娘からのリクエストで、食欲ソソル系のものが食べたいとのことで思いついたのが豚キムチ。これはソソル系の中でもど真ん中を行く。娘は最近、怖くて体重計に乗らないようにしていると言っていたが大丈夫か?と思いつつ準備をすることとした。
2020年5月18日(月)夕食
豚キムチ、サラダ(レタス、マッシュルーム、ローストビーフ、ワカメ、トマト)、もずく
豚キムチの作り方
材料:豚肉(薄切り)200g、キムチ200g、塩5g、片栗粉5g、ニンニク1片、ショウガ(チューブ入り)30mm、ゴマ油5ml
1. 豚肉にはあらかじめ塩(今回は塩コショウの混合調味料)を軽く振って、味付けのために混和しておく。この工程は必須ではない。
2. 豚肉にはさらに片栗粉を薄ーくまぶして混和しておく。これは豚肉の表面に不溶性の膜を形成して、豚肉から出るうまみ成分の溶出をブロックするための技術である。この工程も必須ではないが、上級者っぽく振る舞うために敢えてやってみた。
3. フライパンを加熱する。加熱したフライパンにはゴマ油を一回し滴下し、スライスしたニンニクを投入する。さらに、ショウガ(チューブ入り)を30mm追加する。
実を言うとゴマ油は香ばしくて食欲をそそるが、これから投入する食材の匂いと味でほぼその効果はなくなってしまうので、サラダ油でもかまわないのではないかと思いながら使用している。
ニンニクとショウガについても同様に、忘れたとしても私ごときの舌では判別ができないのではないかと思いつつ、ルーチンにニンニクとショウガを使用している。
4. ドーンとキムチを投入して加熱開始。
5. ザーッと豚肉を投入して加熱開始。
6. 豚肉に火が通ったら、フライパンの縁から醤油をわずかに滴下して香りを付けて出来上がり。この工程も必須ではない。
この日の夕食は、モズクとサラダというヘルシーなサイドディッシュであったが、ソソル系の豚キムチを組み合わせたおかげで、ご飯を4回おかわりする羽目になってしまった。
最後の1杯で試行した最高の食べ方をご紹介しよう。それは、白ご飯のうえに豚キムチを乗せ、さらにそのうえに温泉卵を乗せて、軽くかき混ぜて食べるのである。これは危険な食べ物である。温泉卵のトローリとした黄身と豚キムチの刺激のある味が口の中で渾然一体となって堪らない。もう一杯おかわりしようかと思ったが、これ以上は危険だと、どうにか思い止まった。
もう一度調理過程を振り返ってみると、必須の作業工程は、3.のフライパンを加熱して油を滴下、4.のキムチを加熱する、5.の豚肉を加熱する、の3ステップのみ。たった5分でできる超簡単な料理で、ご飯5杯はいけてしまうソソル系の中でも最上位に位置する危険な料理である。