とりあえず、歩くか。晴れた日は星空の下で寝るのもいい。

週末の九州自然歩道のトレッキングや日常の雑感です。英語版のトレッキングログもこちら https://nayutakun.hatenadiary.com/  で公開しています。

おうちで食べよう その8 ピザ

 今回のおうちで食べようはピザ。2020年4月19日の夕食もピザだったが、手持ちのレパートリーが尽きてきたため、そろそろ2周目に入ってきた。ピザは時間のないときの料理の選択肢の上位に入る。簡単で、失敗がなく、美味しく、野菜が摂取できる。自分も作ってみたいから作業工程を知りたいというリクエストがあったので、市販のクラストを使った簡単ピザ作製の手順を書いておこう。

2020年5月7日(水)夕食

ピザ、サラダ(レタス、トマト、ワカメ)

 用意した具材は、ベーコン、生ハム、マッシュルーム、タマネギ、アスパラガス、コーン。ベーコンはブロックを10mm角に切っておく。生ハムはスライスを4枚使用。マッシュルームは3個分をスライス。タマネギは1/2の新タマネギを薄くスライスしておく・アスパラガスは2本を30mmの長さで切りそろえておく。コーンは今回は缶入りのものを使用。

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 使用するピザクラストはスーパーマーケットに置いてあったミラノ風ピザクラストの直径21cmのもの。個人的にはナポリ風の厚めでもっちりしたタイプのクラストが好きだが、今回入手できたのはこれだけだった。

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 ピザクラストに市販のピザソースをグルリと塗布。推奨使用量は好きなだけ。細かいことは気にしない。

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 あとは好きな具材を好きなだけ載せて、チーズをのせて焼くだけであるが、未経験者には何らかの指針がないと困るだろう。加熱系の料理の基本は、完成時にすべての材料に、その材料を美味しく摂食するために必要な熱エネルギーが適切に付与される事だと述べたのを覚えているであろうか?(おうちで食べよう その3 2020年5月1日投稿)この回では焼きそばの作製法について記述したが、完成時に必要な熱エネルギーが適切に付与されるという原則を守るために、中華鍋に投入する材料は、より加熱を要するものを先に、という手順を考慮すべしというのが要点となる。

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中華鍋への投入時間と具材の必要加熱量との関係

 ピザの場合も加熱系の料理であるため、材料に必要な熱エネルギー付与の原則に則って調理を行うが、中華鍋使用の料理と大きく異なるのは、すべての食材の加熱時間が原則として同じになることである。いったん具材を乗せたピザが加熱調理器具の中に投入されたならば、クラストの上のすべての具材は、同一時間、加熱工程にさらされることとなる。

 それではビザの場合は、どのようにして食材に付与される熱エネルギーの量を調節すると考えたらよいか、図を見てみよう。

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ピザの内部構造と熱エネルギー源との関係

 現在私が使用しているオーブンは、上方にのみ熱エネルギー照射点を有する機材である。安物なのである。熱エネルギーは上方に置かれた具材に吸収されるため、下方の具材に到達する熱エネルギーは少なくなる。故に、このような加熱調理機材を使用している際は、最初に加熱をあまり必要としない具材を乗せ、上方により加熱を要する具材を配置すればよいと考えればよいわけである。ただし、下方からも加熱可能な機材を所有している場合や、そもそも200~300℃ぐらいしか加熱できないオーブンではなくピザ釜がある場合には、これとは異なる条件となると思われる。

 それでは具材配置の例を挙げると、ピザソースを広げたクラストの上に、最初に生でも美味しいマッシュルームをのせる。

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 次いで、これまた通常は生のまま食べるコーンをのせる。

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 その次に文字どおり生でも美味しい生ハムをのせる。

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 加熱した方が美味しくなるスライスタマネギをそろそろのせる。

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 カリッとした食感を味わいたいベーコンをのせる。

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 ちょこっと焦げたのが美味しいアスパラガス。

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 最後に思いっきりチーズをのせる。

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 チーズの表面がこんがり焼けたのを食べるだけである。

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