昨夜は二丈にテント泊。夜中に藪をかき分ける音が聞こえ、周囲をイノシシがうろついているようだったが、整地されたところにテントを設置できて快適だった。今朝方の最低気温は16度ほど。夏用シュラフでは少し寒いぐらいだった。明るくなってからテントを撤収し、ランチパック卵サンドの朝食を済ませ、7:00に行動開始。
二丈岳頂上までのルートは良く整備された山道。地元の愛好会が、下草刈りや標識の整備をしてくれている。ほぼ直登のコースで、勾配がきつい。8:44に標高711mの二丈岳の頂上に到着。二丈岳には10回以上登っているが、いい山だ。頂上にはかつて二條城があったとのことで、周囲の木々が伐採されており、眺望が素晴らしい。
北を向くと、針葉樹の緑が落ち込む先に玄海の碧い海が拡がり、姫島が円錐形の姿を主張している。右手には糸島半島の全景。さらに右には福岡の市街地が見える。左には唐津の海のシンボルの高島と虹ノ松原が見える。南を向けば佐賀県との間を境する背振山系の山々が連なる。標準時を送信する羽金山の垂直に伸びたアンテナも見える。
晴れてはいるが、黄砂が飛来しているのか、空全体に霞がかかったように見える。みかんを食べて小休止。二丈岳からは南に下りはじめるが、少し回り道をして、木の香ランドというキャンプ場を経由することとする。木の香ランドはキャンプグラウンドのほかに、木製キャビンなどがあり、快適に過ごせそう。すでに家族連れがバーベキューの準備などしている。ここには給水施設があるはずであるが、ロックがかかっていた。自販機等はなし。
木の香ランドを通過して100mほどの登山口から女岳に向かって上り始める。女岳の登山道も直登コース。12kgの装備が肩に食い込む。
10:40に標高748mの女岳頂上に到着。頂上は木が伐採されていないため、眺望があまりない。ここで飲料水とSoy Joyストロベリー味、イカせんべい、みかんの昼食とした。女岳から浮嶽に向かって下ると舗装道路に出る。北に30mほど進むと浮嶽の登山口方向に分岐し、舗装道路わきから浮嶽登山道に入る。この入り口は少しわかりにくい。11:28から登山道を上り始め、12:17に大岩展望台に到着。
ここは浮嶽の頂上近くの飛び出た岩で眺望は最高に良いが、岩が3つに割れている。いつか崩落しそうな様相を呈しているので、恐る恐る岩の上に登って写真撮影。さらに15分ほど登り、12:35に標高805mの浮嶽頂上に到着。
ここには浮嶽神社があり、境内に当たるところは掃き清められて整備されている。掃き目が残っていることから、神主さんか氏子さんが定期的に手入れをしているよう。頂上付近は神域のためか、伐採されておらず、眺望はあまりない。浮嶽から西に下山し、白木峠には13:51に到着。ここで、旧道に進むか十坊山に進むか迷ったが、時間もあるので、十坊山に進む。30分ほどで頂上に到着。
十坊山は頂上に大石のある特徴的な頂上。標高535mの手頃な山のため、こども連れで頂上は賑わっている。唐津から福岡まで眺望が良い。50分ほどかけて下山し、15:45にまむしの湯に到着。
まむしの湯は、露天風呂、サウナもあり、施設が充実している。糸島の山行の後には、たいてい立ち寄るお気に入りの施設。ここではゆっくり湯につかり、海鮮丼の夕食をとった。
マムシの湯から福吉まで1.5kmを歩き、福吉駅18:06の筑肥線で福岡への帰途についた。
2019年10月14日 二丈岳～女岳～浮嶽～十坊山縦走 晴れ 気温23/16 二丈7:00～福吉18:00 距離23.19km 行動時間7:21 平均速度3.15km/h
