とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

2022年12月24日 東海自然歩道18日目(通算227日) 岐阜県関ヶ原駅〜大垣市美濃赤坂駅 古戦場に雪は降りつつ

 今回の自然歩道トレッキングは東海自然歩道関ヶ原からの再開。金曜日の夜に福岡から中部国際空港に飛行機で移動し、岐阜に前泊とした。今年最大の寒波がやってきており、機材繰りのため空路にはかなりの遅れが生じている。いきなり波瀾万丈を予感させる幕開け。

 なんとか金曜中に到着した岐阜市内のホテルで5:20に起床。シャワーを浴びてからカーテンを開けると雪が降っている。

 ホテルを出ると前の道は積雪5cm。駅近くのコンビニで食料を購入して6:36の東海道線に乗車。東海道線は3分遅れている。土曜日の早朝便にも関わらず車内は混んでいて席はない。5分遅れの7:10に関ヶ原に到着。

 駅の外は真っ白。積雪は20cmほど。しんしんと雪は降り続いている。上下の雨具を装着して7:30に行動開始。

 ここは前回歩いている道。住宅地の中を歩いて、西首塚藤堂高虎陣地跡、福島正則陣地跡などを通過して、7:55に不破の関に到着。ここからは未到区間。今日は関ヶ原の古戦場をグルリと周回してから東に歩を進める予定。

西首塚

藤堂髙虎の陣地跡は関ヶ原中学校の校庭

住宅地には融雪施設が設置してある

不破の関

 藤古川を越えて先に進み、8:04に国道21号線東海自然歩道の名称を持った歩道橋で渡る。街道の雰囲気のある幅4mほどの山中集落の道を進むと中山道の歩行者のためのベンチ。

藤古川を越える

東海自然歩道専用歩道橋のようで嬉しくなる

美濃山中宿

 8:16に中山道から右折して北の山に向かう道に進む。舗装路かあるいは整備状態のよい林道なのだが、雪が深くて路面の状態はわからない。くるぶしを越えるほどの積雪で、ミドルカットのシューズに雪が染み込んできた。ゲーターを装着しておけばよかったのだが、ここには腰を下ろす場所などない。自分にとってゲーターはいつもそういう立ち位置の機材。

 大谷吉継陣地跡を通過し、8:41に城山への登山道入口にたどり着いたが今回はパス。8:50に県道に合流した。交差点の左手に関ヶ原エコミュージアムがある。管理人と思しき方が駐車場の除雪作業中。降り頻る雪を避けるために軒先で休憩していたら、中に入れてくれた。

大谷吉継陣地跡への入口

くるぶしは隠れる

関ヶ原エコミュージアムで小休止

 9:10に行動再開。県道には除雪車が出動している。藤古川大橋を渡り、住宅地を抜けて山を上って、西軍大将の石田三成の陣地跡に9:51に到着。

第一次世界大戦中にここ玉村にあった巨大火薬庫の営門跡

西軍石田三成陣地跡

 ここは関ヶ原の盆地が一望できる戦略的な好立地のよう。本日の古戦場は真っ白な雪で覆われている。

石田三成陣からの関ヶ原の眺め

 陣地を下ると、馬避けの柵が設えてある。その先には関ヶ原決戦地。兵どもが夢の跡。古戦場からは畑と思われる平地の中の真っ直ぐな道を東に進み、国道下のトンネルで雪を避けて休憩。

ここが決戦の地

いまはただ白い雪に覆われた大地

 雪の道を進むと素敵な池が出てきた。ここ八幡池には渡り鳥が飛んでくるのか、観察施設がいくつか設置してある。池は凍結している。クマが出没するようで、いくつも看板で注意を呼びかけている。3つめの池だけ凍結していない。温かい湧水でもあるのだろうか。

八幡池

とうとうヒザ近くまで迫る

 10:36に岡山狼煙場を通過して集落に出る。10:43に集落内で関ヶ原周回路を離脱して、コースを東に進む。

岡山狼煙場

岡山狼煙場も眺めがよい

ここで関ヶ原周回路を離脱して東に進む

 10:51に大高で線路の下をくぐる。地図を見てみると、この線路は東海道線の下り。なぜここで下りと上りの線路が1kmほどもはなれているのか?謎だ。いつか鉄道に詳しい人に聞いてみよう。

大高あたりを走行する東海道線下り。上りの線路とは最大で3kmほど離れる。

 11:17に伊吹集落の中を進む。この辺りは右左折が多いが、本当に丁寧に道標を設置していてくれる。ありがたい。

 11:27に伊富岐(いぶき)神社に参拝。立派な神社で、参道に石でできた太鼓橋が設置してあるが、雪で滑ってとても上れない。池を迂回して本殿に進む。

この太鼓橋が越えられなかった

伊富貴神社

 ここからは害獣防止柵を通過して、大規模に整備された圃場の中を進んでいく。大きな区画の方形の圃場が続く。道標が見つからないため先行するジョンさんのGPSログをトレースして進む。EADASのコースとは若干異なり、山中の橋で東海道線の上を渡った後に東海自然歩道の道標が出てきた。

圃場整備をした区画を進む

 12:04に菩提東海自然歩道休憩所に到着。屋根付きのベンチとトイレが整備された立派な施設。トイレには近隣の方々の掃除当番表が貼ってあって涙が出そうになった。自然歩道はこういう方々の力に支えられているのだな。

 ベンチでお湯を沸かし、昼食とした。雨具を脱ぐとその下はびっしょり。Gore-Texよ、どうしたんだ。ベンチに服を並べてしばらく乾かす。

 12:35に行動再開。12:51に竹中半兵衛菩提寺の禅撞寺を通過。岩手集落で右折して、東海道線の踏切前で左に進み、大石集落に進む。

 その先の大滝集落の中を抜けて、13:40に藤の森休憩所で小休止。梅谷集落を抜けて県道53号線に合流。歩道はあるのだが、除雪された雪が歩道に残っているためとても歩けない。車道を歩いていると、わざわざクラクションを鳴らして水をはね散らかして通過する車がいる。嫌な奴だ。

藤の森休憩所

県道53号線のこの道標から法面を下りてトンネルをくぐるところが迷いやすい

 14:04に県道を右折して山道に進む。雪に覆われていてわからないのだが、整備状況は良好。池を2つ過ぎる。ここは快適な道程。雪道を楽しく歩く。

 14:48に東海道線の下をくぐって圃場の中を進む。その先には縦横100mほどの方形の広場が見える。ここが美濃国分寺跡。隣には大垣市歴史民俗資料館が建つ。

美濃国分寺跡

 本日はこの先の青墓で15:14に東海自然歩道を離れてJR美濃赤坂駅に向かう。駅までおよそ2km。

青墓集落で本日は東海自然歩道を離脱

北東には金生山採石場。小学校のときに見た化石図鑑に金生山産出と書かれたものが多くて、どんなところかと思っていた。今回初見で夢が叶った。

美濃赤坂には中山道が通る

 途中で昼飯(ひるい)大塚古墳という立派な前方後円墳を通過。古墳のスロープで親子連れがソリを楽しんでいる。贅沢な遊びというか、なんと言ったらよいのか。

昼飯大塚古墳は絵に描いたような立派な前方後円墳

 住宅街を抜けて15:59に美濃赤坂駅に到着して行動終了。一日中雪と雨に打たれてびっしょりだ。

2022年12月24日 東海自然歩道18日目(通算227日) 岐阜県不破郡関ヶ原関ヶ原駅大垣市赤坂町美濃赤坂駅 雪のち雨 5/-1℃

行動距離27.0km 行動時間8:27 獲得高度483m 41961歩 行動中飲水量150ml 

往路交通:西新18:48-福岡空港19:07/20:25ANA3868(10分遅れ)-中部国際空港22:05(20分遅れ)/22:17名鉄中部国際空港線特急-金山22:49/22:54JR東海道本線-岐阜23:20 岐阜前泊

岐阜6:36東海道本線(4分遅れ)-関ヶ原7:10

復路:美濃赤坂16:07東海道本線美濃赤坂支線-大垣16:14/16:26東海道本線特別快速-岐阜16:38