本日の中国自然歩道トレッキングは岡山県久米郡美咲町柵原(やなはら)からの再開。ここはなかなかの公共交通機関難所で、津山からの始発バスの到着時間が14:05。福岡から津山までは最速で9:53に到着可能なので、本日の午前中は津山でいくつかやりたかったことをしておいた。これはまた別の機会に紹介しようと思う。
とりあえず、津山駅を13:00に出発する柵原星のふるさとバスに乗り、14:05に前回、中国自然歩道を離脱した柵原に到着した。
バス停から民家の間を歩き、14:20にかつてここまで運行されていた片上鉄道の柵原駅跡に到着。
柵原駅跡からは山手に進み、14:25に本経寺にお参り。ここからは柵原の町並みが一望できる。桜の木の向こうに町が見える。
温かい日差しの中をゆっくりと進み、14:40に吉ヶ原駅跡に到着。駅舎の中に腰掛けて、津山で購入した北天まんじゅうを食べながら小休止。北天まんじゅうは津山ローカルが必ず知っているという優しい味の黒糖まんじゅう。
吉ヶ原駅跡からは人家の中の舗装路を進み、ウネ山に向かう山道に進む。道路沿いにコブシの花が咲いている。
しばらく歩いてダート道に変わる。勾配はだんだん急になり、少し荒れ気味の木製の階段を上る。勾配が緩くなったところで、尾根伝いの快適な道をしばらく進む。15:51にウネ山頂上(338m)の三角点に到着。残念ながら、山頂からの眺望はない。
この先も大平山まで稜線を伝って進む。舗装路に出て左に進むとすぐに月の輪古墳の看板が見える。月の輪古墳は直径60mほどの円墳。5世紀頃の築造とのことだが、300mほどの高さの大平山の頂上に築かれている。現在は木々に囲まれているが、完成当時は上からも、また下からも、さぞや素晴らしい眺めだったろう。いつもいつも感じるが、重機のない時代にこんな土木工事を成し遂げたことに感嘆するばかり。
月の輪古墳の芝生の上でしばらく空を眺め、16:17に行動再開。ここからは舗装された林道を下るばかり。ほどなく飯岡(ゆうか)の集落に着き、小学校の跡地を過ぎて、16:50に古墳の埋葬品が保管されている月の輪郷土館に到着。
郷土館の中を見学したかったが、残念ながら入口は施錠されている。管理は近隣の方に任されており、申し込み制で見学するようになっている。こんな時間にわざわざ解錠しに来てもらうのには気が引けて、本日は内部の見学は断念。
ゆったりとした圃場の中を進み、本日宿泊を予定している民宿のYUKA GARDENには17:15に到着。とてもきれいな建物で、庭の手入れも良い。夕食も美味しく大満足。
2022年3月25日 中国自然歩道43日目 岡山県久米郡美咲町吉ヶ原~久米郡美咲町飯岡 曇り 17/3℃ 行動距離8.3km 行動時間3:21 獲得高度416m 29593歩
往路交通: 西新 6:07 福岡市営地下鉄-博多6:20/6:39山陽新幹線のぞみ4号-8:21岡山/9:01津山線-弓削10:04/10:40-津山10:59/13:00柵原星のふるさとバス-柵原病院前14:05