庭のハゴロモジャスミン(羽衣素馨)が満開となった。苗を植えてから3年目で、昨年はラティスの真ん中ほどまで伸びた枝から、わずかな花をつけただけだったが、今年は庭のラティスの上端まで達してなお余りある枝から、たくさんの赤い蕾をつけていたので、開花を楽しみにしていた。
ハゴロモジャスミンJasminum polyanthumは、モクセイ科ソケイ属のつる性の植物で、中国が原産。ソケイ属がJasmineであるので、茉莉花(マツリカ)茶などに使われるいわゆるジャスミン(アラビアジャスミン、Jasminum sambac)の兄弟ぐらいだろう。花から漂う香りはジャスミンそのもの。実際にジャスミンティーにも使えるようだ。
成長が早く、病害虫にも強いとされ、生け垣に使用されているのをよくみかける。福岡の自宅の近所でも、フェンスに繁茂したハゴロモジャスミンのうっすらと赤みを帯びた白い花がたくさん咲き誇っているのを目にしていた。一昨年に、ホームセンターに苗が置いてあるのを見つけて、3株購入して植えたものが、今年はここまで成長した。
手間がかからず、花と香りが楽しめることから、フェンスのカバーなどにはお勧め。