今週は忙しく、日曜日の計画まで立てることができず、ポッカリと一日空いてしまった。さて、どうしたものかとベッドの中でYAMAPの活動記録を見てみると、福岡市内の油山縦走の活動記録に目が行った。
油山は福岡市の南にある597mの山で、中心街から自動車では15分ぐらいでいけるお手軽な山。いつだったか、「もーもーらんど」油山牧場でアイスクリームを食べたなと思い出す。ザックにはお湯の入ったサーモスと文庫本だけを詰め込んで家を出た。
西新のお気に入りのベーカリーで昼食用のパンを購入。脇山口バス停から10:30の西鉄バスに乗り、10:55に重留バス停で下車して行動開始。
国道263号線からすぐに東に入る。曲がり角にはセブンイレブンがあるので、ここで飲料水を購入。路地を曲がると左手には宝満神社。イチョウの黄葉が美しい。その先の右手には浄覚寺、次いで妙福寺。お寺さんの多いエリアだ。
重留中央公園を通り抜けると左手には真正寺。住宅地の中を進んで、分岐を左の早良厚生園の方に進む。
11:21に早良厚生園の建物を過ぎると、その先は山道になる。最初は軽トラックならば通過できそうな幅の道。沢を渡った先からは人のみ歩くことのできる勾配の急な登山道に変わる。途中に油山は左と指示する指導標があるが、この経路はYAMAPには表示されない。用心して右の道に進む。
11:40に再び三叉路に出る。今度もYAMAPの表示に従い右に進む。木段を上ると九楽坂の表示があった。この先は稜線の道を歩き、12:02に案楽平城二の丸跡に到着。西の眺望が良い。ベンチに腰掛けて小休止。
二の丸からは10分ほどで荒平山(394m)に到着。ここは安楽平城本丸跡。三角点がある。西の眺望が開けているが、二の丸の方が見通しは良い。
この先はすぐに三の丸跡となる。三の丸の先には巨石が点在している。ひょっとしてこれは城の礎石か城壁にでも使用する素材かななどと考えながら通り過ぎる。でも麓からここまで運んできたのならば大変な労力だ。
12:41に油山に続く稜線の上の430mの小ピークを通過して、13:02に油山(597m)の頂上に到着。先着した登山者が5、6名ほど休憩している。ベンチに陣取って、クラムチャウダーのカップスープにお湯を注ぎ、フォカッチャとオレンジの昼食とする。
昼食の後はコーヒータイム。風が冷たいが、景色を眺めながらコーヒーの香りを楽しむ。
マグカップを拭いて、13:32に行動再開。稜線を北に進む。ここから先は歩行者が非常に多いのだろう。間違えようのないほど登山道が踏み固められている。ほどなく国見岩に到着。筑前国を見渡せる岩の上に立ってみる。現在はスギの木が伸びてしまい、広い筑前全体を見渡せるわけではないが、福岡市内はよく見える。
13:47に標高596mの稜線の肩の地点の三角点を通過。この先は切り通しの道となっているが、砂地の道が少し滑りやすいなと思いながら下っていると、ボランティアの男性が木段の補修をされている。ありがたい。挨拶を交わして先に進む。
14:05に妙見岩を通過。すぐ先には妙見山(452m)の山頂。明確な山頂のない稜線上の小ピーク。ここは眺望なし。
妙見山を過ぎて10分ぐらい下った妙見鼻には北の眺望がある。ここが福岡市内をもっともよく眺められる地点。眺望が良いということは見通しが良いのだろう。すぐ下にはマイクロ波の反射板が2機設置されている。
登山道は14:32にいったん林道西油山線に合流するが、すぐに林道は終点となり、再び山道に入る。14:35に片江山(276m)を通過。ここも木々に囲まれて眺望なし。
この先は傾斜もなだらかになり、最後はコンクリートの階段を下って、15:02に梅林登山口に到着した。この先は住宅街の中を縫うように進み、15:15に福岡市営地下鉄七隈線の梅林駅に到着して行動終了。福岡市内から公共交通機関を利用して気軽に行ける縦走路を発見した気分。
2023年12月3日 すきま散歩 油山 福岡 曇り 13/6℃ 行動距離9.3km 行動時間4:19 獲得高度733m 21604歩 行動中飲水量400ml
往路交通:脇山口10:30西鉄バス-重留10:55