
本日は福岡平野の外縁の低山をつなぐ福岡ラウンドトレイルの第5セクションを歩く。
福岡ラウンドトレイルはsakaeさん命名の低山トレイルだが、周船寺〜飯場峠〜油山〜博多南までしかコースが確定していない。
前回は博多南駅から二日市まで福岡平野の南縁の低山を歩き継いで進んだが、今回も、①福岡の西の海岸から連なる低山を繋ぎ歩く、②中途エスケープの困難な脊振山系や三郡山系などのメジャーな主稜線には踏み込まない、③福岡平野をぐるっと囲むように東の海岸まで低山を繋げる、④ 15〜20kmごとに公共交通機関に連絡できる、⑤できれば1日の最後は温泉で締めたい、というコンセプトで二日市から先のコース探しに出掛けることにした。
博多7:59発の鹿児島本線久留米行各駅停車に乗車。およそ20分で二日市駅に到着して行動を開始した。



JR二日市駅から北に進み、紫橋で高尾川を渡る。紫橋とか高尾川とか、いちいち奥ゆかしげなネーミングだが、ビビることはない。ただの町中の狭い川だ。


西鉄二日市駅を通過して、西鉄大牟田線に沿って北に進む。西鉄二日市駅からは太宰府線も分岐しており、ちょうどペペーミントグリーンの車両が太宰府に向かって出発していった。正面からも久留米方面に向かう西鉄大牟田線が走ってきた。線路の向こうには榎社神社が見える。




榎社の先で踏切を渡って太宰府方面に進む。

通古賀近隣公園を抜けて朱雀大路を北に進む。



朱雀大路の突き当たりが太宰府。旧太宰府政庁跡で、9:10に到着した。日本遺産の太宰府跡。広い。千年ほど前に、ここにこんな大きな木造の建築物があったとは驚きだ。昔の太宰府が再建できたならばどんなに見事なものだろうかと思う。



太宰府跡からは太宰府市民の森入り口に進む。途中の岩屋山登山口からは登山道に変わる。


山頂近くの髙橋紹運公墓所に手を合わせる。

9:49に岩屋山(281m)に到着。戦国時代には岩屋城の本丸が築かれていたところ。髙橋紹運は岩屋城城主として700名の手勢で4万人の島津軍に対して最後まで戦い抜き、全員が玉砕したとされている。太宰府の町が一望でき、戦略拠点であったことが分かる。


10分ほど景色を楽しんでから行動再開。馬責め、漏刻の池を通過して、10:22に県民の森センターに着く。




林道大城線からショートカット路を通りながら、10:43に大城山(410m)に到着した。頂上には眺望はないが、50mほど北に進むと眺望地があり、大野城の町を眺めることができる。





大城山からは尾根伝いに進み、30分ほどで展望台に到着した。ここは非常に眺めの良いところ。福岡空港の南進入路が正面となる。背振山の東で航空機が旋回する。3、4分おきに飛行機が飛来する。いつまで眺めていても飽きない。







未練を断ち切って行動を再開。遊歩道Bの快適な山道を下っていく。その先は大野城御陵への舗装路を歩く。




開発中の霊園の突き当たりから山道に進む。最初はゴム製のステップが打ち込んであるが、これはおそらく九電の送電鉄塔管理のもの。鉄塔の上にもところどころテープが巻かれており、12:09に乙金山(263m)に到着した。





山頂には三角点と小さな山名票がある。眺望はない。


山頂からの下りには苦労した。テープを辿って先に進むと西の方に出てしまい、コースの連続性が悪くなる。地図を見ると北に50mほど下ることができれば池に到達して、その先には林道がありそうだ。



かすかな踏み跡を頼りに北に進み始めたが、すぐに踏み跡は消失。その先は枯れた竹藪を強引に進んだ。手足に擦り傷を作りながら12:45に林道に出ることができ、宇美町の貴船集落にたどり着いた。

この先には県道60号線の幹線道路があり、食堂もありそうだ。13:00に県道沿いのえぞっこラーメンに到着し、塩ラーメンのランチとした。


大混雑のラーメン屋だった。ランチを終えて13:40に行動再開。県道60号線を300mほど進み、老健施設の駐車場から次の井野山への登山道に取り付く。



井野山にも高圧線が配置されているためか、黒いゴムのステップの山道が設置してある、さらに進むと舗装路に出て、最後に石段を上って14:10に井野山(236m)に到着。






井野山は西側が造成のために切り崩していることもあって、360°の素晴らしい眺望。福岡空港への進入路がさらに近く、降着装置を下ろした飛行機がエンジン音を立てて高度を下げていくのがよく見える。こんな光景を目にすると先に進めなくなる。心を鬼にして先に進む。




下りは登山口まで舗装路を下りる。30分ほどで登山口の八幡産宮に到着。登山口の鳥居からは宇美八幡宮まで参道が一直線につながっているのが見える。



井野川を参宮橋で渡り、15:04に宇美八幡宮に到着した。



お参りを済ませ、子安通りを進んで、子安新橋で宇美川を越える。


川を越えた先はかつて国鉄勝田線の線路だった跡地。緩い傾斜の幅の広い歩道が始まる。

15:11からは勝田線跡が緑道として歩行者自転車専用道になった快適な道を進む。


緑道の植栽を眺めながら歩くと、この先に見えてくるのが立派な前方後円墳の光正寺古墳。三世紀頃に築盛された全長52mの巨大な古墳で、魏志倭人伝に出てくる奴国の隣の不弥(ふみ)国=宇美の有力者の墓と考えられている。古墳の上に立つと宇美の町が一望できる。




さらに勝田線跡の緑道を進み、志免1丁目で右折して勝田線跡から離脱する。



勝田線跡を歩くのは心地よいのだが、志免町に来たならば見なければいけないものがある。それが旧志免鉱業所竪坑櫓。日本の産業を支えていた志免炭鉱の名残の巨大なモニュメント。

ここからは交通量の多い県道24号線を歩いて、須恵川を渡って16:28にJR香椎線の酒殿駅に到着して行動終了。





2025年5月31日 福岡ラウンドトレイル5 福岡県筑紫野市二日市 JR二日市駅〜糟屋郡粕屋町酒殿 JR酒殿駅 晴れ 22/16℃
行動距離21.7km 行動時間8:01 獲得高度921m 35856歩 行動中飲水量1000ml