本日の自然歩道トレッキングは、中国自然歩道の大山寺からの再開。金曜日の夜に前泊した米子を7:20のバスで出発し、8:15に大山寺に到着。8:20に行動を開始した。
豪円山、中の原スキー場、上の原スキー場と、ゲレンデの中の舗装路を歩く。天気は快晴。蒼空に大山の峰々が映える。先々週に比べると山頂付近の雪はかなり減っている。
東端の大山国際スキー場からは、舗装路を外れてゲレンデ内の草地を進む。この辺りは指導標が見つからず、自然歩道の取り付きを探すことになる。
ほどなくスキー場を抜けて舗装路を歩く。一つ二つとカーブを曲がりながら高度を下げていく。9:05に川床(かわどこ)の登山口から山道に進む。
しばらく下って阿弥陀川の清流を川床木地屋橋で越える。この先は傾斜のきつい上りとなる。足下はササ、植生はブナ。美しい森だ。
9:44に分岐となり、右の一向平(いっこうがなる)に進路をとる。ときおり石畳が現れる整備状況の良い道が続く。10:02に香取への分岐を通過。標高1000mのブナの森が続く。谷間には雪が残っている。
10:50に大休峠の避難小屋に到着。10畳ぐらいの板の間のある清潔な小屋だった。外のベンチで正面に野田ケ山(のだがせん)を眺めながら小休止。温度計は6℃を指していた。
11:05に行動再開。木々の間から雪の残った大山が見える。その左は烏が山か?
標高800mを下回ったあたりから、植生がブナからスギに変わる。人の手が入り始めた。山道の真ん中にゴロリと大きな倒木。上に巻いて通過。
12:16に不動滝を上から眺めた後、12:26に大山滝を展望台から眺める。日本の滝百選のひとつの名瀑なのだが、遠くから見るせいか少し迫力に欠ける。展望台で一緒になった広島からという男性も同じ意見のよう。
この先で鮎返しの滝に寄り道。坂を上って復帰したところでさきほどの男性と再見。これはシロバナニシキコロモ、これはヤマルリと写真を撮りながら教えてくれる。
13:04に大山滝吊橋を渡り終えたところで、林道を進む男性と分かれる。中国自然歩道は石の階段を登った先でさらに金属製の階段。かなりの急傾斜。
傾斜地を上りつめたあとは、これ以上はないほどの天国のような高原林道。ブナに囲まれた整地の良い幅2mほどの緩い下り。
こんな道をもっと歩きたいと思ったが、13:27に一向平に到着してしまった。ここはキャンプ場兼サウナ。自販機はなさそう。トイレ、水場あり。
休まずに先に進む。ここからは1km以上続く真っ直ぐな舗装路。地形を見ると牧場として開拓されたようだが、牧草はほんのわずか植えられているだけ。家畜の声は聞こえてくる。
14:05に突き当たりの県道を右折して進む。しばらく上ったところにあるはずの地蔵峠の取り付きを探すが、なかなか見つからない。GPSでここだろうと特定したところには、法面の切れ目があるが、その先は完全な薮。指導標はない。前後を歩いて探すが、選択肢は法面の切れ目のみ。
意を決して、Tシャツの上に上着を着け、ファスナーを一番上まで上げて藪に突入した。悪戦苦闘の末、30分ほどで地蔵峠に到着。峠から先は道が付いていたが、全般に整備状況は悪い。藪の茂る夏場は舗装路を迂回した方が良さそうだ。
峠ではパンの昼食。息を整えてから行動再開。峠を越えたらすぐに舗装路に出る。次いで右折して、15:20に野添に到着。小さな集落。小さな橋を渡って、野添川右岸の舗装路を進む。
15:37に左岸の舗装路と合流し、しばらく川沿いの道を進む。自動車はほとんど通らない。川は澄んで美しい。
16:11に山守(やまもり)発電所を通過。橋を渡って、村前集落を通過し、16:42県道45号線に合流。ここは交通量の多い道路。
16:48に堀橋の手前から県道を左に離れて陽中(ひななか)集落、ゴルフ場と進む。途中に木の実の里の休憩施設を横目で見ながら、二車線の道路をひたすら歩く。
17:36に本日の目標地の大山池キャンプ場に到着。すでにキャンプサイトには色とりどりのテントが設営されている。スペースはあるかな?
2023年4月22日 中国自然歩道78日目(通算243日) 鳥取県西伯郡大山町大山寺〜倉吉市関金町泰久寺大山池 晴れ 10/6℃ 行動距離27.3km 行動時間9:14 獲得高度1065m 53146歩 行動中飲水量700ml
往路交通:
博多19:30新幹線のぞみ270号-岡山21:12/21:20やくも29号-米子23:32 米子前泊