とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

2022年5月6日 東海自然歩道3日目(通算185日) 京都府京都市西京区西山~京都市右京区高尾 清滝川コースに星3つ

 本日も4:00に目が覚めた。カフェオレとクラッカーで朝食を済ませ、6:30に行動開始。6:53に東海自然歩道に復帰した。

朝食は簡単に

東海自然歩道の離脱地点に到着


 京都縦貫道に沿ってしばらく進み、大枝西山街道を北に進む。この辺りはタケノコとカキの農園が多い。きっと有名な産地なんだろう。予備知識がなくて残念。

京都縦貫道のフェンス、高架に沿って進む

沓掛交差点で国道9号線を越える

なんとも風情のある地名

カキ、タケノコを販売

ローソンでもタケノコを販売

 7:13に沓掛交差点で国道9号線を横断して、その先は住宅街を縫うように進む。角ごとにたいてい道標があるので、気をつけておけば問題はない。ただし、京都駅前のマクドナルドのように、道標は目立たないように設置してあるので、慣れるまで見つけるのに時間がかかる。

住宅街にも丁寧に道標が設置してある

上手に風景に同化するように設置してある

 住宅地の中だが、公園が多い。この頃は芝生を見るとすぐに野営適地だと考えてしまうようになってしまったが、沓掛の辺りはまさに野営適地だらけ。ただし、本当にテントを張ったらすぐ通報されそうなぐらい住宅が多い。

住宅地の中にこんな野営適地が散在

ここもいい

 桂坂公園がまさに野営適地中の適地。水道まであり、テントを張ってくださいと言わんばかり。

桂坂公園

 公園が尽きると竹林の下り坂になる。右側は京大演習林のよう。趣のある竹林が続く。ここは人も少なく、おすすめコース。竹林は山田の住宅街が始まるまで続く。

京都の竹林はどこか趣がある

 9:00に苔寺として知られる西芳寺に到着。そういえばと思ったが、1970年代に観光公害対策のため事前予約制となっていた。

西芳寺

西芳寺の広く静かな境内

門前のそば屋さんも気になる

 9:10にすぐお隣の華厳禅寺に向かう。初めて来たが、ここは鈴虫寺として知られる。ちょうど本日の初回の説法が始まったばかりで、すぐに本堂に入れてもらえた。30分ほどの説教を聞かせていただく。門を出ると、2回目を待つ長蛇の行列ができていた。

苔寺は諦めてお隣の華厳禅寺に

本堂での講話が人気

庭からの眺めもいい

 鈴虫寺からは市街地を進み、10:00にお酒の神様の松尾大社に到着。神社の至る所に酒樽が置いてある。参拝の後、境内にある酒の博物館に立ち寄る。ついでに開店したばかりの茶店でにしん蕎麦の早めの昼食。ニシンからにじみ出る出汁が、蕎麦とよく合う。

住宅地を1kmほども進むと、松尾大社の鳥居が見えてくる

山門

本殿

全国の酒造所の薦被りがずらりと並ぶ

お酒の博物館も覗いてみた

清酒造りの手順と道具が展示されている

境内の茶店で早めの昼食

にしんそばは好物

 にしん蕎麦を食べ終えて、10:50に行動再開。その後も住宅街を進み、蔵泉寺、西光院、法輪寺と立ち寄り、11:45に渡月橋に到着。

住宅街を進む

蔵泉寺

西光院

法輪寺の山門をくぐる

石段の途中に電波を祀る電電塔

法輪寺本堂

ここからの眺めもいい

 ここはザ・京都。いつも人で賑わっている。桂川にはボートがたくさん浮かんでいる。とりあえず、女子の観光客に交じってソフトクリーム。

嵐山の桂川に架かる渡月橋

 渡月橋からは、竹林を通って、トロッコ嵐山駅まで進む。その隣に御髪神社。最近寂しくなってきた前頭部に集中して願を掛けた。

渡月橋の先の竹林は観光客で溢れかえっていた

最近怪しくなってきた前頭部を中心にお願いしてきた

 12:47に二尊院を通過し、石畳の嵯峨野の道を進む。湯豆腐にもぐっと心を引かれたが堪えておいた。嵯峨野の町が尽きるところの鮎山宿つたやで桜餅を頂いて小休止。

二尊院

嵯峨野の魅力的な町並みを進む

つたやさんで小休止

 この先は急な上り坂。山からゴゴゴゴゴと声が聞こえる。カエルかカジカか。正体は分からない。この声は、13:28に六丁峠を越えるまで続いた。

六丁峠に向かう坂道から先は観光客がいなくなる

両側の法面から不気味な声が聞こえる

六丁峠を通過

 峠を越えると、ヘアピンカーブの続く下り坂。13:47に清滝川に架かる落合橋に到着。橋のたもとに芭蕉の句碑があったが、達筆すぎて読めない。

急な道を下っていく

清滝川がずいぶん下に見えてきた

落合橋

芭蕉の句碑。解説がないと読めない。

 落合橋の脇から清滝川沿いの細い道に進む。ここからの道は最高に心地よい。川の流れを見ながら、涼しい風を受けて進む。山の緑が目に沁みるほど鮮やか。モミジも多い。ここは紅葉の季節にもう一度歩きたい。

落合橋から清滝川に向かって下っていく

沈下橋を渡り、川沿いのトレイルを2kmほど楽しむ

 14:35に清滝に到着。まだ心地よい道は続く。

清滝の町並みもいい


 右岸の舗装路を上流に進み、15:25に清滝橋、15:35に高尾橋を過ぎたところで、バス停へのアプローチ路の看板。

清滝から先は一部舗装路となる

ふたたび川沿いのトレイルになる

眺めの良いところはだいたい高尾橋まで

高尾橋の先に、バス乗り場への案内

 ここで東海自然歩道を離脱して京都市内行きのバスを待つことにした。

東海自然歩道を離脱して坂を上る

2022年5月6日 東海自然歩道3日目(通算185日) 京都府京都市西京区西山~京都市右京区高尾 晴れ 26/11℃ 行動距離21.2km 行動時間9:20 獲得高度694m 40317歩 行動中飲水量1650ml

復路交通: 高尾15:56京都市営バス8系統-西大路四条16:40/西院16:52阪急京都線-京都河原町16:57