本日は2週間ぶりの自然歩道トレッキング。先週末は断れない仕事が入ってしまったためトレッキングはお休みだった。すでに身体が鈍ってしまっている。
始発の地下鉄に乗り、山陽新幹線を博多、広島、姫路と乗り継ぐ。
姫路からは8:39発の播但線に乗車。姫路駅では新幹線の改札を通り、JRの改札を通り、再度JR構内で播但線の改札を通る。仕組みがよく分からないが、問題なく通過はできる。
前回、近畿自然歩道を離脱した砥堀には、定刻どおりの8:52に到着し、8:53に行動開始。
住宅地を抜け、市川を生野橋で越える。生野橋から県道218号線となり交通量が増える。さいわい歩道はある。
9:28に県道を右折して、播但連絡道路砥堀インターをくぐる。そのまま新曽坂橋で神谷川を越え、豊富集落から真っ直ぐ伸びる道路を南東に向かって進む。快適な舗装路。
直線路の突き当たりに溜池の堤がある。ここで舗装路から右に分かれて山道に進む。害獣防止柵を通過した先は泥濘んだ道ではあったが、一つ目の溜池は難なく通過。
2つめの溜池の辺りから道がなくなる。EADASのプリントアウトを参考に方向を定めて進むが、背丈を優に超えるササが一面に生い茂り、すぐに方向を失う。ササを踏み分け、足に絡みつくツルを払いのける。ヤブ指数100%のヤブが150mほど続いた。足元に排水のコンクリートが見えたり、固い路盤を足に感じたりするところもあったので、以前は道だったところもあるようだ。150mほどの激藪の通過に30分を要した。汗まみれになって舗装路に倒れ込んだ時には、全身に枯れ葉をまとい、ザックのポケットは笹の葉だらけ。舗装路を歩けば5分とかからない道のりだった。こんな道は、ナタやカマをザックに入れた藪漕ぎストでないと無理。
10:18に薮での格闘を終えて舗装路に出た。しばらく汗が引くのを待ってから舗装を進んで10:33に姫路セントラルパーク入口を通過。10:49に国道372号線の三叉路に出て左折して北に進んだ。
山崎集落から谷内、八重畑と、EADASのデータに忠実に国道372号線を進むが、交通量は多く、一部歩道のないところもある。国道歩きは勧めない。国道と並行して流れる天川の川べりの道を自転車が走っているのが見える。あちらを進めば良かったと反省。
11:19にはEADASに従って国道372号線から左に曲がって、小原市街地に続く旧道に進む。道路は良好で、自動車はほとんど通らず快適。11:30には小原集落を通過して新川橋で天川を越えて、国道を横切る。
国道を過ぎて、東に曲がって溜池の堤を越える。ここは県道515号線を溜池の斜面に向かってショートカットした形だが、現在は有刺鉄線を巻かれた柵を越えなければならないので、県道515号線を進む方が良い。
溜池を越えた先は県道515号線。景色の良い快適な舗装路だが、歩道がないのが残念。そこそこに交通量がある。12:10に姫ケ峠を越えて加古川市に入った。
なだらかな下りを経て、12:17に県道717号線に左折。この交差点の畑法華口バス停が近畿自然歩道のコースの起点になっているためか、ここでようやく本日最初の道標に遭遇した。
一乗寺に真っ直ぐ向かう県道717号線も快適な道。歩道はないが交通量が少ないため気にならない。しばらく歩くと加西市に入った。清流に沿った道で、楓がところどころに見える。秋はきれいだろう。途中で超望遠レンズを抱えた5人ほどの男女が川の方を静かにのぞき込んでいる。声を掛けるのも躊躇われるほど身体の動きを止めている。彼らが動き出すのを待ってから、横を通過した。
12:37に一乗寺に到着。入場料500円を支払って、石段を登る。三重の塔、本堂ともに堂々としている。参拝者もチラホラ見られる。
本堂を見た後は、奥の院開山堂まで足を伸ばし、ついでに賽の河原に小石を一つ乗せてきた。
一乗寺の入口のところに立派な休憩所がある。ここで昼食とした。お茶のサービスがありがたい。
昼食を済ませてしばし休憩の後、13:42に行動再開。ここからは山越えのコース。道は泥濘んでいる。幸い草はある程度刈ってあり、ときどきピンクのテープが出てくる。手入れをしてくれる人がいるのだ。ありがたい。恐れていた藪漕ぎはなかった。
一山越えて、14:12に山陽自動車道志方西トンネル出口で舗装路に合流した。ここから先は概ね舗装路。道標もこまめに出てくる。1カ所だけ怪しいところがあったので、そこは300mほどスキップして、溜池沿いの舗装路を進んだ。本日はすでにひどい目に遭ったので、薮感のあるところには進みたくない。
溜池からは真っ直ぐ南に延びた農道を進み、道標に従って集落の中を曲がって、県道43号線の細工所北信号を通過。その先の道標のない川沿いの道に右折して、田園の中ではふたたび丁寧な道標。迷いどころはほとんどない。
15:03に安楽寺に立ち寄る。苔の手入れがきれいな、落ち着いた境内だった。
その後も田園地帯を道標に従って進む。舗装路だが、自動車はほとんど通らない。
15:52に権現池の南端部分に到着。自動車の家族がテントを張ってノンビリしている。権現池の曲がりくねった西岸をノンビリと進む。自動車はほとんど通らず、ときおり自転車が通り過ぎる。権現池を周回する自転車道が整備されているようだ。
快適な道を進み、16:45に権現総合公園キャンプ場に到着。ここは満員とのことで予約できなかったが、一応偵察。オートキャンパーのみの狭いキャンプ場だった。すでにバーベキューの煙が充満していた。
この先は山陽自動車道の下をくぐり、県道118号線に右折する。両側に緑の美しい道路だが、歩道はなく交通量が多い。17:00に福甸(ふくでん)峠を通過。小野市に入る。
県道118号線上にピザ屋があるのを確認していたので、ここでの食事を楽しみにしていたが、残念ながら15:00までの営業だった。気になる店だった。
左右に池を見ながら県道118号線を東に進む。池の向こう側にはゴルフ場が見える。
17:33に鴨池公園キャンプ場に到着。先客に挨拶して、テント設営を開始した。
2022年4月23日 近畿自然歩道5日目(通算177日) 兵庫県姫路市砥部〜小野市鴨池キャンプ場 曇り 22/12℃ 行動距離28.2km 行動時間8:38 獲得高度555m 46237歩
往路交通: 西新5:36福岡市営地下鉄-博多5:49/6:00山陽新幹線のぞみ2号-広島7:07/7:30山陽新幹線のぞみ96号-姫路8:26/8:39播但線-砥堀8:52