とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

TJAR歩いてみた 4日目 剱沢〜立山〜五色ヶ原 雨に打たれた立山で幻想的な雪渓歩き

 本日は剱岳の直下、劔沢にある剣山荘(けんざんそう)で3:30に起床。5:17に朝食。6:17に行動開始。食事があり、温かい。しかもこの小屋にはシャワーまである。小屋泊は楽だなとしみじみ思う。

山小屋の朝食美味し

霧の中を剣山荘から出発

 6:53に剱沢小屋、7:08にその上方の平地にある剱沢キャンプ場を通過。あれだけ強い風が吹いていたのに、10張りほどもテントがある。ビックリだ。

雪渓を迂回して左上の剱沢小屋を目指す

剱沢小屋

テント場には意外と人が多い

 7:37に別山分岐を通過して、8:37に別山(2874m)に到着。これといった特徴のない山。これまで1日も雲の中から出たことがなく、山の形を把握できていないこともこんな印象の原因だ。

別山

 雲の中をただ歩く。昨日と違うのはただ風がないことだけ。別山北峰(2880m)、真砂岳分岐と通過して、9:44に内蔵助分岐を過ぎると、9:48に真砂岳(2861m)に到着。ガスのために眺望がまったくないのが残念。

真砂岳

眺望がない

 稜線を歩いて分岐からほんの少しだけ寄り道して、富士の折立の岩によじ登る。鎖のない岩をよじ登るのが難しそうに見えるのか、登るのを躊躇っている人もいたが、意外とスルッと登れてしまった。ここも眺望がないのが残念。

富士ノ折立への分岐

この上まで登れそう

なんなく富士ノ折立に到着

 さらに稜線を歩く。ときおり一瞬だけ雲が切れると、室堂あたりの窪地が見えるが、まだ全景を見るに至っていない。

 10:57に大汝休憩所で小休止したのち、11:18に立山連山最高峰の大汝山(3015m)に到着。

大汝休憩所

 まだ先が続く。11:49に雄山(3003m)に到着すると、山頂は神社だった。入山料を納めて、お札をいただき、30mほどの岩の先の祠にお参りする。本来はこの山頂の祠の前でお祓いを受けるようなのだが、今日は悪天候のため山頂の岩の下の社務所でお祓いとなる。

雄山

 社務所の前は休憩所として供してあり、ここで昼食タイム。剣山荘で作ってもらった弁当でお腹を満たす。

剣山荘の用意してくれたお弁当

休憩施設の前には一等三角点

 雄山からはガレ場を下っていく。上りと下りは道が分かれているが、意外と普通の運動靴で来ている人が多い。学校の定番の遠足なのかもしれない。

しばらくガレ場を下る

山小屋が見えてきた

 12:41に三ノ越(2885m)を通過して、その先の一ノ越山荘(2700m)で小休止。朝から厚い霧の中を歩きづめで、身体が冷え切っている。インスタントのお汁粉(400円)が体にしみる。

身体にしみる

 ここからはほとんどの人は室堂方面に戻るようで、南に進む人は皆無。まずは鬼岳東面の雪渓歩きが楽しい。ここは万年雪の蓄積した氷河のようで、ところどころに穴が空いている。雪渓を踏み抜いて落ちないように気をつけて進む。

ときおり室堂方面が見える。石畳の快適そうな道だ。

五色ヶ原に進む

ライチョウ

ハシゴで雪渓に下りる

しばらく雪渓歩き

ときどき穴が空いているので踏み抜かないように注意

 雪渓に続いて、お花畑のなかの木道を進む。人がいないが、すばらしく綺麗。

 16:05に獅子岳(2714m)、さらに進んで17:19にはザラ峠を通過。

獅子岳

ザラ峠

 長い道のりだったが、18:15に五色ケ原キャンプ場に到着。人気のキャンプ場のようで、今日はすでに端から端までびっしりとテントが張られている。水場のそばにようやく空きスペースを見つけて行動終了。さて、晩ご飯はどうしようか。

木道の先にテントが見えてきた

満員だ

小さなスペースを見つけてテント設営

雲合いに青空を見て嬉しくなる

夕食は棒ラーメン

2023年7月16日 TJAR歩いてみた 4日目 富山県中新川郡館山町芦峅寺 剱沢〜富山県富山市有峰 五色ヶ原キャンプ場 曇りときどき雨 18/12℃ 行動距離12.1km 行動時間11:51 獲得高度 1361m 31498歩 行動中飲水量800ml