いまだコロナの影響で、県境を越えた移動には制限があるため、先週に引き続き、今回も5月24日の脊振山系縦走の続きをすることとした。
本日土曜は昼食の予定があったため、昼食を終えてから娘に前回の脊振山系縦走の中断地点である糸島市の雷山(らいざん)まで送ってもらうこととした。東京の大学に通う娘は、春休みに福岡に戻ったまま大学が再開せず、福岡で遠隔講義を受けたりしながら、のんびり過ごしている。運転免許は持ってはいるものの、完全なペーパーライセンスホルダーのため、事前に30分ほど駐車場の出し入れの練習をしてから出発。雷山までは交通量の少ない20kmほどの道路を走行するが、非常にスリリングである。
13:53に雷山キャンプ場で降ろしてもらい、しばらくは雷山山頂近くのNTTの施設に向かう舗装されたサービス道路を進む。20分ほどで上宮を経由して山頂に向かう山道に入る。下山してくる登山客10名ほどとすれ違う。
14:45に雷山の山頂(955m)に到着。山頂には先客が5名ほど。みんな腰を下ろしてのんびりしている。本日は曇りで、山頂の気温は20℃ほどで非常に快適。
残念ながら視程はあまりよくなく、かろうじて麓の町が見える程度。次の目標地の羽金山頂上の高さ200mのアンテナはしっかりと見える。10分ほど休憩して、羽金山に向かって出発した。
雷山の山頂から西の斜面を下りていくと、木々が伐採された草原に出る。層々岐野(そそきの)の名がつけられている。ススキノから転じた名称だろうか?ススキではないが、イネ科の植物に覆われた、ちょっと独特な雰囲気の山間の空間である。
その横にはNTTの施設があり、柵で囲われている。かつては中継用のアンテナが設置されていたようなコンクリートの基礎があるが、現在は目立った建造物は建てられていない。
15:45に雷山を周回する林道との合流地点に到達した。ここから林道以外の山道が地図には記載されているが、入り口が不明瞭で、踏み跡がほとんどなく、先行きが心配になる。林道を使えば、距離はやや長くなるが確実に楽に行ける。少し迷ったが、稜線を忠実にたどることができる地図の山道を進むこととした。
山道はところどころ踏み跡がなくなっていたが、大きな問題はなく、ほぼコースタイム通りに16:25に長野峠にある羽金山(はがねやま)登山口に到着した。
ここからは稜線を伝った山道が羽金山まで続く。天気予報を見ると夜から明日の昼までは雨が降りそう。一気に羽金山まで登ろうか迷ったが、夜間の雨を少しでも防ぐことができる木の下にテントを張ったほうが良いと判断して、17:50に行動を止め、白糸との分岐付近で野営とした。稜線から5分ほど下ったところには水場もあって、汗まみれの顔を洗うことができた。
本日の夕食は、カレーライスとロールキャベツ、サラダ。1泊の行程だと荷重のことを気にせず、好きな食料を積み込むことができる。
2020年5月30日 脊振山系縦走 3日目 糸島市雷山~糸島市羽金山
曇り 気温22/15 距離7.4km 行動時間4:07 平均速度1.94km/h 15740歩