とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

すきま散歩 能古島

 本日は博多湾の真ん中に浮かぶ能古島をグルリと歩いてみることにした。

 姪浜能古島船場に9:00に到着。能古島までは3kmほどと、ごく近い。渡船場から眺めると、頑張れば泳いで渡れそうに見える。

防波堤の先端から飛び込めばすぐに着きそう

レインボーのこに乗船

 9:15発の能古島渡船は音もなく出発。銅鑼が鳴るとか、蛍の光が流れるとか、そんな演出はない。船首、船尾の写真を撮るために船室を出入りしていたら、9:25に能古島に着いてしまった。

航跡は姪浜から一直線

もう正面に能古島

フェリーを下りてターミナルに

 9:32に能古旅客待合所から左回りに歩き始める。海の向こうには福岡の市街地。その向こうには脊振山系。標高1000m近い背振の山々にはうっすらと雪化粧が見える。

能古旅客待合所から行動開始

城ノ浦を北に

福岡市街が影絵のよう

背振山系は雪化粧

センニンソウ

北浦の町並みを抜ける

 北浦町を抜けたあとは海岸を離れて高度を上げていく。道路脇には甘夏がもう大きな実をぶら下げている。

能古島は甘夏が名産

すでに大きな実を付けている

 10:10に能古島キャンプ場を通過。海岸のキャンプ場は椰子の木に囲まれて、今なお南国気分。

能古島キャンプ場周辺は南国気分

 10:30に能古島の北端に着いた。せっかくなので害獣防止フェンスを抜けて也良岬(やらのさき)まで下りてみた。正面には志賀島。人のいない漁船が浮かんでいるのがちょっと気になる。周りに人影はない。投錨してあるので、事件性はないと思うが。

志賀島との間を壱岐からのジェットフォイルが走り抜ける

標高100mほどの能古島北端から海岸まで下りてみる

甘夏の畑を抜ける

也良岬の正面には金印の見つかった志賀島

ぼつねんと主人のいない船

 再び周回路に戻る。万葉集の歌碑が建っている。ここ能古島は防人の島だった。

「沖つ鳥鴨とふ船の帰り来ば 也良の防人早く告げこそ」は山上憶良の作という説も

 11:00に能古島アイランドパーク入口に到着。中には入らず、牧の神公園でしばらく休憩。レモンティーでのどを潤す。

能古島アイランドパーク

牧の神公園

牧之神神社

ここで小休止

 11:20に行動を再開。自動車の通行が禁じられた西海岸の狭い道を進む。標高70~100mほどの位置を進んでいるが、残念ながら樹木が茂って眺望はない。漁船のエンジン音が盛んに聞こえてくる。きっとこのあたりは好漁場なんだろう。

西海岸の狭い道に進む

あまり人は歩いていないよう

糸島半島がチラリと見えた

 12:10に周回路から右に下って海岸への道に進む。地図には実線が表示され、かつては道があったようだが、残念ながらすぐに踏み跡が途絶えて、ノイバラの茂る藪に変わる。しばらくトゲと格闘しながら薮漕ぎ。

なるべく外周近くを進むためここから海岸に向かう

実線で書かれた道は藪と化していた

 ほどなく人の歩ける道に復帰でき、海岸にたどり着いた。能古島の南端には遊歩道を整備している最中のよう。行けるところまで行ってみようと、歩道の西端まで行って引き返してきた。

なんとか海岸にたどり着いた

歩道の西端まで行ってみた

 能古島南端の砂浜を歩いて12:35に西町を通過。13:00発のフェリーには間に合いそうだが、もう少しこの島に居たくなった。フェリーが出るのを見送ってから、能古旅客待合所で行動終了。名物の能古島バーガーのランチとした。

南端の砂浜を歩く

バス停は龍の宮

牡蠣の養殖も盛んなよう

残念ながら能古博物館は冬季休館中

13:00発のフェリーをお見送り

ここでゴール

昼食には能古島バーガーと塩サイダー

14:00のフェリーに乗船

居心地の良い島だった

2023年12月24日すきま散歩 能古島 曇り 10/2℃ 行動距離10.9km 行動時間3:30 獲得高度367m 18057歩 行動中飲水量200ml

往路交通:姪浜船場9:15-能古島船場9:15

復路交通:能古島船場14:00-姪浜船場14:10