本日は前泊した倉吉市のホテルで5:00に起床。シャワーを浴びて、のんびりと天気予報をチェックしてからホテルをチェックアウト。ホテル前のバス停から6:32発の始発のバスに乗って中国自然歩道トレッキング再開地点の倉吉市役所に向かう。倉吉はJRの駅と市街地がずいぶんと離れているため、今回はトレッキング再開地点まではバスを利用。
6:50に倉吉市役所バス停で下車。倉吉市役所は丹下健三設計の端正な建物。市役所をグルッと見物してからトレッキング開始。中国自然歩道は4月23日以来の2か月ぶりだ。福岡からはずいぶん離れてしまっているので、週末のみのトレッキングは難しい。
市街地の舗装路を北に進み、7:00に湊町交差点から狭い道に右折して進む。
1kmほどまっすぐに進み、国道179号線に突き当たるところで小さなトンネルを抜けて天神川沿いの道に出る。
7:35に大原橋で天神川を越えて、県道21号線を左折するが、すぐに右折して大原集落のトマトのビニールハウスの中を進む。
小高い丘を越えて上余土集落の中で右折して山手の道に進む。人家と水田が点在した心地よい舗装路。南に並行した舗装路があり、地図上には中国自然歩道の表記が見えるが、指導標はこちらの北の道にある。どうもこちらが正解のようだ。
8:07に栗尾集落に到着。ここで南からの道と合流。ここの指導標で北の道が正解と再確認。集落の石垣に腰掛けてパンの朝食。ついでに昼の忌避剤を丁寧に噴霧。天気予報では晴れだったのだが、雲が低く、今にも雨が降り出しそう。
林道栗尾線を進む。人家はなくなる。背の高いスギに囲まれた暗い舗装路。路面が濡れている。自動車の交通はなく、調子よく高度を稼ぐ。
ヘアピンカーブを通過した先でGPSを確認すると200mほど誤って進んでいる。戻ってみると、ヘアピンカーブのところで山道に進むよう。先行するたかはしさんのGPSデータがあったので気がついたが、指導標もなく、ここは迷いどころ。
8:43から山道に進むが、整備状況は悪い。稜線で左に折れて進む。先行者のGPS情報がないとこうは進めないだろう。薮漕ぎ、腰まであるような羊歯、倒木を越え、ぬかるみに足を取られて、ようやく30分ほどで鼻達(はなだて)地蔵で舗装路にたどり着いた。ここでホッと一息。
ここからは羽衣石(うえし)集落に向かってしばらく舗装路を進む。右折の指導標があったが、100mほど先に進んで鮎返りの滝を見物。
引き返してわずかに山道を進んで羽衣石集落をショートカット。200mほど進んだ羽衣石城登山口に9:40に到着。ここで小休止。
登山口からはしばらく舗装路が続く。10:00に駐車場と休憩所のある広場に到着。ここからは登山道。よく整備された道を上り10:25に羽衣石城に到着。天守が建てられているが、施錠してあり見学できない。残念。城の北面は開けており、倉吉市街、東郷池とはわい温泉がよく見える。
眺望を楽しんだのちに東に山を下り始めるが、取り付きが分かりにくい。草をかき分けたら道が見えてきた。少し降った先は快適な稜線の道となる。ササの道だが、しばらく前に草刈りをしてあるようで、歩きやすい。
11:27に標高518mの三角点を通過。この先は木段がしばらく続いていたが、しだいに道が荒れ始めた。沢の中を下る。苔のついた石が濡れて滑りやすい。靴を泥だらけにしながら12:11に十万寺集落で舗装路に合流。
ここからは舗装路が続くと思い込んでいたら、すぐに藪の中に指導標が出てきた。ところが藪をかき分けても道がない。指導標の所から100%の藪に突入したのだが、どうも一つ手前の谷に進んでいるよう。
一度引き返して、先行するたかはしさんのGPSデータを参考にして、藪をよく観察して再突入。休耕田のぬかるみに足を取られながら50mほど進んだら踏み固められた道が出てきた。標高差50mほどの峠を越えると谷沿いの沢の中を進む道となった。
荒れ放題の道だが、地籍調査の杭がところどころに立っており、これがいい方向指示になっている。倒木が多く、半ば沢歩き。13:00に林道にたどり着いた時は靴ばずぶ濡れだった。
13:10に山田神社にお参りした後に、山田集落を通り抜けて三徳(みとく)川に出た。
今日の目標地の三朝温泉はこのわずかに上流。川沿いの芝生の道をのんびり歩く。かじか橋の下をくぐると、橋の中央の足湯を楽しむご婦人が数名。
13:39に三朝温泉中心の三朝橋に着いて、河原を眺めると、白昼から衆人注視の河原湯に浸かっている男性が3名。せっかくここまで歩いたのだ。ここは一緒にお風呂に入らせてもらおう。ザックを下ろして、本日はここで行動終了。
2023年6月24日 中国自然歩道80日目(通算249日) 鳥取県倉吉市倉吉市役所〜東伯郡三朝町三朝温泉 曇り 24/18℃ 行動距離19.2km 行動時間6:47 獲得高度952m 33624歩 行動中飲水量700ml