先週末は九州最北端の門司港に到達した。今週からは、関門海峡を渡って、中国自然歩道を歩いてみようかと思う。週末を使ってどこまで行けるものだろうか気がかりではあるが。
山陽方面は人口の稠密なエリアがあり、新幹線も運行されているため、公共交通機関によるアクセスが確保しやすそうだが、山陰は心配だ。
本日は5:56の福岡市営地下鉄に乗り、博多からガランと空いた鹿児島本線に乗り継いで、8:05に門司港に到着。駅前のファミマで朝食と飲料水を購入して、8:17から行動開始。ファミマの看板も、門司港レトロの景観に配慮している。
ノーフォーク広場、和布刈神社を経て、9:15に関門トンネル人道入口に到着。エレベーター前には列ができており、しばらくエレベーターを待つ。今日はJR主催のウォーキング大会があるため、歩いている人が多い。
関門トンネル人道はわずか780m。本州と九州は近い。歩いてみて実感できる。9:25に本州と九州の中間地点を通過し、9:33に下関側の関門トンネル人道入口に到着。ここから中国自然歩道が始まる。
源平の合戦の舞台だった壇ノ浦を右に見ながら、交通量の多い国道9号線の歩道を進む。自動車の音がうるさいが、海の眺めがいいのが救い。
10:37に長府宮崎町から国道を右折し、かつての毛利の砦の櫛崎城址に立ち寄る。関門海峡が一望できる好立地。海側にクジラ館が残るが、現在は立ち入り禁止となっている。
武家屋敷のような塗り壁の残る豊浦高校の横を通り、国道9号線を横切って長府の武家屋敷の跡の立ち並ぶ町並みを進む。今なお、細い路地に向かい合うように塗壁の家が並ぶ様が見事。長府はもう少し時間を掛けてみても良い。
武家屋敷の建ち並ぶ街を歩いた後、北の外れにあたる覚苑寺に12:05に立ち寄る。長府毛利家の菩提寺のようで、一角が毛利家の墓地。乃木希典の銅像が堂々と建っていた。長府に縁のある人とは知らなかった。
長府逢坂町、前勝谷町、一の宮東町と歩いて中国自動車道の下をくぐって、住吉神社前のカフェでランチ。見栄えは良いが、味は可もなく不可もなく。
13:45に住吉神社にお参りし、新下関駅を経て、綾羅木(あやらぎ)川に沿って進む。このあたりは住宅地の中を何度か右左折する。地図をよく見ながら進まないと迷いそうだ。
下関市立考古博物館に立ち寄って、弥生時代の住居跡の残る綾羅木郷遺跡を見学。このあたりは縄文時代よりも前から人が住んでいたとのこと。
ここからは下関市園芸センターを経て、のんびりとした田舎道を5kmほど歩いて、17:22に深坂自然の森キャンプ場に到着してチェックイン。すぐにテントの設営を開始して本日の行動を終えることとした。
2021年10月23日 中国自然歩道1日目 福岡県北九州市門司区門司港〜山口県下関市深坂自然の森 曇り 19/12℃ 距離28.6km 行動時間9:27 43803歩