とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

知る

2021年1月9日 九州自然歩道 73日目番外編 薩摩半島南端珍味四品盛合

今回の九州自然歩道トレッキングは、鹿児島県の薩摩半島から大隅半島にフェリーで渡り、九州最南端の佐多岬まで進む予定。南薩摩および南大隅エリアは、現地までの公共交通機関を利用したアクセスの難易度が高いため、今回も金曜夜から現地近くの宿に前泊と…

韓国嶺東線ソラントンネル

仕事でときどき韓国のソウルに行く機会がある。ソウルでは友人がいつも歓待してくれ、とても楽しく過ごすことができる。 2019年2月のことである。このときのソウルでの滞在の予定は4日間。1日目の仕事の後、3、4日目は仕事があったのだが、2日目は予定がなく…

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica)はシソ科ムラサキシキブ属の低木。6月ごろに控えめなうす紫色の花を付けるが、秋になると直径3mmほどの多数の球形の果実を付ける。その艶やかな紫色の美しい果実が、紫式部の名の由来であろう。山野に自生して…

パイクス・ピーク・コグ鉄道

2010年の秋に、仕事で米国コロラド州のデンバーに行く機会があった。仕事の現場はデンバー市街からさらに170kmほど西の山中にあるキーストーンKey Stoneであったため、デンバー国際空港に到着した後、レンタカーを借りてとりあえず郊外のモーテルにチェック…

ミズヒキ

小さな赤い花を多数つけたこの花の名を聞いたのは、2017年10月7日に福岡市植物園で行われた秋の植物観察会の折り。路傍でよく見かけるこの花の名を尋ねた際の学芸員の方の返答がこれで、その命名の妙に思わず「座布団二枚」と声が出てしまった。 ミズヒキ(…

ゴミの問題

山を歩いていると、不法投棄されたゴミをよく目にする。人里からほど近いところが多い。幹線道から林道にすこし入った斜面で、木々や藪で隠れているところに廃棄されている傾向がある。 不法投棄には自治体も対応に苦慮しているのだろう。不法投棄を警告する…

立野のスイッチバック

テツ分の少ない私でも、スイッチバックと聞いたら心拍数が3回/分ぐらい上昇する。スイッチバックとは、本来は急な斜面を登るためにジグザグに設置された道路や鉄道線路のことであるが、そのレアな存在とマニアの熱狂度から、スイッチバックときたら鉄道のス…

ドクダミ

家の前の草取りをしていると、隣のアパートから若い男女が出てきた。おそらく大濠公園にでもジョギングに行くのだろう。二人ともTシャツに短パン姿で、さて走りましょうかという出で立ちだった。 草取りをしている私を見て、山積みになった雑草を指さしなが…

【症例報告】歩行が原因と思われる両側足趾の爪甲下血腫の症例

はじめに 爪甲下血腫(そうこうかけっしゅ)subungual hematomaとは、外傷によって血液が爪甲と爪床の間に貯留する障害である1)。典型的には、軽微な修復作業を実施するような際に打撃工具にて金属釘を嵌入しようとするときに誤って指の爪甲部を傷害したり…

さらば西日本シティ銀行本店

博多駅の博多口を出ると正面左に見える赤いビルが1971年竣工の西日本シティ銀行本店。ビルといえばグレーや白といった無難な色使いが多いが、インド砂岩でできた赤い壁は博多駅の玄関口に並ぶビル群の中で今なお圧倒的な存在感を放っている。 設計は大分県大…

クズ

2回しか会ったことがない女性からいきなりこう言われた。彼女に対して思い当たるようなことはしていないが、傷ついた。そのクズとは別の話。 クズ(葛、Pueraria montana var. lobata)はマメ科クズ属の多年草。つる性の植物で、道路の脇や日当たりの良い斜…

【症例報告】歩行時に両側下肢に有痛性筋痙攣が生じた症例

はじめに 意識しない状態で突然、筋肉が強く収縮し、同時に疼痛を伴う症状を有痛性筋痙攣painful muscle spasmsあるいは筋クランプmuscle clampという。俗に足が攣(つ)る、あるいは好発部位が腓腹筋であることから腓(こむら=ふくらはぎ)返りともいうも…

前方後円墳

九州自然歩道を歩く旅の途中、熊本県の北部にあたる菊池川に沿って玉名、和水、山鹿、菊池と上流に遡ると、多くの古墳を目にする機会があった。ビックリしたのが最初に目にすることになった和水町にある若宮古墳。墳長が30m以上ある立派な前方後円墳なのだが…

ワールド・トレイルズ

注文していた本がようやく手元に届いた。8月9日に新聞の書評を見てすぐに注文したのだが、1週間後には到着予定だったものが、途中で配達予定日の変更があり、3週間ほどかかっている。きっと、注文が殺到したのではないだろうか。 ようやく届いた「ワールド・…

【症例報告】 Cucumis Meloによる口腔アレルギー症候群(Oral Allergy Syndrome)が疑われた症例

はじめに Cucumis Melo(英名:melon、和名:メロン、甜瓜や真桑瓜の呼称もある)は、ウリ目ウリ科キュウリ属の一年生草本植物で、品種による差異もあるが、その果実は頗る美味である。イランやインド周辺の南西アジアが原産地とされており1)、B.C.2000頃か…

クラスター cluster

最近気になる単語。デスクトップに入れてある英辞郎で"cluster"を引いてみると、名詞では、1.(果実・花などの)房、塊、2.(同種の物・生物などの)集団、一団、3.(天文)星団。英語圏では日常的に使われている単語である。私の仕事では、クラスター解析と…

エノコログサ

エノコログサSetaria viridisは、イネ科エノコログサ属の一年生草本。日当たりの良い道端や野原で頻繁に見かける植物。犬の尾に似たフサフサの円柱状の花序を特徴とし、ネコジャラシの俗称でも知られる。漢字では狗尾草と書くが、まさに犬(狗)の尾の草。 …

【症例報告】 N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミド(DEET)の塗布にもかかわらずCulicidae類による吸血が発生し即時型および遅延型アレルギー反応を呈した症例

背景 カはハエ目カ科(Culicidae)に属する昆虫である。ナガハシカ属、イエカ属、ヤブカ属、ハマダラカ属など、世界中には35属、約2,500種~約3000種が存在し、日本にはこのうち100種程度が棲息するとされている。 通常、摂取する物は植物の蜜や果汁などの糖…

口腔内崩壊清涼菓子(Mintia® Dry Hard錠)によるPhorticaおよびCryptochaetum類に対する忌避効果についての検討

はじめに 夏季の山中歩行時には、顔面に極めて近接して飛翔する小型の昆虫に悩まされることがある。この中にはハエ目カ科Culicidaeに属する昆虫もいるが、これは顔面前方を飛翔するだけでなく、上下肢等の露出皮膚面や、時には着衣の上からでもランディング…

メマトイ

梅雨明け直後の天草から宇土半島のトレッキングでは蚊の猛攻に遭い、現在も体中に十か所以上の瘢痕が残っている。この時の反省を生かし、先週の石打ダムから田原坂にかけてのトレッキングでは、皮膚に直接塗り延ばす虫除けスプレー(主成分:ディート、DEET…

茶豆

先週、友人から茶豆を頂いた。わざわざ職場まで持ってきてくれ、保冷剤と一緒にしてあるところをみると、かなり新鮮な逸品かと思われる。袋の中を覗いて「枝豆ですか?」と聞いたら、即座に「茶豆です!」と直しが入った。しまった。彼は茶豆愛で有名な新潟…

果物とフルーツ

毎朝フルーツを食べているが、正確に表現すると必ずしも毎朝、果物を食べているわけではない。たとえば、今日の朝食はメロンのヨーグルトかけであるが、メロンは果物に分類されていない。 うっかりすると、というか日常的にはメロンは果物と呼び、お見舞いの…

モモの季節がやってきた その2 モモ栽培の1年

今朝食べたモモは頗る美味しかった。福岡県産のモモで、白鳳系だということまではどうにか分かる。おそらく日川白鳳あたりだと思うのだが、自信はない。そのぐらい、素人にはモモの鑑別は難しい。 どうかモモ農家の皆さん、販売の際には品種や産地が分かるよ…

モモの季節がやってきた

モモは数あるフルーツの中でもとくに芸術的な農作物だといつも感じる。 芳醇な香りと、豊かな果汁が迸る果肉。そのままでも美味しく、ヨーグルトにもあう。生ハムやクリームチーズをのせても美味しい。まさにその味覚は芸術的。 それから、繊細な取り扱いを…

楽しいDIY キッチンの蛇口のカートリッジを交換してみた

最近、キッチンにいる時間が長くなったせいか、水道の蛇口からポタリポタリと水滴が落ちるのが気になるようになってきた。レバーをグイッと下に降ろせばなんとか止まるのだが、気を抜いているとまた、ポタリポタリと雫が落下する。 キッチンの冷蔵庫には、と…

匂蕃茉莉 花言葉は浮気な人

福岡の冬は意外と寒く、夏はわりあい暑い。暖房やエアコンを入れなくても過ごしやすく感じる時期はそれほど長くはないのだが、梅雨入り前のこの時期は比較的快適な時期で、夕方などは窓を開けると網戸から入ってくる風が心地よい。5月から7月にかけては網戸…

ハシブトガラスとハシボソガラス

カラスは賢い。トレッキング中に昼食の食材をしてやられたことは、以前このブログにも書いているが、カラスは用心深く、思慮深く、執念深い(天山のカラス 油断大敵 2020年1月27日投稿、九州自然歩道#8 1日目 古湯温泉~ 厳木 2020年1月25日 2020年1月27日投…

ヒガンバナ 現在鋭意生産中

以前、秋のお彼岸の頃に、収穫の時期を迎えた稲の実る田の畔(あぜ)に鮮やかな赤い花が映えるヒガンバナの話を書いた(曼珠沙華 突然現れて忽然と消える の巻参照)。独特な生活史を持ち、夏までは地表に姿を見せることはなく、夏の終わりに花茎が地上に突…

清美 タンゴールの歴史は1949年生まれのビッグママから始まった

10数年前であるが、デコポンを初めて食べた時は衝撃的だった。果皮が厚く、頭の部分が膨らみ、なんとも格好の悪い柑橘であるが、意外なほどに果皮がむきやすく、果皮を剥いた際に立つ香りが素晴らしい。そして、瓤嚢膜(じょうのうまく、薄皮のこと)はあく…

1等星 星空を眺めるために

たしか、小学校5年生か6年生の時だ。小学校の推薦図書の斡旋で、学研のポケット図鑑の「星」を買ってもらったのは。数日後には、それを見ながら、夜空の星座を探した。 夏の夜空に現れるはくちょう座は分かりやすかった。確かに形が白鳥だから。さそり座も何…