本日は福岡県赤村の源じいの森からのトレッキング再開。福岡からJRと第3セクターの平成筑豊鉄道を乗り継いで8:27に源じいの森に到着。
しばらくは実りの秋の風景を楽しみながら舗装路を歩く。見取、山渋、田峰とのんびりとした集落を通過して、9:14に県道に合流した。
交通量のやや多い県道34号線行橋添田線を1kmほど歩いて、谷山集落に左折した。2年前にはこの道は通っていないが、地図上に表記されている谷山集落はすでに消滅して太陽光発電所に変わっていた。
9:43に大坂集落で県道204号線田川犀川線に左折する。正面には大坂山が見えてきた。
10:13に県道204号線脇の大坂登山口に到着して小休止。標識が真新しいと思って背面を確認したら、令和2年に設置された標識だった。
10:23に行動再開。ここから本日初めての山道が始まる。取り付きからしばらくは、山道の路盤はしっかりしていたものの、下草の伸び方がすさまじく、ノイバラやサルトリイバラで腕が傷だらけになる。200mほどから先は踏み跡がなくなり、行き先を示すテープもまばらで、先行きが心配になった。
ところが、左手に谷川の音が聞こえて、小さな流れをコンクリートの橋で越えた先からは、谷川沿いの快適な山道となった。山道にステップとして打ち込んである丸太は真新しく、スギの香りさえしそう。うれしくなってしまった。令和2年の整備だろうか。丁寧に手入れされた山道が頂上に向かって続いている。
11:12に大坂山山頂への分岐を通過し、11:20に大坂山山頂(573m)に到着した。山頂には男性の先客が2人いて、しばらく筑豊の山の話を交わす。
男性がこの先の薬師の頭というポイントの眺望がいいと教えてくれた。勧められるまま、5分ほど下った先の薬師の頭(546m)に進んでみると、筑豊が一望できる絶景ポイントだった。
しばらく眺望を楽しんだ後、11:48に行動再開。呉登山口分岐までもどり、12:40に呉登山口に到着した。大阪集落からの登山道と同じく、山頂から呉登山口までの山道も、整備状況は最高だった。
ここからは再び舗装路が始まる。12:44に呉ダムに到着し、四阿の下でしばし休憩。家族連れが水遊びに興じている。
12:54に行動を再開し、13:09に呉集落を通過。13:10に国道201号に合流し、みやこ町方面に右折した。
かつて九州自然歩道として使われていた山の上の仲哀トンネルはすでに通行不能となっているため、13:13から新仲哀トンネル(1365m)を歩き始めたが、2年前にも経験した、頭がおかしくなりそうなほど凄まじい騒音で目がまわりそうになる。幅の広い歩道が設置してあるのが救い。20分ほどトンネルを歩き、ようやく外に出られたときは心の底からホッとした。
トンネルを抜けた後は国道201号線を離れて、菩提、下田、新町と進む。新町からは国道201号線上にあるバス停が300mほどと近いため、本日はここで九州自然歩道を離脱して、福岡への帰途につくことにした。
2021年9月26日 九州自然歩道122日目 福岡県田川郡赤村源じいの森~築上郡みやこ町新町 曇り後晴れ 28/21℃ 行動距離16.3km 行動時間5:41 27919歩
往路:西新5:36福岡市営地下鉄-博多5:49/6:10福北ゆたか線-直方7:14/7:27平成筑豊鉄道-源じいの森8:27