本日は前泊地の南草津のホテルで5:50に起床。ホテルで朝食をとり、コーヒーを片手に出発。駅前のファミマでおにぎりを3個購入して、7:17のJR琵琶湖線に乗車。
隣の駅の草津で、7:28の草津線に乗り換え、終点の柘植には8:23に到着し、8:32に行動開始。
関西本線の線路に沿って南に200mほど進み、踏切を超える。数件の家を通過し、プラントを過ぎると、山中に入る。
路肩に白い軽トラックが止まっている。荷台を見るとどうも猟に来ているよう。挨拶を交わして聞いてみると、シカの罠をパトロールに来たという。この辺りの農地は害獣にひどく荒らされているとのこと。鈴鹿峠まで歩く予定だと言うと、気をつけてと送り出してくれた。
倉部川に架かる橋を越えて、9:07に東海自然歩道の分岐に到着。本日はゾロゾロ峠に向かって林道余野線の快適な舗装路を東に進む。
500mほど進んだあたりで、壬申(じんしん)の乱古戦場の看板が見える。壬申の乱は天智天皇の後の日本中を巻き込んだ内乱だったっけ?今では、ここが?という感じの山の中。
9:23にゾロゾロ峠への分岐に到着。ここから先の峠に向かう道は、「源義経木曽義仲追討の道」と歌舞伎にでも出てきそうな名が付けられている。広場にはトイレと駐車場あり。
源義経木曽義仲追討の道は谷川に沿った整備状況のよい山道。坎霞渓(かんかけい)と名付けられているが、そこまで景色が良いわけでもない。
それほど汗をかくこともなく、9:58にゾロゾロ峠に到着。名前の由来がわからないが、気になる。峠からは右の関町に進み、すぐ左に折れる。この左折地点がややわかりにくい。この先の斜面は崩れており、滑り降りないように気をつけて進む。
この先は加太川の上流部分に沿った山道を進む。このあたりには標識が少なく、気をつけておかないと渡渉地点を見失いやすい。
11:20に加太不動滝と大日滝を通過。加太川には美しいポイントが多数ある。
滝から少し進むとひらけた芝の広場があり、説明板が設置してある。ここで小休止。
11:31に行動を再開し、北のバンドウ山に向かって加太川右股上流に進む。ここからは山道ではなく、整地された幅1.5mn林道。道に沿った加太川の渓相は良好。だんだん高度が上がり、川が見えなくなり、12:23に西島越の峠を通過。
その先の砂防ダムの上で昼食とした。このあたりはヒルの生息域なので、草むらや土の上には長時間立ち止まっていられない。
12:40に行動を再開し、幅の広い林道を進む。両側をスギ植林に囲まれた道を進む。
13:20に舗装路に合流し、左折して坂を上る。坂を越えたところで、直進する加太駅に向かう道から分かれて、左の蛇谷川に沿った山道に進む。
13:44に橋を渡って山中に進む。グイグイ高度を上げていき、尾根筋の道を進む。14:08に高圧線の鉄塔下で小休止。
その後は尾根筋のアップダウンのある道を進み、14:44に舗装路に合流。右に牛谷川を眺めながら、幅4mの快適な舗装路を進む。
15:05に中津川に架かる籬(まがき)橋を通過し、中部電力の施設を過ぎたのちは2車線の舗装路に変わる。
15:26に国道1号線と交差。さほど交通量のない国道の上を歩道橋で渡り、ほんの少しの藪漕ぎののち、旧東海道の沓掛に入る。
左に鈴鹿川を眺めながら街道の道を進み、15:54に廃校となった小学校を活用した鈴鹿自然の家で小休止。天体観測用のドームが目立つ。自然の家の前には鈴鹿馬子唄会館の魅力的な建物。
16:20に坂下の宿場を過ぎる。往時は多くの往来があっただろうが、現在は本陣、脇本陣の跡が残るのみ。店舗、食堂などはなく、自販機2台のみ。
立派な山門を構えた法安寺に立ち寄った後は、16:36に国道1号線に合流と思いきや、右折して激坂の山道に進む。これが箱根峠と並ぶ東海道の西の難所の鈴鹿峠かと思うと、足が攣ってきた。
17:08に片山神社に立ち寄る。長い石段を登ってみたが、社殿は焼失したままだった。この先は国道1号線の橋梁の下を潜り、最後の登りを踏ん張る。
日没は17:17で、盗賊でも出そうな雰囲気になってきた。17:24に鈴鹿峠に到着。近江と伊勢の境界石、東海道の礎石が並ぶ。
茶畑の中をしばらく進み、17:30に鈴鹿峠路傍休憩所に到着して本日の行動を終える。この先の国道1号線鈴鹿トンネルの出口からは大型車の排気音が聞こえてくる。
2022年10月8日 東海自然歩道11日目(通算212日) 三重県伊賀市柘植駅〜滋賀県甲賀市鈴鹿峠 曇り 20/13℃
行動距離24.1km 行動時間8:56 獲得高度1300m 41290歩 行動中飲水量1000ml
往路交通: 西新16:38福岡市営地下鉄-福岡空港16:57/18:10ANA420-大阪伊丹空港19:35/19:50空港リムジンバス-京都20:37/21:16琵琶湖線-南草津21:33(前泊)