とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

2023年1月15日 中国自然歩道75日目(通算230日) 鳥取県境港~米子市皆生温泉 砂浜を15kmも歩くって素敵なことじゃない?

 今朝は境港駅からほど近いホテルで5:00に目を覚ました。カーテンを開けると窓の外は雨。残念。2日続けての雨でガッカリではあるが、ホテル泊のため靴下、ズボン、その他、身につけるものはすべて乾いている。テント泊の雨に比べればなんということはない。充分に極楽の範疇に入る。

 テレビの天気予報を見ながらヨーグルトの朝食。エアコンからは温風が吹き付ける。文明のなんとありがたいことよ。桃源郷に居るがごとし。さあ現実に戻ろう。上下の雨具を装着して6:40に行動開始。

 境港駅から水木しげるロードを東に進む。郷土の有名漫画家の名を冠した商店街。昨夜も歩いたのだが、暗過ぎて写真が撮れなかった。日の出時刻は7:16で、今日もまだ暗かった。

 7:11に国道431号線の昨日の離脱地点に到着し、ここからは中国自然歩道となる。EADASの示すように国道431号線を南に進むが、片側3車線の広い国道で、この道を歩くのは味気なく、また自動車の騒音がうるさい。

国道431号線に合流

 せめてもと思い、1本東の港沿いの道路を進む。こちらの方は港が見えるうえ、交通量が少なく快適。

港に近い道を進む

 直線道路の突き当たりのマリーナに8:00に到着。ここで雨具の下のミドルレイヤーを脱ぎ、しばらく小休止。

 8:25に行動再開。マリーナの南には広いキャンプ場がある。本日は1張のみ。すぐ横を国道が通るのが難点か。

 その先から快適な舗装路となる。自転車歩行者専用道のJapan Eco Track弓ヶ浜ルート。弓ヶ浜の海岸を眺めながら快適に進む。

 8:50にサイクルポートに到着。ここにはトイレ、自販機あり。このところ、自転車がかなり優遇されているように感じる。僻みだろうか。

 9:18に和田浜展望台を通過。展望台からは北から南まで弓ヶ浜が一望できる。南の先には大山が聳えているはずであるが、本日は雲の中。

和田浜展望台

 この先は侵食の激しい海岸を養生工事しているため、自転車道は国道と並行して設置されている。快適ではあるが、味気ない。

 9:45に政右衛門橋を通過し、その先の弓ヶ浜展望台に立ち寄る。広い駐車場があり、ランナーたちが車から降りて海岸沿いを走り始めている。

 ポツリポツリとランナーとすれ違う。雨の中を走るランナーは皆早い。

 10:43に弓ヶ浜公園を通過し、11:00に巨大なソーラー発電所を通過する。この辺りの波は高い。

弓ヶ浜公園

米子ソーラー発電所

皆生温泉の温泉街が見えてきた

 11:43に皆生(かいけ)温泉に到着。海岸には天幕がいくつも張られている。何のイベントかと覗いてみると、寒中水泳大会だったとのこと。ちょうど終わって、海岸に設置した温泉に使って体を温めているところ。通りがかりの私にも団子汁を振る舞ってくれた。温まる。

立派なホテルが並ぶ

寒中水泳大会の後の温泉

団子汁が振る舞われていた

温泉給湯車の出動

 12:01に日野川河口に到着し、ここで今回は中国自然歩道を離脱。

日野川河口近くの下水処理施設がダンジョン風でいい

これが河口のシンボルのよう

日野川河口はほとんど砂で埋まっている

日野川の向こうに大山がチラリと顔をのぞかせてくれた

日野川河口で自然歩道を離脱

皆生温泉中心街に向かう

 せっかくなので、皆生温泉にゆっくり浸かって福岡に帰ることにした。わずかに塩分を感じるマイルドな湯。

立ち寄り湯もあるホテル

温泉の後はソフトクリーム

 温泉の後の昼ご飯には当地のつけ麺の有名店三鈷峰(さんこほう)に並んだ。濃厚なつけ汁とコシのある麺が秀逸。

帰りのやくもからようやく大山を眺めることができた

2023年1月15日 中国自然歩道75日目(通算230日) 鳥取県境港市大正町〜米子市皆生温泉 雨 11/9℃ 行動距離22.2km 行動時間5:47 獲得高度48m 32788歩 行動中飲水量0ml

復路交通: 皆生温泉観光センター14:41-米子15:00/15:27特急やくも22号-岡山17:39/17:48新幹線のぞみ41号-博多19:30