とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

自然歩道ウォーカーの休日 阿蘇散歩2日目 ここはモンゴルか?

 本日は阿蘇の坊中野営場で4:00に起床。ゆっくり寝ていたかったが、あまりに寒くて目が覚めた。軽量化のためにシュラフなしで、シュラフカバーのみとしたのが敗因。もう大丈夫かと思ったのだが、軽量化と快適性のバランスは難しい。

 今回初めて使用するシングルウォールのテントは、結露がひどく、中に水溜りができた。やはりダブルウォールのテントの快適さをシングルウォールの求めるのは無理か。高い買い物だっただけに少し残念だが、700gも軽くなるのは魅力的。長距離のトレッキングにはこのテントを使うことになるだろう。

キャンプ場から阿蘇を眺める

 カフェオレとクラッカーの朝食の後、テントとグランドシートを朝日に当てて、しっかり乾かす。ゆっくりと撤収作業を行い、キャンプ場からは7:30に行動開始。自転車で先に進むイギリスからの女性に手を振って別れる。

 昨日はバスで下った県道111号線を、汗をかきながら上っていく。正面には阿蘇。周囲は草原。ときおり草を喰む牛がこちらを睨む。

 8:30に米塚を右手に見ながら、さらに勾配を進んで9:30に草千里に到着。さらに遊歩道を進んで、10:00に昨日行動を終了した山上ターミナルに到着した。

米塚

草千里を通過

山上ターミナルに到着山上ターミナルに到着

 とりあえず飲料水で喉を潤し、朝食に焼き芋。甘くて美味しい。

 10:20に行動を再開し、まずは火口の見物。今のところ噴火は小康状態のようだが、噴煙は勢いよく上がり、周囲には硫黄の臭いが立ち込める。

今日は火口に向かう

旧火口

 火口からは砂千里に向かい、次いでにその先の尾根まで登ってみた。尾根からは盛りを過ぎたミヤマキリシマの中を歩いて11:55に再び山上ターミナルに到着。飲料水を購入。

砂千里

その先の尾根に上る

盛りを過ぎたミヤマキリシマの中を歩く

 草千里に向かって進み、12:20に烏帽子岳登山口にとりつく。草千里が下のほうに見えてきた。登山道は整備されている。12:59に烏帽子岳に到着した。風が心地よい。

草千里に向かう正面は烏帽子岳

烏帽子岳の登山道に進む

これは、モリアオガエルの卵か?

草千里ははるか下に

 烏帽子岳からは草千里に向かってまっすぐ下る。悪路注意の看板にちょっと心配していたが、難所はまったくなし。草千里を横切って、13:40に阿蘇火山博物館に到着した。

草千里に真っ直ぐ下る

ここは、モンゴルか?

 次いで、杵島岳には13:55から登り始める。頂上までほとんど舗装された歩道と階段が続く不思議な登山道。14:20に杵島岳(1312m)に難なく到着。東に高岳、南に草千里、北に久住連山と、頂上からの眺めは最高。

草千里からは杵島岳に登り始める

こんな道

 下りは舗装路を避けて、東の道に進む。かなりの急坂。小さなピークを越えて、14:52にヘリポート前バス停に到着して行動終了。

 15:02のバスで阿蘇駅まで移動し、駅前の温泉で汗を流す。極楽。

2023年6月4日 自然歩道ウォーカーの休日 阿蘇散歩 2日目 曇り 23/12℃ 行動距離22.7km 行動時間7:21 獲得高度1230m 行動中飲水量1500ml 38481歩