とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

2023年3月18日 東海自然歩道26日目(通算237日) 愛知県犬山市犬山橋〜春日井市内津峠 愛知県に入りました

 今回は1か月ぶりの東海自然歩道トレッキング。昨夜、福岡を飛行機で出発し、本日は前泊地の名古屋市金山のホテルで5:00に起床。シャワーを浴びてカーテンを開けると予報どおりの雨。悲しいがやむなし。

 6:30に朝食をとって金山駅に向かう。今回の東海自然歩道再開地点は交通の便がよく、金山から名鉄に乗れば乗り換えなしの37分で到着するはず。と思いながら改札口に着いたが、乗る予定の7:03発の犬山線の表示が電光掲示板にない。マイナーな路線だから掲示されないのかもと、改札を通過してホームまで行ったが、次の岐阜行の時間が掲示されている。

金山駅に着いて電光掲示板を見るが7:03の犬山線がない!

 嫌な予感がして改札口に戻ると、名鉄犬山線は踏切事故のため運休だと教えられた。代替の交通を尋ねると、「地下鉄に乗って、平安通で乗り換えて、、、」と教えてくれたが、土地勘がないためピンとこない。ドキドキしてきた。おまけに乗り換え案内がアクセス不良で動作しない。自分のように代替路線を検索する人間が集中しているのか?

地下鉄名城線の表示に名鉄犬山線は岩倉~犬山間で不通だと流れる

 なんとか地下鉄名城線名鉄小牧線と乗り継いで、再開地点最寄りの犬山遊園にたどり着いたのは8:12。予定よりずいぶんと遅くなってしまった。雨はしとどに降る。さっそく上下の雨具を装着して8:25に行動開始。

鉄道網の地図とにらめっこ

なんとか再開地点最寄りの犬山遊園駅にたどり着いた

 犬山橋と名鉄鉄橋からなるツインブリッジを通り過ぎ、県道を右折して狭い舗装路を上っていく。犬山導水ポンプ場、モンキーセンター、犬山ユースホステルと通過。寂光院の石段を上り詰めて、9:04に寂光院本堂に到着した。

犬山橋のツインブリッジを見ながら通り過ぎる

名鉄が橋梁の上を通り過ぎる

川沿いの道から山手に進む

寂光院の石段は結構長い

途中から小型のケーブルカーもある

寂光院本堂

 寂光院は654年からの歴史のある寺院。本堂からの岐阜の眺めは素晴らしい。信長もここから金華山を眺めたとか。鐘を撞かせてもらったら、うっとりとするほど素晴らしい余韻の鐘の音が響いた。

本堂からの眺め

この鐘の余韻が素晴らしい

 本堂裏手から、岩の露出したコースを上り始める。その後は稜線の快適な山道となり、9:32に継鹿尾山(273m)に到着。山頂にはりっぱな展望台。ここからの眺めが良い。

本堂裏手から岩場の道に取り付く

稜線の道の先に継鹿尾山の山頂が見えてきた

継鹿尾山頂

立派な展望台がある

展望台からは岐阜市街が一望できる

 展望台の前の道を何の気なしに真っ直ぐ進んだら道を間違えた。展望台からは裏手の北に進まなくてはならない。踏み跡がしっかり着いていたので10分ほど気がつかず、慌てて引き返す。

展望台の手前のこの指導標を見落とした

山頂からは木段を下っていく

 山頂から北に向かう東海自然歩道は、木段の上り下りはあるが、よく整備された山道が続く。トレランの方が1人駆け抜けていく。

整備状況は非常によい

 10:14に恵那コースとの分岐を通過。道幅が広くなり、自動車の轍の跡が見える。大洞池からは舗装路となり、寺洞集落を通過。10:38に善師野駅との分岐を過ぎて、名鉄広見線の踏切を渡る。

恵那コースは北に分かれる

大洞池を通過

寺洞集落

レンギョウ

アセビ

ここで名鉄善師野駅にエスケープ可能

名鉄の踏切を渡って進む

 この先で中切池を過ぎるが、池は工事中。作業員の方と挨拶を交わして通過。山道を進み、尾張パークウェイ(名濃バイパス)に掛かる橋を渡り、11:28にカモが浮かぶ丸山池の畔に立つ休憩施設で昼食の小休止。池の端にはコブシの花が咲いている。

改修中の池を通過

跨道橋で渡る

丸山池で小休止

コブシ

 11:45に行動再開し、しばらく舗装路を歩いた後、今井集落から先は快適な林道に入る。このあたりは地図では開拓パイロットファームとなっている。残念ながら林に阻まれて、パイロットファームがどんな状況かはよく見えない。小高い丘の道を進むが、きれいなトイレが設置してある。ところどころに休憩のためのベンチもあり、快適そのものの山道が続く。

今井集落を進む

この先がパイロットファームだが、東海自然歩道は隣り合った山手の林の中に進む

 12:30に舗装路を横切り、さらにファームの隣の山林の道が続く。12:50に山道は舗装路に変わり、鞍馬山教会の山に入ったよう。そこから下って教会の門を通過。13:22に県道49号線に合流して、入鹿池にかかる入鹿大橋を渡る。

途中で舗装路を1回横断

鞍馬教会の門を出る

入鹿大橋

入鹿池には釣り人のボートが浮かぶ

 橋を渡ると舗装路を左折し、川沿いの舗装路を八曽キャンプ場に向かって進む。キャンプ場にたどり着くまで、予約のみと、しつこいぐらい表示が立てられている。結局のところ、キャンプ場管理施設は閉じていたのだが。

キャンプ場は快適そうではある

 キャンプ場から先の林道が素晴らしかった。五条川の渓流に沿った砂利敷きの美しい道。自然歩道として理想的な状況。14:32に高速道路にかかる丸山橋を渡った後は山道に変わるが、さらに快適な道が続く。歴代で何位かに入りそうなぐらい快適なコース。

キャンプ場から先の道が素晴らしい

 15:08に犬山小牧市境を超えた後は、轍のついた幅の広い林道に変わる。15:47に処分場を通過して、16:11に中央道を北山橋で渡り、16:24に北山(322m)に到着。名古屋市内の眺望が見えてきた。

これまでに見た最大級の太陽光発電施設

処分場

北山橋で中央道を越える

 この先に内津峠と内々神社との分岐が出てきた。ここはどちらに進もうかちょっと迷った。というのも、先行するジョンさんはここで内々神社に進んでいるが、東海自然歩道本線は直接、内津峠に進んでいる可能性が高い。結局時間も早いので、30分ほどの回り道になるが、内々神社に立ち寄ることにした。16:41に立派な社殿の内々神社にお参りしたのち、県道508号線を進んで、国道19号線を渡って16:56に内津峠に到着。

内津峠と内々神社との分岐点

名古屋市の中心部が見えてきた

内々神社の立派な社殿

県道508号線を北に内津峠に向かう

国道19号線を跨道橋で越えると内津峠

 ここから古虎渓に向かう急な坂道に進んで、最終処分場のらせん階段を上る。県道の舗装路を進んで、春日井と多治見の市境の先にある東海自然歩道口バス停に17:07に到着して行動終了。土日のみに1便だけ止まる17:37のコミュニティバスをしばらく待つ。

最終処分場の砂防ダムのらせん階段を進む

谷一つが最終処分場

岐阜県多治見市と愛知県春日井市との市境に沿って緑の階段の東海自然歩道が進む

市境の先にコミュニティバス東海自然歩道口バス停

バスはJR野駅には立ち寄らず、1.5kmほど先の集落のバス停まで

バス停からJRの駅までさらに歩く

中央線の古虎渓駅

夕食は矢場とんで味噌一色。

2023年3月18日 東海自然歩道26日目(通算237日) 愛知県犬山市犬山橋〜春日井市内津峠 雨のち曇り 13/7℃ 行動距離29.9km 行動時間8:41 獲得高度1434m 48270歩 行動中飲水量1000ml

往路交通: 福岡空港17:59/18:55ANA3866-中部国際空港20:10/20:47名鉄空港特急-金山21:19 名古屋市金山前泊

金山7:21地下鉄名城線平安通7:25上飯田線名鉄小牧線-犬山8:02/8:10-犬山遊園8:12

復路交通: 東海自然歩道口17:37コミュニティバスききょう号-諏訪1バス停17:50/古虎渓18:07中央本線-金山18:40