とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

すきま散歩 屋島南嶺

 高松市内に滞在中の本日。仕事の合間に少し時間ができた。そうだ、屋島に行こう。

高松シンボルタワーから眺めた屋島。見事な台状地。

 琴電に乗り、琴電屋島で下車。シャトルバスに乗り継ぎ、10分ほどで屋島の山上に到着。

琴電に乗車

屋島山上に到着

 ご存知かと思うが、屋島は源平の戦いで有名なところ。地理的には瀬戸内海の海の要衝、地形的にもメサと呼ばれる特異的な台状地。九州大分の切株山が海の上に浮かんだような形。

源平合戦の気分が盛り上がる

 屋島山上のバス停を出発し、まずは屋島寺にお参り。ここは四国八十八ヶ所の84番目。白い装束に金剛杖をついたお遍路さんが多い。

屋島寺

屋島寺本堂

 次いで、西尾根の展望台に向かう。高松市の中心地が足下に広がる。

西尾根に向かう

高松市街地が一望できる

 そのまま台状地の上を時計回りに進むと獅子の霊巌。ここは勝った源氏が陣笠を投げた故事にちなんで、素焼きのかわらを投げる場所のよう。目標のリングがぶら下げてある。

獅子の霊巌

リングを目標に土器を投げる

 ここに建てられていたのが、やしまーるという交流施設。メビウスの輪のようなガラス張りの回廊が美しい。受付の方に尋ねてみると、設計は周防貴之。妹島和代建築設計事務所の出身とのこと。回廊の形は屋島の等高線からインスピレーションを得たらしい。

やしまーる

 屋島水族館を通過したところに屋島城跡の標識。このあたり一帯が屋島城だったよう。水族館も城も、この台状地の上でどうやって水を確保したのだろうか?

 この先が談古嶺。真向かいの五剣山との間の海上で源平が戦いを繰り広げたところ。諸行無常。談古嶺の先の廃墟ホテルを見てさらに諸行無常

この海峡で源平が戦いを繰り広げた

廃墟ホテルも諸行無常

 南嶺の最南端をわずかに下ると屋島城城門跡。巨大な石垣が組まれている。7世紀頃に建てられた城の一つで、長く歴史の中に埋もれていたものが発掘されている。

屋島城城門跡

 ここから再び屋島寺に北上して、屋島山上バス停に戻って行動終了。

屋島南嶺を1周して屋島寺に戻る

 シャトルバス、琴電と乗り継いで、高松市内に帰着。まずはおやつにうどん。夕食にもうどん。

琴電屋島駅から屋島南嶺を仰ぎ見る

まずは軽く醤油うどん

夕食にはカレーうどん

おでんも

2023年5月26日 すきま散歩 屋島南嶺 曇りときどき晴れ 25/15℃ 行動距離3.6km 行動時間1:18 獲得高度73m 行動中飲水量0ml