今回の週末は、広島から遠征のAさんも同行。たいていの週末はソロだから、珍しい。目的地は大分くじゅう連山。標高1300mの高地にある坊ガツルのキャンプ地で涼しい週末を過ごそうという企画。
5:00に福岡の自宅を出発し、高速道路を乗り継いで7:10にくじゅう登山の玄関口の牧の戸峠に到着。週末には混み合う駐車場だが、さいわいまだ空きスペースがある。装備を整えて7:30に標高1330mの牧の戸登山口から行動開始。
下界は晴れていたのだが、山の上の天気模様は曇り気味で、ガスでくじゅう連山は全く見えない。そのかわりに涼しく歩くことができるのでそれほど文句はない。
コンクリート舗装された登山道を経て、山道に入る。ほどなく沓掛山(1503m)に到着。前にも後にも登山者が歩く。人は多いが、混み合うというほどでもない。朝駆けを終えて下山中という方もいる。山頂はガスガスで残念だったようだ。
快適な登山道を進み、9:19に星生山との分岐部を通過。まだまだガスの中で、山並みは見えない。
9:54に久住分かれに到着し、避難所で小休止。外に出てみるとガスの晴れ間が見えてきた。山並みが見えると元気が出る。
ガレ場を上り、御池を右手に見ながら10:55に天狗が城(1780m)に到着。ガスの切れ目から中岳も見えてきた。
次いでくじゅう連山最高峰の中岳に進む。11:24に中岳(1791m)に到着。ガスはすっかり晴れてきた。
中岳から東に降りて、池の小屋避難小屋を経て12:07に御池に到着して神秘的な水面を眺めながら昼食とした。ちょうどそこにやってきた男性が熱心に水中をのぞいている。聞いてみるとミズカマキリがいるとのこと。珍しいものを見せてもらった。
昼食を終えてから、御池の南岸を歩いて13:05に久住山(1786m)に到着。ここは人気の山頂で、人が多い。
久住山からはのんびりと下り、久住分かれを経て今度は崖を下って北千里に進む。左手に硫黄山の煙が見え、ときおり硫黄の強い匂いが鼻腔を刺激する。
14:33に諏蛾守越との分岐を通過して、15:11に法華院温泉山荘に到着。九州自然歩道でも歩いた道を進んで、15:30に坊ガツルキャンプ場に到着して行動終了。
キャンプ場にはすでに10張以上のカラフルなテント。隅の静かなところを狙ってテント設営を開始した。雷鳴が轟き始めた。テント設営を終えた頃から大粒の雨が降り始めた。法華院温泉に入るのは雨が上がってからにしようと思いながら、マットの上でウトウトし始めた。
翌朝は5:00に起床。天気は晴れ。昨夜の激しい雨は午後6時過ぎには止んでいたが、湿地の中の坊ガツルは水浸しのまま。テントの中で撤収作業を進め、最後にテントとフライ、グラウンドシートを持参のビニール袋に詰め込む。
7:00に行動を開始し、小屋泊としたAさんと7:30に法華院温泉山荘で待ち合わせ。山荘前のベンチでザックのパッキングをやり直し、コーヒーを飲んでから8:00に法華院山荘を出発した。
山荘の裏手から急坂を登り、8:38に北千里、9:00に諏蛾守越に到着した。避難所には多くのザックがデポされている。
避難所でしばらく休憩したのち、ザックをデポして三俣山に取り付く。膝ほどの植生の中を斜めにつけられた登山道を進んで、9:38に三股山西峰(1678m)に到着した。登り始める前まではガスが出ていたが、頂上ではすっかり晴れている。運がいい。
西峰からさらに北に進んで、10:10には三股山本峰(1744m)に到着。今回はこれでピークハントはやめて帰途に着くこととした。
三俣山本峰を経由して、11:00に諏蛾守越に戻り、ガレ場を下って12:00に諏蛾守登山口に到着した。
ここからは県道11号線のやまなみハイウェイを歩いて、12:30に牧の戸峠に到着して行動終了。レストハウスではソフトクリームとブルーベリージュース。美味い。
休憩も早々に、車を走らせて筋湯温泉にイン。極楽。締めは地鶏焼肉。もー死んでもいい。
2023年8月19~20日 自然歩道ウォーカーの休日 くじゅうのんびりテント泊 晴れときどき曇り、にわか雨 25/20℃ 大分県玖珠郡九重町牧ノ戸峠~中岳~久住山~坊ガツル/テント泊~三俣山~諏蛾守登山口~牧ノ戸峠 行動距離19.0km 行動時間13:37 獲得高度1469m 25124+16935歩 行動中飲水量1000+1000ml