とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

九州自然歩道133日目(通算284日) 長崎県平戸市生月島館浦〜大バエ灯台 断崖が雨に煙る

 本日は長崎県の北西部にある生月島2日目。残念ながら雨。朝ご飯は6:30からの予定だったが、すでに起きているのに気が付いてくれたのか、5:30に朝食の準備ができたと呼んでくれた。昨日の夕食の際に、帰りのバスが12:15と早い便しかないことを話していたからだろう。

 たっぷりと朝食を食べて6:23に行動を開始。まだ雨は小降り。狭い路地を抜けて先に進む。

宿の女主人は現役の海女さん。自ら採ったムラサキウニを食卓に並べてくれた。

狭い路地を進む

ここも殉教地

千人塚

生月大橋

生月町博物館

今日は対岸の平戸島の鯛ノ鼻は雲の中

ハナウド(セリ科)

ヒオウギズイセン(アヤメ科)

 生月島の南の道路を1時間近く歩き、7:15にようやく離脱地点にたどり着いた。

生月島南免には牧草地が拡がる

こんな標識が何度か

ミゾソバタデ科

ノアザミ(キク科)

これも同種のノアザミ(キク科)

 桜大橋を渡り、その先の長瀬鼻灯台に立ち寄ることにした。道路から10分ほどで灯台に到着。

桜大橋を渡る

この看板を見たら立ち寄りたくなった

生月長瀬鼻灯台

 7:51に鷹ノ巣トンネル(162m)を抜ける。トンネルの向こうは雨が強かった。このあたりは断崖の迫る絶景のはずだが、残念ながら雨でかすんでよく見えない。

鷹ノ巣トンネル

トンネルを抜けるとなぜか雨が強い

断崖の迫る絶景が煙って見えない

岩をくりぬいて貫いたトンネルだ

 石原橋を過ぎ、長田池、1号池、2号池と進むにつれて、次第に雨脚が強くなってきた。今回のシューズは防水機能のほとんどないトレランシューズ。ソックスはすでに水浸し。

石原橋

雨具を付けたいのだが、立ち止まるところさえない。

もう、びしょ濡れ

 9:00に宝倉神社に立ち寄った。軒先を借りてようやく上下の雨具を装着。トンネルの先には家屋が一つもなかったため、雨具を付けるタイミングを逸していた。

道路沿いに宝倉神社

宝倉神社の軒先で雨具を装着させてもらう

 この先はカフェを右手に見ながら進み、9:20に塩俵園地に到着。見事な断崖で知られるビューポイント。雨で煙ってはいるが、なお素晴らしい景色。

カフェが1軒

ほんわかと心温まる看板だ

塩俵断崖。見事な柱状節理。

 ここからは断崖に沿って山道を歩く。残念ながらコースの整備はあまりされていないようで、藪化が激しい。左は断崖で、波の音が聞こえるが、道の境界が見えないので心配になる。

断崖に沿って進む

けっこうな藪

足を踏み外したらと心配になる

ハマナデシコナデシコ科)

 ところどころ開けた牧草地に出るが、そこからの眺望は素晴らしい。途中にキャンプ場があり、2張りのテントが設営されていた。

晴れたら絶景のはず

キャンプサイトがある

 牧草地の中を、シューズを水浸しにしながら進む。晴れていたら景色が良かっただろうなと思いながら。

ミヤコグサマメ科

 最後に石段を登って10:47に大バエ鼻灯台に到着。海の先は真っ白。残念。

大バエ鼻灯台

残念。真っ白。

ヒルザキツキミソウアカバナ科

白いミゾソバタデ科

 ここからは風力発電のブレードの回る道を進んで、11:16に御崎バス停に到着。きれいな待合所の中でソックスとTシャツの水を絞って、12:15発のバスを待つことにした。

バス停待合所でTシャツの水を絞る

一部桟橋の生月バスターミナルでバスを乗り換え

平戸桟橋で下車

平戸桟橋からは15:00発の博多行きのバスがあった

2024年6月9日 九州自然歩道133日目(通算284日) 長崎県平戸市生月島館浦〜平戸市生月島大バエ灯台 雨 23/19℃ 行動距離17.7km 行動時間4:53 獲得高度830m 行動中飲水量200ml

復路交通: 御崎12:15生月バス-一部桟橋12:28/13:00生月バス-平戸桟橋13:40/15:00さつきハイウェイバス-博多17:45