本日は5:30に起床。今年最強の寒波が南下という天気予報でビビっていたが、さほど寒くはならず、夏用シュラフで熟睡できた。よかった。
朝食にはカフェオレとビスケット。サーモスがいっぱいになるまでお湯を沸かす。できれば最後に残しておいたコーヒーを淹れて飲みたいものだ。今日は日程が楽なので、のんびりと撤収して、7:00に行動開始。
まずは右手に相沢川を見ながら舗装路を北に進む。不動橋を渡って7:25に相沢出会に到着。
ここから右折して林道有渡沢線を進む。途中に素敵なホテルがある。前を通り過ぎて車庫の中をまっすぐ通り抜けると林道が続く。
最初は快適な林道だったが、しばらく進むと道は崩落し、左右からの倒木のためにとても通過できない状況。周囲を見回すと、左の斜面に白テープが巻かれ、巻道が作られているよう。
白テープを信じて20mほども上ると、丸太で土留めを施した立派な巻道。危険なところにはロープも張ってある。感謝しかない。
倒木エリアをクリアして、谷まで下りる。この先は谷が左右に分かれている。YAMAPの登山道は右の谷を示すが、ここも倒木で塞がれている。再び周囲を見回すと、右の谷の右斜面にまたもや白テープ。今回も信じてついて行った。30mほど上がったところに立派な巻道。この道は良好に整備されていた。
しばらく歩いていると、古い東海自然歩道の木段が出てきた。いつのまにか本来のコースに復帰できたよう。
8:30には油山峠(401m)に到着した。すっかり汗をかいた。ダウンジャケットを脱いでザックに片付けた。
峠からしばらくは崩落が数カ所あったが、ほぼ問題なし。左右の斜面には倒木が大量に堆積しているが、山道にかかった倒木はチェーンソウで処理してある。周囲に木屑が飛んで、真新しいスギの匂いのする切り跡すらある。頭が下がる思いがする。
ところが9時を過ぎた頃に、左右からの倒木で谷が埋め尽くされたエリアにぶつかる。周囲を見回すと、左右の斜面ともに30mほど上に上っていく踏み跡がうっすらと着いている。どちらもヒトというより、シカかカモシカのような直線的な踏み跡。
どうしたものかと思案していたら、30mほど先の谷底の倒木にピンクテープが巻いてある。ひょっとしたら、上から落ちてきた木にテープが巻いてあっただけかもとも思いながら、靴を濡らしながら谷川を歩くと、さらに先にピンクテープが見えてきた。ピンクテープを信じてまっすぐ進んだら、倒木エリアを通過できた。よかった。
と思ったのも束の間、その先の林道油山線に繋がる橋は流失していた。さいわい川の水量が少なく、飛び石伝いに難なく渡ることができた。
9:20に油山温泉。というか、油山温泉跡地。昨年の水害で大被害を受けて、元湯温泉が再建を検討中とHPで見ていたが、すでに跡形も無かった。ボランティアの方たちが集まって、なにかの活動をされているようだった。少し下流の油山苑は再建中。塗装作業中のお兄さんが、年内には開館予定と教えてくれた。
9:41に油山日月龍神社に手を合わせて、日向集落を進む。
茶畑の中の道を歩いているとき、ちょうど茶畑の手入れに来たご夫婦と挨拶を交わし、しばらく立ち話。3回目の茶葉の収穫はすでに終え、今日は樹形を整える刈り込み作業だとのこと。お茶は手が掛かるわりにお金にならなくて大変だとぼやく。お米は自宅用だけ、コシヒカリとツヤヒメを生産。ものすごく手を掛けて米を育てているそうで、魚沼産に負けない味だと胸を張る。食べてみたいものだ。
この先の橋本集落を通過して、10:18に安倍川を曙橋で渡る。川幅の広い川だ。曙橋を渡り終えたところで10:28に行動終了。
牛妻坂下バス停から10:39発のしずてつジャストラインバスに乗って静岡駅に向かう。
2023年11月26日 東海自然歩道41日目(通算263日) 静岡県静岡市葵区足久保〜静岡市葵区牛妻坂下曙橋 曇り 17/7℃ 行動距離7.0km 行動時間3:27 獲得高度356m 11777歩 行動中飲水量100ml
復路交通: 牛妻坂下10:39しずてつジャストラインバス-静岡駅12:18/17:07ひかり519号-名古屋18:01/名鉄名古屋18:20名鉄特急ミュースカイ-中部国際空港18:48/19:55ANA4655-福岡空港21:30