今回は2023年4月23日に歩いた79日目の中国自然歩道からの廃線跡歩きのリメイク。鳥取県倉吉市の中国自然歩道を歩いていたときのことだが、1985年4月1日に廃止となった国鉄倉吉線が「日本一美しい廃線跡」と言われているとの評判を聞いて、中国自然歩道から一部外れて廃線跡を歩いた。辿ることができたのは路線総延長20.0kmの半分ぐらいだが、レールの残る場所やホームの残された駅もあり素晴らしいコースだった。
この日は大山池キャンプ場からスタート。中国自然歩道のコースを外れて、大山池から大山を眺めながら東に進んで6:34に泰久寺駅跡に到着して国鉄倉吉線廃線跡を巡る旅のスタート。
泰久寺駅跡にはホームと線路が残されている。線路内への立ち入りもOK。古い駅名標も残っているが、これは当時のものがそのまま残されているよう。
本日の目的地の倉吉とは逆になるが、泰久寺駅跡からは廃線跡を辿って終点の山守方面に向かって竹林の中の線路を歩く。すごくいい。来てよかった。
泰久寺駅跡から西に500mほど進んだところで、6:50に山守トンネルとなる。トンネルは保安上、閉鎖されており、中に入ることができるのは公開ツアーのみ。ここから線路を引き返す。
泰久寺駅まで戻ったのが7:00。ここからは大山池に引き返して中国自然歩道に復帰するつもりだったが、さらに廃線跡を歩きたくなった。次の関金駅跡に向かって線路の上を東に進む。
民家の間を通り抜けた先はいったんレールが途切れ、築堤が削られている。
しかし、100mほどの区間を挟んで再び築堤の上を歩く。ここも枕木とレールが残されている。
さらに線路を歩く。すごく楽しい。自分は鉄道マニアでも廃線マニアでもないが、これはマニアに独占させるにはもったいない。なるべくゆっくり歩いたが、7:22に線路は終端となった。やむなく松河原集落から南に進んで中国自然歩道に復帰した。
中国自然歩道のコースに従って松河原大橋で小鴨川を渡り、山間部を回って関金温泉を経て10:27に関金橋でふたたび小鴨川を渡る。
県道と交差したあたりの公園のベンチで助六寿司を拡げる。昼食の後で花壇の手入れをしていた地元の方に尋ねると、まさに弁当を拡げた公園が関金駅跡だった。
この先は線路は残されていないようなので、11:00からふたたび中国自然歩道コースを忠実に県道50号線に進む。
11:56に県道50号線を石塚集落から離脱して右折。地図を見ると、この先1kmぐらいで倉吉線廃線跡が自転車専用道になっているはず。倉吉線の痕跡を探しに歩く。
12:09に自転車専用道の南端に到着。旧倉吉線の上小鴨駅跡がスタート地点だった。現在は県道501号線となっているが、自転車専用道。桜並木の美道で適度な木陰があって歩きやすい。自動車はおろか、自転車も通らない。涼しい風が吹き抜けるだけ。
12:35には小鴨駅跡通過。駅ごとにトイレとベンチがある。周囲の畑にはレンゲが咲いている。
13:07に西倉吉駅跡に到着。レールの断端が設置してある。自転車専用道もここで終点。残念。
ここから再び中国自然歩道に戻る。倉吉八幡宮、長谷寺、打吹山と進んで倉吉博物館を経て倉吉市庁舎。
15:09に打吹駅跡あたりとなる赤瓦・白壁土蔵バス停にて行動終了。福岡への帰途についた。
2023年4月23日 廃線跡巡り 国鉄倉吉線(中国自然歩道79日目) 晴れ 15/5℃ 行動距離29.6km 行動時間8:58 獲得高度639m 43737歩 行動中飲水量400ml
復路交通: 倉吉16:22はくと12号-上郡18:02/18:10山陽本線-相生18:22/18:27こだま861号-岡山18:44/18:48のぞみ45号-博多20:30