本日も東海自然歩道。富士宮市の田貫湖から出発。このあたりは静岡県なのか山梨県なのか、地元民でない自分にはよくわからない。武田がグインと南に攻め込んできて、今川が負けじと押し返したような境界だ。
あたりが薄明るくなってきた4:30に起床。カフェオレを飲んで体を温めてから5:36に行動開始。
小田貫湿原の中を通り、富士キャンプ場横を過ぎる。キャンプ場はどこもいっぱいだ。
西川橋で五斗目木川を渡り、猪之頭集落に入る。集落一帯から富士山からの湧水が湧き出ており、町中の水路にこんこんと透き通った水が流れている。6:25に集落の外れにある陣馬の滝に立ち寄る。
しばらく舗装された林道を歩き、次いで非舗装路に変わる。朝霧高原の別荘地の一角を通過。7:02に鳥の囀りを聞きながら、水無川で休憩してビスケットの朝食とする。
10分ほどで行動を再開し、牧場の横を通過する。ELT Dressageと看板が出ているので、馬場馬術の練習場なのかな。馬運車も置いてある。ひょっとしたらオリンピック選手もいるのかななどと思いながら通過する。右手には朝霧高原の牧草地が拡がる。朝霧キャンプベースそらいろも心地良さそうなキャンプ場だ。
7:40に麓のつり橋を渡ると、その先からは舗装路に変わる。ふもとっぱらキャンプ場という人気のキャンプ場を過ぎる。ここはWeb予約開始の瞬間に満員になるほどだという。たしかに富士山が裾野から見渡せる絶好のロケーション。しかし人が多い。ちょっとゴメンだな。
7:56に毛無山登山口で右に折り返す。ここに自販機。コーラを購入。ありがたい。青空の下、草原の向こうの富士山を眺めながらコーラを飲む。最高。
しばらく草原の中を歩き、分岐を左に曲がったところで小山が見えた。富士山と重なりとても綺麗。せっかくなのでちょっと寄り道して小山の上でコーヒーとした。美味し。
9:00に行動再開。標高870mの草原の中を進む。この辺りはアップダウンもなく、とても快適な林道。4台のバギーが連なって通り過ぎていった。
9:55に根原の吊橋に到着。下りる道があったので、川の水で洗顔してTシャツを洗う。冷たい水で洗ったシャツを絞ってそのまま着る。冷たくて気持ちがいい。
15分ほどゆっくりして、吊橋を渡って行動再開。A沢貯水池を過ぎたあたりからは山道に入る。10:45に分岐にかかったところで東海自然歩道を北から歩いてきた2人組の男性と挨拶を交わす。本栖湖あたりから歩いて来たよう。この先はコース状態良好という。こういう情報交換がいい。
ときおり木々の間からのぞく富士山を眺めながら山道を歩いていたら、いつの間にかTシャツが乾いていた。ここで一句浮かんだ。「五月晴れひねもす富士とふたり旅」。ありきたりな句だよね。
山道は少し勾配のある道となる。11:36に静岡県と山梨県の県境の割石峠に到着。地図を見ると県道139号線がすぐ近くを走っている。せっかくなのでちょっと見にいってみた。びっくりするほどの大渋滞。桜まつりなるものが開催されているよう。
峠からは林間の道を下る。12:19に小さなキャンプ場を通過し、12:58に青少年スポーツセンター前に到着。13:11に本栖湖の湖岸に到着した。本栖湖の湖面にはウインドサーフィンが数艇浮かんでいる。
湖岸近くには本栖湖キャンプ場があるが、ここはものすごい大混雑。駐車場に入りきれない車まである。BBQの煙も立ちこめている。
湖岸を進んで、13:29に湖畔のレストランに入った。ここも混雑している。ほうとう定食を食べ終えるまで1時間近くかかった。
14:27に行動再開。湖畔の道を進み、国道300号線を横断して15:00にパノラマ台登山口にとりつく。
15:45に烏帽子岳(1257m)に到着。富士山が近い。手が届きそうな迫力がある。
さらに先に進み、16:15にパノラマ台に到着。パノラマの名に恥じないスケールの大きな展望。本日はここで行動終了としよう。
2024年5月4日 東海自然歩道46日目(通算277日) 静岡県富士宮市田貫湖〜山梨県富士河口湖町パノラマ台 晴れ 23/10℃
行動距離28.2km 行動時間10:40 獲得高度1172m 45504歩 行動中飲水量1000ml