本日はこれといってすることのない週末。土日ともに予定なし。ありがたい。
近隣の山を頭に思い浮かべてみる。太宰府の宝満山(ほうまんざん)キャンプ場を思いついた。TJARの歩き旅の途中、剱沢の山小屋で宝満山キャンプ場を管理されているというグループに会ったからだ。彼らに会って挨拶しておきたい。それから、太宰府には弟が好きだという、ご飯のお供の梅の実ひじきがある。ついでにこれを買いに行こう。
昼過ぎに自宅を出て、地下鉄に乗る。千代県庁口駅で下車して、西鉄バスに乗り換える。終点の障子岳バス停には14:18に到着。
住宅地からの行動開始。正面には三郡山(さんぐんさん)のレーダーサイトが見える。気温は35℃。暑い。たちまち汗が噴き出る。
14:47に昭和の森を通過。福岡近郊の憩いの森だ。ここにはバンガローなどがあり、水遊びの子供連れで賑わっている。
一本松池から山道に入る。15:16に砂防ダムを通過して、小休止。川に沿った道は涼しい。ありがたい。
小川を見ていると、水に手を着けたくなる。谷川で顔を洗ってスッキリする。
さらに山道を上り、16:31に仏頂山との分岐を通過。ここからすぐ先の難所が滝には16:35に到着。この滝は冬には見事な氷瀑となることで知られているが、夏場は地味な水量のない滝。滝の水に触れてみるが、温水シャワーのように温かい。
滝の左手から急斜面を上り、17:17に三郡山縦走路にたどり着いた。この縦走路は宝満山〜三郡山〜若杉山とつなぐ全長30km近くある素敵な道。今日は西の宝満山に向かって縦走路を進んで、まずは17:47に仏頂山(869m)を通過。だんだん暗くなってきた。
宝満山の山頂近くで縦走路を離れ、すこし荒れ気味の南の谷に下って18:04に宝満山キャンプ場に到着。ここで行動終了し、テントを設営して、夕食とした。
キャンプ場は蚊がたくさん舞っており、ザックからDEETを取り出すまでの数分間に10か所以上刺されてしまった。DEETは露出した皮膚に満遍なく噴霧したつもりだったが、右の耳だけ塗っていなかった。外耳道近傍を2か所刺されてしまい、いまだにかゆみが残っている。
夕食には自作のサンドイッチ。まあまあの味。どうも炎天下を歩いたあとは食欲が落ちてしまう。
翌朝は430に起床。夜間は20℃ぐらいまで気温が下がり、過ごしやすかった。キャンプ場は動物の気配がなく、ぐっすり眠れた。
テントはそのままにして、宝満山山頂(830m)に向かう。ちょっと雲がかかっているが、山頂からご来光を眺めることができそうだ。5:15に山頂に着いたときには、ご来光を待つ人が数人。5:28に予報時刻どおりに三郡山の裾から姿を現したご来光を拝むことができた。
キャンプ場に戻って、念のためにDEETを塗ってからクラッカーとカフェオレの朝食。テントに日光を当てて、のんびりとテントを乾かしてから撤収にとりかかる。
7:55に行動を再開し、再び鎖場を越えて、8:00に宝満山山頂に到着。さすがに人気の山だけあって、今度は20人ぐらいの人で山頂が賑わっている。上宮裏手の岩場でお湯を沸かして山コーヒー。あー、至福のひととき。
山頂からは8:30に行動を再開し、太宰府の竈門(かまど)神社に向かう下山路に進む。袖すり岩を通過し、8:45に中宮跡から南に参道を離れて鳥越峠に下る。
行者道というマイナールートだが、よく手入れされている。犬を背中のバスケットに入れた男性が登ってきた。熟練の方のようで、息が切れていない。老犬が歩けなくなったので、担いでいるという。背中の犬はすごく嬉しそうにしている。微笑ましい光景だ。
8:58に反射板、9:06に天狗道分岐、9:13にかもしか新道分岐を通過。ここまでササは刈ってあり、崩れたところもほとんどなく、整備状態は良好。
9:30に愛嶽(あだけ)山分岐を通過して、鳥越峠に到着。峠から愛嶽山に向かう道は、しっかりと踏み固められた道。長期にわたって、大人数が歩いた道だ。案の定、枡形城跡がある。何十年にもわたって、城に行き来する人が歩いていたのだろう。9:45に愛嶽山頂上の愛嶽神社に到着。
愛嶽山からは下るのみ。10:20に竈門神社に到着して行動終了。
竈門神社に門前からは、10:50発のコミュニティバスに乗って、まずは太宰府にお参り。参道は人で溢れている。門前通りのえとやで、弟が好物だと言う梅の実ひじきを買う。
太宰府駅前からは西鉄バスで二日市に行き、二日市温泉にある掛け流しの博多湯に浸かる。あー、極楽。登山の後の温泉は最高。
2023年7月29〜30日 福岡県糟屋郡宇美町 障子岳〜難所が滝〜宝満山キャンプ場〜宝満山〜愛嶽山〜福岡県太宰府市内山 竈門神社 行動距離9.7km 行動時間6:08 獲得高度934m 行動中飲水量3000ml 20485+10555歩