今回のトレッキングは、近畿自然歩道山陽道の東端である宝塚からの再スタート。始発の地下鉄に乗り、博多駅6:00発の始発ののぞみ2号に乗車。始発の新幹線にもかかわらず、100%近い乗車率。自由席のデッキにも人が立っている。
8:28に新大阪に到着したときは、さらにひどい混雑。新幹線の27番ホームから在来線の7番ホームまで人混みをかき分けてどうにか8:38のJR神戸線に間に合った。この列車は宝塚線に直接乗り入れて、乗り換えなしで9:20にJR宝塚駅に到着。
宝塚駅周辺では、先週見つからなかった近畿自然歩道の東端の起点の道標がないかと再び探してみたが、やはりみつからない。やむなく9:32に阪急宝塚の駅前から行動を開始した。
今回は近畿自然歩道を終えており、決められたコースはない。まずは花の道を通って、宝塚ホテル、宝塚歌劇場を通過して、9:50に手塚治虫記念館に到着。
それほどアニメには思い入れはないのだが、鉄腕アトムやジャングル大帝レオ、ブラックジャックなど、リアルタイムで見てきたものも多い。当時の記憶が一気に蘇ってきて、目がウルウルしてきてしまう。手塚先生は、やはり偉大だ。
名残惜しかったが、手塚治虫記念館から10:30に行動再開。屋上というか屋根のスロープ全体が緑化された宝塚市文化芸術センターを経て、手入れの行き届いたメインガーデン、宝塚音楽学校旧校舎(現 宝塚文化創造館)を経て、北東に向かって市街地を歩き始める。
10:44に川面神社でだんじりの準備をしているところに出くわす。許可を得て撮影させて頂いた。本来は10月ごろに開催されるだんじりを3年間休止していたために、この連休に実施するとのこと。法被姿の方々が見るからにウキウキしている。
10:54に阪急電鉄の清荒神(きよしこうじん)駅に到着。とりあえずお腹も空いたので、駅前で明石焼きのおやつタイム。
駅からは幅の狭い参道が1キロ以上も続く。唐辛子屋、山椒、タンサンせんべい、亀の子束子屋などなどタイムスリップしたかのような光景が展開する。
参道歩きを楽しんで、11:30に清荒神清澄寺に到着。このお寺の仕組みもよくできている。順路が定められており、まずは本堂にお参りした後、裏手の荒神影向の榊の周りで、なんと神様からのお賽銭を持ち帰りできる。ただし、次回来るときには2倍にして返してねという条件付きで。
さらには、他の神様、目などの身体のパーツごとにも順にお参りし、すべてお参りしたときにはお賽銭の用意がなくなり、メインの財布から大きなお金を使わざるを得なくなっている。参拝者を飽きずに楽しませる仕組みがよくできているのに感心した。
12時過ぎまで、清荒神の中の数々の神様のお参りをし、帰りの参道でランチ。バッテラとうどんが美味。関西のきつねは美味い。
昼食を済ませて、12:35に行動再開。ちょうど食堂前の角から左の細い道に入ると、巡礼街道の道標が出てきた。このまま住宅街の中の道を、道標に従って進み、13:03に中山寺(なかやまでら)に到着。
ここも素晴らしい寺院で、多くの参拝者を集めていた。立派な山門をくぐり、参道の先の階段を上って本堂にお参りすると、その後ろにはなんともいえない魅惑的な青い色で縁取られた青龍塔という五重塔。
中山寺からは13:35に行動再開し、天満宮、山本園芸陽春園、松尾神社と経由して、14:58に川西能勢の駅を通過。
この先は、15:15に呉服(くれは)橋で猪名川を渡ると大阪府に入る。
池田市境から500mほど進んだ落語みゅーじあむに立ち寄る予定だったが、残念ながら休館中。ここから五月山公園の坂を登り、15:53に小林一三記念館に立ち寄る。記念館は小林が晩年を過ごした自宅。小林一三はご存じ緩急電鉄などを創設した実業家。魅力的な人物だったよう。
記念館からは16:20に行動再開。ここからは府道9号池田箕面線を真っ直ぐ進む。
16:50に箕面市境を越え、17:25に箕面駅に到着。東海自然歩道の西の起点の道標を見つけて、ここで本日の行動は終了。大阪中心部のホテルに移動とした。
2022年5月3日 近畿自然歩道番外編(通算182日) 兵庫県宝塚市宝塚~大阪府箕面市箕面 晴れ 21/9℃ 行動距離19.3km 行動時間7:58 獲得高度448m 23373歩
往路交通: 西新5:36-博多5:49/6:00のぞみ2号-新大阪8:28/8:38JR神戸線-宝塚9:20
復路交通: 箕面17:38-石橋阪大前17:44/17/47-大阪梅田18:05/18:15-なんば18:23