたたび、友人から頂いた福岡県浮羽市産のなつっこ。今回のなつっこも素晴らしい味。本当に芸術的な味と表現したくなる。メロンは千葉県飯岡産のタカミ。なつっこと一緒だと、メロンは脇役に成り下がってしまう。
7月22日(水)
バナナ+モモ+パッションフルーツ+ブルーベリー
本日のモモは、近所の青果店で購入した山梨県産のみかさ白鳳。これは期待以上の逸品だった。こんなに美味しいモモを食べてしまうと、他のフルーツを食べる気力が萎えてしまうほど。
さて、1週間モモを食べ続けた結果はどうだったかというと、、、、、どれも美味しかった。残念ながら、私の舌はモモの品種を当てられるほどの繊細な弁別能は持ち合わせていないようで、美味しく頂くことのみが可能であった。それはそれで、よしとしよう。