とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

TJAR歩いてみた 5日目 五色ヶ原〜越中沢岳〜スゴ乗越 お日様、お花畑、雪渓

 本日は五色ヶ原キャンプ場で3:00に起床。昨夜は食欲が出ずに、軽く棒ラーメンを食べただけで寝てしまったので、まずは食事。アルファ米の山菜おこわ。

3時のキャンプ場。そろそろ活動を開始するところも。

 4:00に撤収を開始した時には周囲もほとんど作業を始めていた。今日はいい天気。4:44の日の出の時間にはほとんどの人が外で雄大な風景を眺めていた。

今日は晴れそうだ。

みんな出発準備に余念がない

 5:15に行動開始。最初は五色ヶ原を南に間違えて進んでしまったが、それはそれで湿地に木道の設置されたいい風景だった。そのまま歩いてもいいなと思ったぐらい。

五色ヶ原を南に間違えて進んでしまった

 改めて5:32にキャンプ場をスタート。遠くに槍ヶ岳が見え始めた。

五色ヶ原のお花畑の中を歩く

南には越中沢岳と、さらに向こうに槍ヶ岳が見えてきた

 6:00に五色ヶ原山荘に立ち寄り、キャンプ場使用料を支払ったのち、稜線の道を南に進む。山が美しい。下界では見ないタイプの花が盛りを迎えている。

五色ヶ原山荘

ここでキャンプ場の料金を支払う

雪渓のそばの道を進んでいく

鳶山頂上が見えてきた

 6:50に鳶山(2616m)の頂上に着く。振り返ってみると、一昨日に登った剱岳、昨日登った立山連山の全景を初めて目にした。よくもあんな山に登れたものだと感心してしまう。

鳶山頂上

振り返ると立山連峰。左端が剱岳

 前方にもスケールの大きな山が続く。両側を花畑に囲まれた美しい山道が続くが、歩いている人は少ない。1時間に1人、2人とすれ違う程度。越中沢岳に向かって真っ直ぐに道が続くが、高度を上げるにつれて、花からハイマツに植生が変わってくる。

越中沢岳まで美しい道が続く

 久しぶりの太陽の光が心地よい。ザックを下ろして、びしょ濡れになってしまったダウンパンツを乾かす。昨夜はこれを使えなかったので、夜間に下半身が少し寒かった。

びしょ濡れのダウンパンツを乾かしながら小休止

 7:34に越中沢乗越(2356m)到着。ここで同じ方向に進む男性に追いつきしばらくお話ししながら小休止。

越中沢越

 ここからはかなり長い登りが続く。天気が良く、道も良いため、疲れは感じない。ゆっくりペースで進んで、9:15に越中沢岳(2591m)に到着した。山頂では北に向かう静岡からのカップルとお話し。男性が東海自然歩道制覇者であることがわかり、話が盛り上がる。

越中沢岳

 30分ほども会話を楽しんだ後で先に向かうことにする。本日の目的地のスゴ乗越小屋はすぐ先に見えるのだが、アップダウンが激しくて、3時間ほどかかるという。

本日宿泊予定のスゴ乗越キャンプ場は下って上ったすぐ先に見えるが、3時間ぐらいかかるという

 行動再開した後は激しい下り。カップルが言っていたとおり、すぐそこの小屋なのに3時間というのはまんざら大げさな話でもなさそう。

大きな岩を乗り越え乗り越え下る

スゴノ頭が近づいてきた

 さらに激しい上りを歩いて11:13にスゴノ頭(2431m)に到着。ここからまたもや激しく下り、12:00にスゴ乗越を通過。

スゴノ頭からさらに下る

スゴ乗越(峠)にようやく到着

この先の雲の真下あたりにスゴ乗越小屋がある

 ここから小屋までのコースタイムは40分。実直に歩いたつもりだが、13:02にようやくスゴ乗越小屋に到着。ここでキャンプ場使用の申し込みをして行動終了。今日は早速テントを設営して、ずぶ濡れの機材を乾かすこととした。

スゴ乗越小屋

早々にテント設営

2023年7月17日 TJAR歩いてみた 5日目 富山県富山市有峰 五色ヶ原キャンプ場〜富山県富山市有峰 スゴ乗越小屋キャンプ場 晴れ 20/12℃ 行動距離7.2km 行動時間7:49 獲得高度764m 行動中飲水量1200ml 18629歩