とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

国東半島峯道4日目 夷谷〜千燈寺~岩戸寺~大聖寺〜来浦

 本日は夷耶馬農村公園から6:55に行動開始。まずは霊仙寺にお参り。ちょうど7時の鐘の時間のようで、住職さんから「撞いてみる?」と一言。両手を合わせてから一撞きさせていただいた。余韻が心地よかった。

夷耶馬農村公園からスタート

霊仙寺三門楼閣で鐘を撞かせてもらった

霊仙寺本堂

 次いで、実相院、六所神社とお参り。

実相院

六所神社

 7:21から後野越入口より山道に入る。蜘蛛の巣がひどく、トレッキングポールで払いながら進むが、それでもときおり顔面に蜘蛛の巣がへばりつく。

道路におかれていた2条刈りコンバイン


 ゴロゴロ石の道で踏み跡は見えない。ロープやピンクテープを頼りに上って行く。

 8:00に後野越に到着。ここからはプチ藪。トレッキングポールで草を払いながら進む。コースは割石という30cmほどの岩の割れ目に進むように誘導するが、そこもプチ藪。それ以上に岩の割れ目にザックが挟まって動けなくなるという大惨事になりそう。ドキドキしたが、エイヤと勢いをつけて通過した。

この岩の割れ目に入っていって出られなくなったらどうしよう

ザックをガリガリさせながらなんとか通過

 この先はやや荒れた斜面だが、ミツマタ群生地のよう。舗装路を横切ってもなおミツマタが続く。ただし黄色い花のミツマタはひたすら地味な存在。早春のシーズンに来ないと有り難みはない。

ミツマタ群生地

 荒れ道を抜けて、826に西方寺の里に出た。指導標はYAMAPのコースと異なり集落の反対側に誘導する。本日のコースは先行者の情報がないため、いささか心配になる。

先行者の情報がないため指導標を探しながら恐る恐る進む

 8:40から再び登山道に入る。ここもやや荒れ状態。いったん舗装路に出て、9:09に大藤岩屋上り口から山道に入る。グイグイ上って、最後はハシゴ。931に岩窟の中に建てられた阿弥陀堂に到着。

再び登山道に進む

プチ荒れ道

坂を上り詰めるとハシゴが現れる

阿弥陀堂

 阿弥陀堂からは岩を伝って阿弥陀越。ここから下って10:00に大不動岩屋に到着。この大きな岩窟も見ものだが、圧巻は振り返った景色。いくつも聳え立つ凝灰岩の尖塔。ここは日本のカッパドキア

岩に不穏な巣があるが飛び回っている成虫はいない

阿弥陀越からの眺め

大不動岩屋

大きな岩窟だ

振り返った景色が圧巻

 山道を下って、10:10に舗装路に合流。10:25に尻付岩屋から県道31号線に合流した。しばらく県道を歩いて、10:48に千燈寺にお参り。この先に自販機を見つけ水分補給。助かった。

尻付岩屋

県道を進む

千燈寺

千燈寺本堂

千燈寺の先には自販機

 千燈寺の道を挟んだ反対側の龍神社にもお参りし、伊美川を不動橋で渡って川向こうに進む。正面には千燈岳が聳える。

龍神

伊美川を渡る

千燈岳

 渡った先で右に曲がり、旧千燈寺跡に向かって舗装路を歩く。西行戻しから再び山道に。踏み跡はしっかりついており、歩きやすい。

 石畳の道に進んで、11:27に奥の院跡。

千燈寺奥の院

六所権現

五輪塔

 1155に不動茶屋に到着。かつてカフェとして使われていたような立派な建物だが、管理人はいない。なんだかもったいない。

不動茶屋

 この先は木段で50mほど高度を上げたのち、次の目標の岩戸寺に向かって岩場を下り始めた。ここで思いも掛けずアントニー・ゴームリーのアナザータイムXXというオブジェを発見。YAMAPで皆さんの言っていたゴームリーさんに会うというのはこのことかと得心。

しばらく木段を上がる

岩戸寺に向かう道を下り始めると、なにやら、、、

ゴームリーさん

 ゴームリーさんの先は鎖場。その先はプチ荒れコースだが、ピンクテープを見ながら進む。

 舗装路に出て、12:37に峠を通過したら、このまま岩戸寺に下るかと思ったら、また上り。次の峠には休憩小屋が建っていたが、蜘蛛の巣がひどかった。

休憩所はある

 13:00にようやく岩戸寺に到着。ここから10km近く先のバス停への到着時間が気になってきた。13:14に県道544号線に出て、北東に真っ直ぐ進む。

岩戸寺に到着して石段を登る

立派な三門

端正な本堂

ここがトレイルコースK2の起点

バス停もあるが、、、

週末のバス便はない

県道544号線をひたすら歩く

 指導標に従って県道を離れて、集落の中の道に進む。民家に挟まれた、草の伸びた、軒先をかすめるようなコースで、台所の窓から見えた女性から睨まれてしまった。13:37に猿坊観音、13:54に大聖寺に手を合わせる。

猿坊観音

キヌガサタケかな?

大聖寺三門

大聖寺本堂

 県道に戻って、14:06に旧大聖寺跡に立ち寄ってトレイル離脱。

県道544号線を少し進んだ右手に旧大聖寺の跡

 ここからバス停まで4km。県道をひたすら歩く。14:20に来浦小学校前を通過して、14:47に来浦日平バス停で行動終了。14:56のバスで帰途に着いた。間に合ってよかった。

あとは炎天下の舗装路を歩くのみ

八坂神社

来浦小学校跡

ここに自販機

来浦日平バス停に到着

終点の伊美で乗り継ぎ

宇佐駅の正面の山にはUSAの文字

4日間で国東半島をこれだけ歩くことができた

2023年9月24日 国東半島峯道4日目 夷谷〜千燈寺~岩戸寺~大聖寺〜来浦 曇り 28/19℃ 行動距離18.9km 行動時間7:50 獲得高度876m 32873歩

復路交通: 来浦日平14:56大分北部交通バス-伊美15:14/16:00-宇佐17:05/17:49ソニック48号-博多19:28