本日は誕生寺の民宿で6:00に起床した。昨日は雨の中でのテント泊だったが、今朝は宿の暖かい布団の中で、うって変わって心地よい朝を迎えることができた。
7:00に心のこもった朝食を頂いて出発準備。サーモスにお湯を詰め込む。さらには道中でと、おにぎりも頂いた。
玄関前でアルバム用に写真を一枚撮影してから7:50に行動開始。まずは誕生寺の門前町を真っ直ぐ進む。
津山線の下をくぐり、そのまま左にカーブを描いて誕生寺池のほとりに出た。池の向こう側では国道53号線を自動車が盛んに行き来する。
8:23に舗装路を横切って山の城集落を真っ直ぐ進む。野呂集落からは舗装がとぎれ、ダート道に変わるが、幅が広く、歩くには心地よい。
8:45にダート道を右に折れ、そのまま杉の木立の中を進んで8:55に天津(あまづ)神社に到着。森に囲まれた静かな社で、鳥の声しか聞こえない。
ここでダウンジャケットを脱いでザックに詰め込む。神社から南に向かう道が表参道のようで、鳥居が迎えてくれる。
快適な参道を進み、9:11に舗装路に合流。そのまま南に進む。ここまで道標は過不足なく出てくる。
9:25に県道52号線に合流。左に曲がって北に進む。県道の交通量は多い。歩道があるので安全だが、できるだけこういう道は歩きたくない。
2kmほど県道52号線を進むと、峠のところにいやに目立つ黄色い看板が立っている。山頂たまごという即売所だった。人気の店のようで、次から次へと自動車がやってくる。買って帰りたかったが、ザックの中で大惨事が生じる可能性が高い。止めておいた。この峠が美咲町との境界だった。
山頂たまごから右折して本山寺に向かう。舗装された良道だが、自動車はほとんど通らない。
10:22に本山寺に到着。ここは円城寺のおじさんの推しのお寺だったのでワウワクする。
まずはりっぱな山門をくぐる。石段の一段一段が大きい。城郭のような石垣が目に入る。
門からは左に曲がらせる。これも城のようなレイアウト。2重の塀を経て本堂に着いた。境内は大きな杉に囲まれ荘厳な雰囲気。地面も歩行路以外は苔に覆われている。
さらに奥に進むと三重塔。うん。ここは円城寺推しだけあった。
本山寺からは裏手に進み、舗装路に復帰して直進する。適度な木立に囲まれ、交通量のほとんどない良道が続く。11:13に吉井高原への分岐を直進。
11:35に血洗いの滝に到着。ここは自然歩道から100mほど寄り道して、さらに谷を下ったところにある。ネーミングはおどろおどろしいが、なんということはない落差10mほどの滝。
切り株ベンチがしつらえてあったので、ここで昼食とした。民宿でいただいた炊き込みご飯のおにぎりと、誕生寺の名店中島ブロイラーの鶏モモ。
12:00に行動を再開し、舗装路を歩いて12:40に宗形神社に到着。道路脇の水仙の香りが鼻腔をくすぐる。
この先も良道を進む。12:59に楽しみにしていた物理集落に到着。集落の名前が、「物理」。ローカルがいたら直接読み方を聞こうと思って探すが、残念ながら誰もみつからない。「もどろい」だった。難読地名に認定。
物理からは旧道に右折し、車の通らない道を快調に進む。
13:18に旧道歩きは終わり、 舗装路と交差して山道に進む。最初は手入れの良い幅の広いダート道だったが、水道施設を通過したあたりから荒れ気味になる。ほとんど人が通っていないよう。
1kmほど荒れた道を進んで、13:42に舗装路と合流し、すぐに吉井川に沿って走る県道351号線に出た。
県道を左折して吉井川の上流に向かって進む。ここは道路が狭く、歩道もないが、交通量は多い。吉井川の景色が良いのが救い。
1kmほど歩道のない県道に耐え、14:00に吉井川に架かる藤原橋を渡る。
正面には柵原(やなはら)病院。ここにバス停があるので、時間を確認。
1時間ほど余裕があるので、かつての片上鉄道の施設を残した柵原ふれあい鉱山公園を見学。ノスタルジックな車輌が並ぶ。
14:56に柵原病院バス停まで戻って、本日の行動を終了とした。
中国自然歩道42日目 岡山県久米郡久米南町誕生寺〜久米郡美咲町吉ヶ原 曇り 15/5℃ 行動距離23.1km 行動時間7:03 獲得高度822m 36061歩
復路交通: 柵原病院15:05星のふるさとバス-津山15:50/15:53津山線快速ことぶき号-岡山17:02/17:23山陽新幹線のぞみ39号-博多19:06