とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

九州脊梁山地13 天主山周回1日目

 先週に引き続き、今週末も九州のど真ん中、九州脊梁山地でテント泊の旅。

 いい山域なのだが、交通の便が悪い。本日は2:00に起床し、シャワーを浴びて目を覚ましてから、3:15に福岡の自宅を出発。

 高速道路をひたすら走り、4:55に道の駅通潤橋でひと休み。営業時間前だが温水便座付きのトイレのある快適な道の駅。ここまではバスもあるので、念のために時刻表チェック。

道の駅通潤橋のバス停

ここまでは福岡から1日4便の高速バスがある。

ここからコミュニティバスを使って登山口近くまで行けないものかと時刻表チェック。なかなか乗り継ぎが上手くいかない。

乗り合いタクシーの情報も探してみよう。タクシーを使うのは禁じ手だけど、公共交通機関の乗り合いタクシーまではOKだ。

 ここからさらに真っ暗な狭い道を走り、5:25に鮎の瀬大橋を通過。ここは九州自然歩道を歩いているときに下流の方から見えた美しい斜張橋。今は暗くてよく見えないが、帰りに立ち寄ることにしよう。

 ようやく周囲が明るくなってきた5:35に天主山登山口に到着。導水施設を起点として、右に行けば天主山登山口、左は林道矢部清和線に分かれている。

登山の起点部となる導水施設。

右に行けば天主山への鴨猪新道登山口につながる。

 導水施設近くに広いスペースを見つけて駐車。6:02に行動を開始した。現在の標高は550m。今日は1000mほど高度を上げることになる。

登山口近くには広いスペース。

 本日は左の林道矢部清和線を上っていく。天主山を中心に時計回りに進んでいく。

登山口から左の林道矢部清和線に進んでいく。

導水施設を眺めながら。

 林道はきちんと舗装されており歩きやすい。ところどころに落石はあるが、歩くのには支障はない。現時点では自動車も石を退けながら通過できそうだ。

舗装された立派な林道

ところどころ落石はあるが。

 林道は稜線の北を走行しているため、日の出時刻の6:09を過ぎてもまだ明るくならない。勾配は強く、だんだん下界が下に見えてくる。

北斜面を進む。

ときおり眺望が開ける。

勾配は強い。

 林道脇にはときおり水場となりそうな沢水が流れている。

水場は何か所かある。

 7:07に林道の三叉路を右に曲がる。ようやく日の光が届き始めた。斜面に黄色い花が見える。Googleレンズで検索するとサンシュユ(ミズキ科)。少し違う気もするが、木本はからきしダメだ。

ようやく光が差してきた。

これはサンシュユ(ミズキ科)かな?

 7:29に水場となりそうな谷川を通過。正面には矢筈岳の鋭角な山容が見えてきた。

水場はあるぞ。

矢筈岳が見えてきた。

 この先の林道脇には野営に適した平地と水場がある。どうもそういうところばかり気にかかってしまう。

ここならテントが張れそうだとか、つい考えてしまう。

 8:23に矢筈岳登山口に到着。歩き始めてからここまで8.5kmあった。長いアプローチではあるが、自動車の騒音のない快適な散歩。登山口には10台ほど駐車可能なスペースがあった。

矢筈岳への入口

登山口には駐車スペースがある。

 10分ほど休憩してから、荷物を駐車場にデポジットして矢筈岳に取りかかる。登山口から左右に林道が分かれるが、いずれにも進まず、登山口の標識から真っ直ぐ直登が正解。間違えて左にしばらく進んでから気が付いた。

標識からは林道に進まずに真っ直ぐ。

スギ林の中を直登。

 10分ほどの直登で稜線に到達。稜線の左は広葉樹で、右はスギと明確に分かれている。

稜線の右と左で所有者が異なるのか、こういうパターンはよく見かける。

 稜線を10分進めば矢筈岳(1113m)頂上に到着。周囲はスギの植林で、山頂からの眺望は乏しい。

矢筈岳

 同じ直登路を戻るのは芸がないので、頂上から誘うような雰囲気で巻かれたピンクテープを辿って東に下ってみた。ほどなく林道に出て、9:05に矢筈岳登山口に帰着した。

ピンクテープを辿って進んでみた。

林道に出た。

 再び林道矢部清和線を進むと正面に遠見山が見えてきた。遠見山登山口の標識を右に見ながら林道を離れていく。登山道入口には旧那須往還の木標が立っている。

正面に遠見山

林道矢部清和線を離れて登山道に進む。

那須往還の木標

 この先の斜面にはバイケイソウやトリカブトの新芽が吹き出ている。踏まないように注意して上がっていく。

バイケイソウの新芽。これは翌日すれ違った女性に写真を見せて教えてもらったのだが。

これはなんだろう?

登山道には踏んだらいけないオーラを出した新芽が出ているので、気をつけて登っていく。

 那須往還の苔のむした道から左に曲がって10分ほど、10:01に遠見山(1268m)の頂上に到着した。さすがに名前の通りに北の眺望が良い。

崩れてはいるが、石を組んだ跡もところどころに見える。

ザックを置いて遠見山山頂を往復。

名前の通り、遠見山。

 ふたたび分岐点に戻って、那須往還をさらに進む。昔の街道を思わせる素敵な道。1時間ほど歩いて、11:23に久保の息の稲積山への分岐に到着。ザックを置いて11:30に稲積山に向かってスタートした。

那須往還。良い道だ。

少しの崩落地もあるが、きちんと巻き道が付けてある。

久保の息にザックを置いて、稲積山を往復。

 久保の息からはほとんど直登路。しばらくすると稲積山が見えてきた。

ほぼ直登路。

稲積山が見えてくるが、ネットに阻まれて真っ直ぐ進めない。

 ところがこの先は林業作業中で、ネットが敷設してあるため真っ直ぐ進めない。ネットの切れ目を探して迂回し、最後に直登路を滑りながら進んで12:27に稲積山(1269m)に到着した。

伐採とスギの苗を植えているようだ。

稲積山も直登。

頂上まではけっこうな急傾斜だった。

 苦労したわりには頂上からの眺望はなく、少しむなしい。再びネットを迂回しながら高度を上げて、13:51に久保の息に戻ることができた。

またあそこまで上り返す。

今度は重機で付けられた道を進むが少し方向が違う。

最後は急斜面をよじ登るハメに。

久保の息のザックに戻った。

 ふたたび那須往還の快適な道を進む。斜面に見えるのは黄色いマンサク。

全般的に良い道なのだ。

景色も楽しめるし。ここは明日下っていく道のりだ。

黄色いマンサクの花がチラホラと。

 14:18には野営を予定していた切剥のキャンプ地に到着した。

切剥。まさにキャンプ場。

行動食をとってから、ザックを置いて再出発。

 切剥に荷物を置いて、10分ほど直登すれば切剥(1578m)頂上に到着。

斜面を直登。ここもバイケイソウが群生しているので踏まないように。

切剥に到着。この名の由来は何だろう?

 さらに30分ほど足を伸ばして、15:04には三方山(1577m)に到着。

快適な道。

那須往還がさらに続く。

三方山に到着。

 三方山からは那須往還の快適な道を戻り、5:37に切剥に到着して行動終了。ここは素晴らしいキャンプ地だ。

切剥に戻る。素敵なキャンプ地だ。

夕食はカップ麺とおにぎり。軽量化ということもあるが、山ではあまり食べられない。

日没を迎えた。

日没を過ぎると急に寒くなる。

星空がきれいだ。

2026年3月28日 九州脊梁山地13 天主山周回1日目 天主山登山口〜矢筈岳〜遠見山〜稲積山~切剥~三方山~切剥 晴れ 19/5℃

行動距離21.8km 行動時間9:32 獲得高度2129m 39841歩 行動中飲水量750ml