今日は1か月ぶりの東海自然歩道トレッキング。前泊地の岐阜から、東海道線、養老鉄道、揖斐川町ふれあいバスと乗り継いで前回の離脱地点の東津汲(ひがしつくみ)に到着。デポジットしておいたガス缶を回収して11:20に行動開始。これが現場までの最速の交通手段。
国道303号線から右折して、県道268号線を高知川に沿って東に進む。小雨が降っている。気温は3℃。このまま本降りにならないように祈りながら歩く。
巨大な送水管の下を潜って、11:39に小津トンネル入口を通過。トンネルには進まず川沿いの旧道を歩く。路肩が少し崩落しているが、通行には支障はない。木天蓼(またたび)橋というコンクリート製の吊り橋を経て、県道に復帰した。軽トラの移動スーパーが大音量で案内を流しながら通過して行った。
12:09に小津集落に到着。さきほどの移動スーパーが営業している。挨拶して写真を撮らせてもらう。
小津橋を渡って、その先の階段を登り、洞泉寺にお参り。ここからは南に方向を変えてスギの植林の中の舗装路を進む。
12:34に下辻集落を通過。集落といっても家は一軒のみ。正面の山には雪が積もっているようだ。現在の標高は225m。100mほど標高が上がると雪の世界に変わりそうだ。
12:45に下辻谷砂防堰堤で小休止。ここからは山道に変わる。あまり人が入っていないようで少し荒れている。谷川に小さな橋がかけてあるが、踏み板が傷んでいるようで、すべて外してある。やむなく鉄枠をそろりそろりと渡る。
倒木に隠れるように牡鹿が倒れている。寒いからか、腐敗しておらず、動物に食べられた跡もない。死んでからまだ間がないよう。
この先で谷が二股に分かれている。先行するジョンさんの情報では右に進んで苦労しているよう。途中まで道はなかったようだ。ならばと地図上に破線のある左の谷に進む。しかしこちらにも道はない。なんとか先に進むが、谷は45°ほどの斜面で行き止まり、行き場を失う。GPSを見直すと軌跡は破線を忠実にトレースできている。地図を見ると峠までの等高線は10本ほど。やむなく最短コースの斜面を直登。木の根に掴まり、滑りながら、30分近くかけて急勾配の斜面を攀じ登った。
峠まで標高差20mほどのところで、歩道の痕跡らしきコースが正面に出てきた。どうもジョンさんの選択のほうが良かったようだ。
13:46にようやく下辻越の峠に到着。息が上がった。小休止。正面に標高1158mの権現山が聳える。
この先の峠から横蔵寺(よこくらじ)に向かう道は比較的良好なコンディション。ときおり倒木がある程度で心地よく進む。左右に曲がる道を下り、14:21に砂防ダムに到着。最後は川を飛び越えて林道に出た。
その先の養魚場を過ぎると、桑谷集落からは舗装路となる。14:39にくらした橋で飛鳥川を越え、三叉路の県道268号線を右折して進む。
14:54に神原(こうばら)集落の中心地に到着。左折してどんどん橋を渡る。おしゃれな食堂があるが今日はお休みのよう。
15:00に横蔵寺に到着し、仁王門、三重塔、本堂、舎利殿を見物。舎利殿には妙心上人の舎利仏(ミイラ)が安置されている。妙心上人は横蔵の生まれ。諸国を巡礼の後、1815年に34歳で山梨県の御正体山の洞窟内で断食して入定されたとのこと。1890年に横蔵寺に祀られるようになった。写真撮影は禁止。
15:23に横蔵寺バス停に戻って行動終了。15:45発の揖斐川町ふれあいバスで岐阜への帰途に着いた。
東海自然歩道22日目(通算233日) 岐阜県揖斐郡揖斐川町東津汲〜揖斐川町横蔵寺 雨のち曇り 9/1℃ 行動距離11.6km 行動時間4:02 獲得高度786m 22433歩 行動中飲水量150ml
往路交通:
前日 18:55福岡空港 ANA 3866-20:10中部国際空港/20:37名鉄ミュースカイ-20:58神宮前/21:01名鉄特急-21:37名鉄岐阜 岐阜前泊
当日 9:51岐阜JR東海道線-10:03大垣/10:10養老鉄道-10:34揖斐/10:42揖斐川町ふれあいバス-11:16東津汲