とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

九州脊梁山地15 大金峰・平家山周回1日目

 今週末も九州脊梁山地に向かう。土曜日に大金峰から小金峰に進んで平家山登山口あたりにテント泊し、日曜日には平家山、京丈山、雁俣山と、ぐるっと一回りの予定。金曜から土曜にかけて暴風雨という天候予報が心配だが。

 今回の機材を並べてみる。無駄がないか、さらに軽くできないか考えてみる。今回はベース重量で6.4kg、食料に水3.25Lを加えたフル荷重が10.2kg。今回は初の山域のため水を多めに。

今回の機材。水と食料を除いたベース重量は6kg前後で落ち着いてきた。

 4:30に起床して、福岡の自宅を5:40に出発。出発時間が遅いのは、八代方面の天気予報では午後から晴れの予想のため、行動開始を遅くしようと考えたため。

 120km運転して、7:00に北熊本PAのセブンイレブンで小休止。

 8:00に高速道路を下りて、通潤橋道の駅前を通過。

 そのまま運転を続け、8:20に砥用から国道445号に進む。風雨が強く、国道とは名ばかりの山道の中を走る自動車にいろいろなものが飛んでくる。路面には落木が多数あるが、2、3度は自動車を停めて障害物を除去して走った。こんな時間だが、ここを通行する初めての自動車となったようだ。

国道445号線を進む。ここは有名な酷道。竹や枯れ枝を何度か取り除いて先に進んだ。

 9:20に五家荘の入口の二本杉峠にある東山本店に立ち寄る。ここまでの運転距離は197.2km。お茶を頂きながら東山本店のおばちゃんと天気の話をする。昨夜は台風のような風雨だったという。こんな雨の日に山に行きたくないなとしみじみ思う。

東山本店に立ち寄って情報収集。昨夜はものすごい風雨だったという。

 「どこそこが土砂崩れで先に行けない」とか、「どこの谷に水が出た」とか、おばちゃんから山に行けない理由を言ってくれたら今回の山行を取りやめてもいいかなと思ったが、気をつけて行ってらっしゃいと送り出されてしまった。仕方がない。出発するか。

 東山本店から1.3km先の大金峰登山口には9:50に到着。ここは2020年9月に九州自然歩道で歩いており、勝手知った道。駐車場には自動車が5台ほど停められる。

大金峰登山口の広い駐車スペース。地元の方の協力のおかげ。

 自動車の中で雨具を装着し、ザックにはザックカバーを装着して10:12に行動開始。あー、行きたくない。誰か止めてくれよ、と思いながら。

こんな雨の日に山に行く奴はいかれてるよな、と思いながら歩き始める。

 登山口から害獣防止ネットをくぐって歩き始める。以前の記憶とほとんど変わらないスギの植林の中を進んでいく。今回の方がササがきれいに刈ってあり歩きやすい気がする。地元の方だろう。心を込めて整備して頂いて本当にありがたい。だから地元になるべくお金を落としていきたいと思っている。

さて上り始めよう。

手入れの良い山道だ。

このあたりは馬酔木が目立つ。シカが多いのだろう。

霧が幻想的。

 大金峰まではキツい登りがまったくないゆっくりとした道のり。歩き始めて1時間ほどで山頂への分岐点に到着。曲がって5分ほど、11:26に大金峰(1396m)に到着。スタート地点が標高1100mほどで、上りらしい上りがなかった。

山頂への分岐の標識。

大金峰山頂。スギの植林に囲まれて眺望はなく、地形もなだらかで、山頂感には欠ける。

 山頂はなだらかなピークで、周囲はスギの植林で囲まれており、眺望はまったくない。山名は大金峰と書いて「おおがねみね」と読ませる。東山本店のおばちゃんは「だいきんぽう」でいいのよ、と言っていたが、確かに山名標には両者が併記されている。

 分岐まで戻って小金峰に向かう快適な山道を進んでいく。再びきちんと刈り込まれたササに囲まれた道。途中にせんだん轟への分岐があった。前回はここから右に曲がって進んだんだった。

次は小金峰に。

かわらず整備良好なササの道。

2020年9月の九州自然歩道歩きではここから右に、せんだん轟への道に進んだ。

 ほんの少しだけ上りを経て、12:27にいったん林道に出た。新しい轍のついた現役の林道だ。林道には伐採されたスギの集積地があり、その傍には重機が置いてある。

山道は消失し、重機で付けられた林道に変わる。

植林の伐採作業中だった。

林道には丁寧に案内が付けられている。

 そのまま重機の轍のついた林道を進むと行き止まりとなってしまった。引き返して、山道の入口を探す。

この道標から左に進んだら行き止まり。右に進んだら山道を示すピンクテープが見つかる。

 ほどなくピンクのテープで付けられた登山道を見つけ歩行再開。13:09には小金峰(1377m)に到着した。頂上は岩で、周囲は開けているが、今日は何も見えない。

ここから登山道に復帰。

いい道が続く。

小金峰山頂に立ち寄る。

ここは山頂感はあるのだが。

あいにくの天気で何も見えない。

 ふたたび小金峰分岐へと戻って、朴の木方面へと進む。岩陰には小さなお地蔵さん。さらに進んだら舗装路に出た。これが林道福根西の岩線。

お地蔵さんに手を合わせて先に進む。

林道福根西の岩線に出る。

 状態の良い舗装林道。轍の跡があるので、最近自動車が通っているようだ。標高は1000mを越えているが道路脇には水場がある。こういう林道歩きもいいな、と考えながら歩いていると、14:30に大規模な崩落現場に到着。これはしばらく修復に時間がかかりそうだ。それよりも今日ここを越えられるか心配になったが、土砂の上を巻いたら難なく通過できた。ホッと胸をなで下ろす。

雨さえなければ快適な林道に間違いない。

タチヤナギ ヤナギ科

道路脇には水場もある。

快適、と思ったら崩落地。幸い土砂の上の方を巻いて進める。

 さらに下ると道路脇に苗木がいくつも植えてある現場。表示を見ると残土処理場となっている。どこかで掘削して出た残土をここで処理しているようだ。そこに苗木を植えて山に戻そうということのようだ。スギやヒノキではない広葉樹が植えてある。

道路脇に苗木が植えてある。

残土処理場の表示。前方後円墳のように仕上げてある。

 林道脇には水場がところどころで現れる。ここは歩きやすい林道だ。15:01に福根集落を通過。集落とはいっても、人家は1軒のみ。家へのアプローチのソメイヨシノが満開を迎えている。

道路脇に水場、というか水道施設の一部。

蜂箱が出てきた。これは人家が近い。

立派なお屋敷。

ソメイヨシノが植えられている。

また、蜂の巣箱。


 15:39には川辺川水系の谷内川にかかる河鹿橋に到着。ここで林道終点となり、折り返して国道445号線に合流する。

河鹿橋

下を流れるのは川辺川の水系。

 国道からすぐに斜めに上がる。スイッチバックを繰り返して16:13に腰越の分岐点。

国道445号線に合流。山にはサクラがチラホラ。

すぐに山手の道に進む。

えっ?こんな所にポスト。

どんどん高度を上げていく。

道路の上には祠。ということは以前はあの高さが道だ。

腰越の分岐点をまっすぐ平家山に向かう。

 さらに林道を上っていき、16:48には京丈山登山口を通過。

舗装された林道が続く。

深い谷の先だ。

まだまだ林道を進む。

京丈山登山口を通過。

 この先は葉木川の音が聞こえてくる。17:31に林道の舗装が尽きるところに広場を見つけ行動終了とした。

葉木川

まだ進む。

ここで舗装路が尽きる。

この広場にテントを設営。結局一日中降り続いた。

晩ご飯はカップヌードルとおにぎり。

2026年4月4日 九州脊梁山地15 大金峰・平家山周回1日目 大金峰登山口〜小金峰〜平家山登山口 雨 16/10℃

行動距離20.0km 行動時間7:00 獲得高度500m 30000歩 行動中飲水量300ml