今週の自然歩道トレッキングはお休みして、南信州の中央アルプスの南端にあたりにある弟の山小屋で夏休み。この山小屋には始めての訪問だが、スギ材の内装の香りが漂う素敵な物件。うらやましい。各地では連日の酷暑が報じられているが、標高1000m近いこの地の最高気温は24℃、最低気温は13℃と快適このうえない。
到着した昨日の午前中は雨で、午後は曇り。昨夜は北斗七星がきれいに見えていたので、本日は晴れとなることを期待していた。
5:00に起床し、5:30に朝食を済ませる。期待どおり青空が見えてきたため、弟と二人で今朝は早朝から近隣の中央アルプスの南端部の山に登ってみようかということになった。
5:50に道の駅信州平谷の駐車場に自動車を停め、6:03から行動開始。柳川に架かる橋を渡り、正面の諏訪神社にお参りする。諏訪神社の栃の木が見事。直径は1mを越えると思われる。天然記念物に指定されている。
愛知県の三河地方を流れる矢作川の最上流部となる柳川を眺めながら上流に進み、6:25に登山口に到着。ここからは北に向きを変え、柳川の支流の狭い谷川に沿って高度を上げていく。
しばらくは勾配のきつい山道を登るが、6:46に稜線に到達してからは両側を広葉樹に囲まれた比較的なだらかなコースを快適に進む。少し汗をかいた頃に舗装された林道出合に到着し、ここで水分補給をしながら小休止。
7:45から行動再開を再開し、舗装路を横切って山道に入る。道の両側にはヤマジノホトトギスの可憐な花がチラホラ現れる。
8:10にふたたび舗装路を横切り、次いで8:32にも舗装路を越えた後は、灌木が途切れてササが優勢になる。登山道は幅2mほど丁寧に草刈りがされており、快適に歩を進める。
ほどなく前方の視界が開け、8:43にまずは長者峰の山頂(1573m)に到着。昨日とは打って変わって、空はすっきりと晴れ渡っている。東の方角を望めば、赤石岳、聖岳、光(てかり)岳といった南アルプスの山々が並ぶのが見える。さらに北を向けば、恵那山が聳えている。
しばらく山頂からの眺望を楽しんだ後、8:57にさらに北にある高嶺に向けて行動再開。山頂の標高差は20mほどしかなく、なだらかな幅の広い道が続いている。途中にはパラグライダーのテイクオフグラウンドがあり、麓の平谷村が一望できる。
ほどなく高嶺の頂上が見えてくる。最後に少しばかりの急斜面を登って9:20に高嶺の山頂(1599m)に到着。頂上にはベンチが設えてある。ここは南方向の眺望のみ。荒峰山の発電用の風車がのんびり回るのをしばらく眺めていた。
9:45から下山開始。残念ながら今回は他の選択肢はなく、往復コースの一択。10:16に長者峰を経て、11:29に登山口に到着。11:50に道の駅信州平谷に到着して行動終了。植物に詳しい弟と、のんびり楽しむことができた。
2022年8月19日 長野県下伊那郡平谷村 道の駅信州平谷~長嶺 晴れ 24/13℃ 行動距離9.3km 行動時間5:42 獲得高度790m 行動中飲水量1000ml 25712歩