とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

2022年5月14日 中国自然歩道46日目(通算187日)山口県美祢市秋吉台〜萩市女屋敷 中国自然歩道山陰コースを西から再スタート

 先週はゴールデンウィークに6連休を使って東海自然歩道を歩き始め、西の起点の大阪の箕面から京都の大原まですでに歩いている。このブログを続けて読んでくれている方は、今週末は京都からいよいよ滋賀県に進むと期待されていただろう。しかし、残念ながらある事情があって7月9日まで滋賀県に進むことができない。誕生会のサプライズ程度のつまらないことなのだが、1年以上前から計画していることなので遵守しようと思う。その理由は7月10日以降にこのブログで明らかにしようと思う。

 それでも週末は家では眠ることのできない身体になってしまっているため、今回は山口県美祢市秋吉台から山陽方面と山陰方面に分岐するところを、2021年11月6日には山陽方面に真っ直ぐ歩いた中国自然歩道の山陰方面を歩いてみようと、秋吉台から再スタートすることにした。

 6:08の福岡市営地下鉄に乗り、6:32発の新幹線こだま858号で厚狭(あさ)まで乗車。ここから1両編成ワンマンカーの美祢(みね)線で、8:02に美祢に到着。通過する駅には厚保(あつ)がある。ここは難読路線だ。美祢からは8:38発のバスで9:04に秋芳洞バスセンターに到着して行動開始。

こだま858号はハローキティ新幹線という特別仕様

これで、あさ

みね、は許容範囲

美祢駅前からアンモナイト号に乗車

秋芳洞門前町を進む

秋芳洞入口からヒョイッと右の階段に進む

舗装路を上り詰める

展望台に到着

 

 

 中国自然歩道の分岐点の長者ケ森までは5km。カレンフェルトと呼ばれる石灰岩の石柱が緑の草原に立ち並ぶカルスト台地の中を気持ちよく歩く。この区間は昨年の中国自然歩道歩きでも往復しているので3回目になるが、それでも文句なしのもう一度歩きたい道。秋吉台展望台、若竹山を経由して、10:33に長者ケ森に到着した。長者ヶ森の駐車場には、登山の格好をした多くの人たちが集まっている。

展望台からは素晴らしい光景が眼前に広がる

行けども行けども石灰岩の石柱が続く

カルスト台地を1時間ほど歩いて、長者ヶ森が見えてくる

 長者ケ森からは山陰方面へのコースを北に進む。このエリアは初めて歩くが、南の観光客の多いエリアよりも白い子山羊のような石柱が多く、美しい気がする。何人かの登山客とすれ違い、11:30に真名ケ岳(350m)に到着。先行していた登山者と挨拶を交わし、先に進む。

長者ヶ森は青景(西の下関方面)、大田(南東の山陽方面)、大正洞(北東の山陰方面)への分岐点

よく手入れされた草原が続く

真名ヶ岳はちょっとしたコブ程度

 真名ケ岳からはグッと下って、舗装路に入り、森の中の大正洞への連絡路をさらに下って、エコミュージアムを経由して12:02に大正洞に到着。

真名ヶ岳から下ると、石灰岩の石柱の見えない森に続く

しばらく舗装路を歩く

大正洞への下り口の道標は少し見つけにくい

スギ林の中を下る

エコミュージアム

 せっかくなので、大正洞の見学をしたが30分ほどの見学中に入場者は自分だけ。寂しかった。鍾乳洞見学の後は、食堂でごぼう定食をいただき、13:06に行動を再開。

入場者は一人だけ

水滴の落ちる音が洞内に響く

映画八つ墓村の効果音にも使われたと、余計な案内が恐怖感をあおる

地上に生還

駐車場にある食堂のごぼう定食はまずまず

 エコミュージアム駐車場からは秋吉台縦走路に入るが、道標と入り口が草に埋もれており、取り付きわかりにくい。道自体も厚い落ち葉で覆われてり、歩く人はあまりいないよう。

エコミュージアムから北に向かう道は取り付きが見つけにくい。

厚い落ち葉に覆われた急坂の縦走路

山を越えて進む

 13:30に山を越え、さらに景浦洞に続く道があるはずだが、EADASに表示されるようなコースの道はない。やむなく農道を伝って、県道239号線に出て東に進んだ。

農道伝いに県道に復帰

 この先は県道を東に、秋吉台サファリランド、宮の馬場の八幡池と進む。

県道239号線を東に進む

秋吉台サファリランドの前を通過

八幡池からしばらく県道を離れる

 鰐市集落から先で再び県道と合流し、杉ケ峠を越えて銭屋という江戸時代の鋳造所の集落で北に向かう山道に入るが、この先でしばらく藪漕ぎがあった。林道と合流してトンネル工事の脇を抜けて、15:00に二反田で国道490号線に合流。

鍔市集落を過ぎる

杉ヶ峠を越える

左の銭屋集落に進む

江戸時代に寛永通宝をヤミ鋳造して焼き払われた銭屋のハゼの生き残り

山中に進む

少し藪漕ぎ

林道に合流

峠を越える

二反田に到着

 ここからは国道490号線を萩に向かって真っ直ぐ進む。二反田では田植えの最中。カキツバタの咲く二反田溜池を通過し、15:25に笹目峠を越えて萩市に入る。

二反田から国道490号線を北に進む

ちょうど田植えの真っ盛り。主にはコシヒカリ

道路事情は悪そう

二反田溜池

カキツバタが見頃を迎えていた

萩市への市境を越える

 桑の木、殿河内と進んで、16:05に野戸呂から 県道308に右折して本間川沿いの狭い道を進む。ここから先の県道はあまり車が通っていないようで、道路の上には枯れ木や落ち葉が大量に落ちている。

のどかな国道490号線を進む

野戸呂から右の県道308に分かれる

道路にも落ち葉が積もる

惣田川に沿って進む

道の真ん中でタヌキとバッタリ

 4kmほど川沿いの道を進んで、16:55に女屋敷集落を通過。女屋敷とはいわくのありそうな地名。道路脇の説明板によると、平家の落人の女性たちが隠れ住んだという言い伝えがあるよう。山深いここは隠れるのには適していそう。

女屋敷

 集落の先でようやく平坦地を見つけて17:23に行動終了。

2022年5月14日 中国自然歩道46日目(通算187日)山口県美祢市秋吉台萩市女屋敷 曇りのち晴れ 21/13℃ 行動距離27.0km 行動時間8:14 獲得高度935m 45787歩

往路交通: 西新6:08福岡市営地下鉄-博多6:22/6:32新幹線こだま858号-厚狭7:19/7:34美祢線-美祢8:02/8:38バスアンモナイト号-秋芳洞BC9:04