本日は博多湾の真ん中に浮かぶ能古島をグルリと歩いてみることにした。
姪浜の能古島渡船場に9:00に到着。能古島までは3kmほどと、ごく近い。渡船場から眺めると、頑張れば泳いで渡れそうに見える。
9:15発の能古島渡船は音もなく出発。銅鑼が鳴るとか、蛍の光が流れるとか、そんな演出はない。船首、船尾の写真を撮るために船室を出入りしていたら、9:25に能古島に着いてしまった。
9:32に能古旅客待合所から左回りに歩き始める。海の向こうには福岡の市街地。その向こうには脊振山系。標高1000m近い背振の山々にはうっすらと雪化粧が見える。
北浦町を抜けたあとは海岸を離れて高度を上げていく。道路脇には甘夏がもう大きな実をぶら下げている。
10:10に能古島キャンプ場を通過。海岸のキャンプ場は椰子の木に囲まれて、今なお南国気分。
10:30に能古島の北端に着いた。せっかくなので害獣防止フェンスを抜けて也良岬(やらのさき)まで下りてみた。正面には志賀島。人のいない漁船が浮かんでいるのがちょっと気になる。周りに人影はない。投錨してあるので、事件性はないと思うが。
再び周回路に戻る。万葉集の歌碑が建っている。ここ能古島は防人の島だった。
11:00に能古島アイランドパーク入口に到着。中には入らず、牧の神公園でしばらく休憩。レモンティーでのどを潤す。
11:20に行動を再開。自動車の通行が禁じられた西海岸の狭い道を進む。標高70~100mほどの位置を進んでいるが、残念ながら樹木が茂って眺望はない。漁船のエンジン音が盛んに聞こえてくる。きっとこのあたりは好漁場なんだろう。
12:10に周回路から右に下って海岸への道に進む。地図には実線が表示され、かつては道があったようだが、残念ながらすぐに踏み跡が途絶えて、ノイバラの茂る藪に変わる。しばらくトゲと格闘しながら薮漕ぎ。
ほどなく人の歩ける道に復帰でき、海岸にたどり着いた。能古島の南端には遊歩道を整備している最中のよう。行けるところまで行ってみようと、歩道の西端まで行って引き返してきた。
能古島南端の砂浜を歩いて12:35に西町を通過。13:00発のフェリーには間に合いそうだが、もう少しこの島に居たくなった。フェリーが出るのを見送ってから、能古旅客待合所で行動終了。名物の能古島バーガーのランチとした。
2023年12月24日すきま散歩 能古島 曇り 10/2℃ 行動距離10.9km 行動時間3:30 獲得高度367m 18057歩 行動中飲水量200ml