昨夜はテントを打つ雨音で目が覚めた。幸い朝には止んでいる。テントを出ると、通りかかった散歩の女性から寒くはなかったかと心配された。
フリースを着てちょうどよいほど。6:30に撤収を開始。フライシートがビチョビチョで、ザックの中が湿ってしまう。7:06に行動を開始した。四方を山に囲まれた盆地の西市には、霧が立ち込めている。
西市の市街地を抜ける。市街地はまだ静かだ。木屋川を渡り、殿敷の住宅地を進む。殿様屋敷跡で殿敷だと、解説する札が建っていた。
7:46に国道435号線の高架をくぐり、中畑集落に出た。EADASの示すコースに従い、民家の前から右折して防護柵の中に進む。10年以上前の先行者のレポートでは、あまりの荒れ方に県道を進むことを勧めていたが、とりあえず行ってみた。やはりかなりの荒れかたで、足元のぬかるんでいるところもある。シカが多い。しかも我が物顔で歩いている。目が合うとようやく逃げて行く。
8:12に添ヶ迫橋を通過し、再び民家の庭先を通過して害獣防護柵をくぐる。厳重にロープが巻き付けてあるところ見るとかなりの被害があるのだろう。ここから先もなかなかの難コース。8:34に防護柵の中から脱出した。
8:54に大河内集落に向かって木屋川を渡る橋を越えた。鉄板でできた橋で、錆びて穴が開いていた。
橋を渡った後は、県道34号線歩き。交通量は多い。歩道はなく、コースはすぐに市街地の中の道に左折してホッとした。
9:13に大河内公民館前で朝食とした。立派な銀杏が立っている。銀杏の木の下でお湯を沸かして、コーヒーを淹れた。美味い。朝はやっぱりコーヒーだ。
9:40から行動再開。しばらく歩道のない県道を歩き、豊田湖に向かう。10:21に豊田湖に架かる荒川橋を渡る。ここは豊田湖が一望できるビューポイント。
橋を渡ったところの石柱渓口バス停から右折して県道38号線に進む。白根川に沿って上流に向かう。途中の橋から眺めると、紅葉の混じった山が湖面に映って美しい。
下台、中台と、のんびりと交通量の少ない県道38号線を歩く。上台から県道268号線に進んで、11:08に石柱渓入り口に到着した。
石柱渓は柱状節理を特徴とした渓谷で、いくつもの滝が続く。上流に生活域があるためか、水はやや濁っている。
11:53に石柱渓の終点にたどり着いてまっすぐ伸びるはずのコースを探すが、ひどい藪のうえに、橋が落ちており先に進めない。やむなく県道38号線に進む。100m先を左折して山道に進んだ。すぐに左に中国自然歩道の道標が出てきた。
12:12に大堤北の分岐を右折して、地図の上では新美祢カントリークラブとなっている道を進む。大きな池があるなと思ったら、一面に立ち並ぶソーラーパネルだった。ゴルフ場はメガソーラー発電所に変わり果てていた。
12:41に県道267号線に合流。峠を下っていくと厚狭(あさ)川と美祢(みね)線が見えてきた。於福(おふく)の市街地を歩き、13:26に厚狭川にかかる西寺橋を渡り、ここで中国自然歩道分岐から離れて国道316号線を南に進む。
14:00に道の駅おふくに到着して行動終了。昼食はシカ肉のロース丼。美味い。今日はシカが主役だった。
2021年10月31日 中国自然歩道4日目 山口県下関市豊田町西市〜美祢市於福 曇り 21/12℃ 行動距離21.4km 行動時間6:48 33528歩
復路交通:於福15:47美祢線-厚狭16:25/16:46山陽本線-下関17:19/17:23山陽本線・鹿児島本線-小倉17:38 /17:42鹿児島本線-博多19:04